宮崎神青ブログ - 最新エントリー

初夏の便り

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神社からのお知らせ
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office 2014-6-8 8:33

宮崎県も6月2日に梅雨入りし、ジメジメとした日が続いておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか???

 

日南市より初夏の便りが届いております。

 

五百禩神社(日南市鎮座)の境内の花菖蒲が見頃です!

 

 

逆さ富士ならぬ逆さご社殿!

 

お出かけの際に、是非お参りされてはいかがでしょうか・・・

五百禩神社についてはこちら

教えて神主さん!⑰~大祓~

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教えて神主さん!
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office 2014-6-4 16:05

多くの神社では6月30日と12月31日に行われる神事で、「おおはらい」と読みます。
 

大祓とは日々知らず知らずのうちに犯し、また他より受けた種々の罪穢を半年毎に心身を

清浄化し、生活の安定と発展を祈るものであります。

我が国上代より行われており、これが今日宮中を始め神社で行われてる大祓式に制定

されたのは、大宝元年の頃からで6月、12月の晦日に行うことが定められました。

 

我が国では大昔より浄明正直を生活の基本として、代々受け継いできました。

そこでは「祓」が 最も大事な行事とされており、古くから大祓として夏と冬の年2回それぞれ

行われる習わしとなっています。

 

特に夏越の大祓は「陰湿生ずる時なれば病を恐る」と云うように 今日のような医療の術も

なかった上代においては、、疾病の如きはすべて心身の穢から生ずるものと信じられ、

祓を修し禍を除く為に大祓の行事が民間でも盛んになったと考えられます。

 

 

また夏越大祓でよく目にするのが、茅の輪と云う茅(かや)で奉製した祓具をくぐる

「茅の輪くぐり神事」です。


 

「みな月の夏越の祓いする人は千歳の命のぶと云うなり」

と、唱えながら左右左と3回廻り最後に正面に整列して拝礼し無病息災を祈ります。

茅輪の起源は釈日本紀の備後風土記逸文に、神代の昔、武塔天神が蘇民将来に

「若し天下に悪疫が流行した際には、ちがやを以て輪を作り、これを腰につけておけば

免れるであろう」という故事に基づいたものであります。

参列者はこの茅を持ち帰り家々の門口にさし、魔除とする人も多数おられます。

 

神社の大前に於いて祓い清めて、清々しい生命力を復活させるこの神事は、誠に意義

深いものであります。

是非ご参列いただき、残りの半年も清々しくお過ごしになられますようお祈り致します。

 

夏越の大祓のご案内

期日 6月30日

○宮崎市 ・宮崎神宮 午後5時

○延岡市 ・今山八幡宮 午後5時  ・春日神社  午後6時30分

○日南市 ・鵜戸神宮  午後4時

○都城市 ・神柱宮 午後3時

○高原町 ・狭野神社 午後3時

○都農町 ・都農神社 午後3時

※上記以外の神社でも斎行されているかと思います。

お近くの神社にお問い合わせ下さい。

 

弥栄!

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会員近況
執筆 : 
office 2014-6-2 11:18

去る5月25日、神宮会館にて当会会長が結婚披露宴が行われました。

おそらく任期中にご結婚されたのは、当会始まって以来ではないでしょうか!?

神主の正服でのご入場でした。

「入場曲は雅楽の生演奏がいい!」との会長たっての希望があり、神前での演奏する

のとは違い、人前はかなり緊張してまうので嫌々ながらもその夢を叶えるべくお手伝いを

させていただきました・・・

 

よいしょ~!

 

お色直し!神主さんもタキシード着るんですよ!

 

「武ちゃん♡あ~ん♡♡♡」

 

会場には地元氏子総代、県内各地より多くの神主さんがお見えになられていました。

 

2,3,4次会と宴は深夜まで続きました・・・

 

武ちゃんに・・・あっ・・・会長におかれましては、

昨年に当会会長就任。

それに伴い神道青年九州地区協議会理事就任。

中村神社宮司就任。

さらに今回のご結婚。

そしていずれは父となる・・・

誰の目にも明らかな人生の大きな節目をお迎えになられました。

 

一会員として少し薄くなられた毛髪を心配しつつ、精一杯会長を支えていきたいと思います。

 

お二人の末永いお幸せと、ご両家益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。

 

弥栄!

参ろうぞ。福岡へ!!

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活動報告
執筆 : 
office 2014-5-22 17:46

去る5月13日福岡県ホテルニューオータニ博多に於いて、

神道青年九州地区協議会総会が開催されました。

福岡県と言えば現在の大河ドラマでおなじみの黒田勘兵衛ゆかりの地であります。

 

総会開始まで、ちょいと時間がありましたので福岡市博多区住吉鎮座の住吉神社へ。

さて問題!

住吉大神をお祀りする神社は何社あるでしょう???

なんと2,129社。

ちなみこちらの住吉神社が住吉の最初の神社なんですよ!

いわば総本山。

ご存知でしたか???

 

と、お参りを終えて午後2時より総会開会。

九州各県より約100名、うち宮崎県からは11名の参加でした。

 

開会式ではご来賓を代表して

福岡県神社庁庁長 西高辻信良様、

神道青年全国協議会会長 南坊城光興様に

ご祝辞を賜りました。

 

続いて当番県の福岡県神道青年会花田会長が議長となり会議へ。

第一号議案
此の時代、此の時局に鑑み、我が神国なる事の由を国民に深く認識せしめんとして、
我等青年神職の使命を確知し、今一度原点に立ち返り、祈りを通じて若い世代を
中心に伝えてゐく活動を展開するの件
【提案理由】
平成二十五年、国家的慶事である第六十二回神宮式年遷宮が恙なく執り納められた。
平成二十二年に、明治二十九年の統計開始以来最高とされる八八三万人を記録し、
平成二十五年には一三〇〇万人を超える国民が神宮を参拝した。この参拝者の急速な
増加には、神宮式年遷宮御盛儀への率直な奉祝と合はせ、国民の世直し願望となるも
のや、目に見えぬ大ひなる力を再認識した感情が集合意識として働いてゐるのではな
いだらうか。振り返れば平成二十二年と云う年は国政に対する国民の欲求不満が異常
に高まった年でもあり、平成二十三年は東日本大震災により自然への畏敬の念、本来
の日本人の姿を思い起こさせるきっかけとなった。しかし平成二十五年に政権交代が
起こり新政権への期待が希望・願望を喚起し、祝意と複合して過去最高の神宮参拝へ
と繋がったゐるのではないだらうか。
また、昭和四年の遷御の儀に於ける浜口雄幸首相以来、実に八十四年ぶりに現職の
総理大臣として安部晋三氏が内宮遷御の儀に参列された。皇室の祖先神に向けての此
の度の首相の敬虔なる尊崇の姿勢は「日本を取り戻す」との無言の決意表明でもあり、
この立派な姿勢に今や国民には公私の弁別を問う姑息な感覚は消えてゐるのではない
だらおうか。
二十年後に斎行される第六十三回神宮式年遷宮を見据え、次世代を担う若人に、建
国以来我が国が祈ることを重んじてきた神国なる所以、正に我々の負担する事業を伝
へる絶好の機会である。
然れば、敬神崇祖こそ国民道徳の基調を成すものと広く日本全国に知らしめる良ひ
時期と捉へ、今一度「祈り」の原点に立ち返り、九州各県青年神職一岩となり、柔軟
な発想や手段を駆使して現代社会に適合した神社の存在意義を広く認識せしめんと、
不断の努力を期すものである。

 

第二号議案
事態、懇祷泰然以て大八島々を明徴し、実践躬行以て輿論を喚起す活動を展開するの件
【提案理由】
近年、東アジアの国際関係は大きく変はりつつあり、特に日本周辺の安全保障環境
は格段に厳しさを増してゐる。平成二十四年には、ロシア、支那、日本など主要国で
指導者が交代する中で、北朝鮮によるミサイル発射、中国による多方面かつ急速な軍
事力近代化や、東シナ海や南シナ海での活発な海洋活動が行はれるなど、東アジア情
勢の緊迫度がこれまでになく高まっていくなかで、安全保障問題に関する幅広い国民
的議論は不可欠である。
対馬をめぐって韓国は、漁船による日常的領海侵犯、市議会の「対馬島の日」条例
制定、歴史教科書に対馬領有権を記述、海軍作戦司令官による政府への軍事侵攻計画
作成進言など、対馬の韓国領土主張の内外認知、領有権確立目的は歴然としてゐる。
又、習近平体制が動き出した支那は着々と沖縄の実効支配に向けて動いて居り、尖閣
諸島の領土問題昇華へのプロパダンダ、現行憲法の間隙を嘲笑う領空領土領海周辺で
の対日米デモンストレイションを始め、有りと有らゆる戦略的工作が始まってゐる。
言ふまでもなく、外国人参政権付与による自爆への懸念も拭へてゐない。
そもそも日本の国益、領土は我々日本人自身の手で護るのが当たり前である。その
”当たり前”が異形視されてゐたのが戦後六十九年間の現実と言へやう。その間愛国
心は文字通り蔑ろ、学校教育に於いても〈日本=悪〉〈公より私の幸福〉の教育が罷
り通って来た。その結果自国の領土が他国に踏み散らかされてゐても、日本の国益が
失はれても、国防を経済などと歪小化して語る所謂知識人や無関心な大衆が大量生産
されてゐる。
今茲、吾等は担ひ持つ職責を自覚し、主体的に将来の日本や日本人の在り方、果た
すべきミコトについて真剣に考へ、その為に必要な理論や行動計画を構築し、同時に
又、歴史としての現在をしっかり観察し、実践を以て明徴の端緒とする。

 

以上の2つの議案は原案通り承認されました。

続いて活動報告、計画等の承認、各県の活動報告も行われました。

 

その後宣言文の承認へ。

宣言

 天皇を国の中心に戴く我が国は、今年皇紀二六七四年を迎え、遠く古より脈々と長
きに渡り、万世一系にて受け継がれて平成の御世、早くも四半世紀が経った。天皇
皇后両陛下御長寿で在らされます御事は慶賀に堪えない。
然しながら国體を支えてきた「敬神崇祖」の精神は、戦後の核家族化、新興宗教、
唯物論の跋扈により、日本精神は歪められ、錯綜した我が国は、文化・風習・国史等
を失い、伝統的な家庭祭祀が次第に失われ、皇室を中心とした我が国の国柄が崩壊さ
れつつある。もはや、煌煌たる我が神国の未来を想像することが困難な時代である。
そのような中、安部内閣発足から一年半、混沌とした世相は本来の我が国の姿を取
り戻しつつある。まさに光明の到来であり帰属意識の昂揚と、日本国民族としての誇
りを恢復する機会である。
我々九州神道青年は確乎たる使命を全うし、篤実を以て宣揚せん事を茲に誓う。

右、宣言する。
    平成二十六年五月十三日
                                       神道青年九州地区協議会

こちらに関しても承認されました。

 

全ての議事が終り、最後に「神道青年九州地区協議会会歌」斉唱。

 

朝日直刺すこの郷に 我らは幸く人と成り 受くる恵みの幾春秋
夕日の日照る禊祓の濱に 波は太古の響きを傳へ 風は神代の調べに通ふ
※(   )崇きは重暉我らが姿
※(   ) 浩きは宥和我らが心
赤誠熱く享け継ぎし 我ら九州若人神職
中今担ひ諸共に 神州道義の先駆なれ

 

※( )内は各県の歌詞を挿入

・沖縄県  御嶽守りし天降り蒲葵  ニライカナイや久高島
・福岡県  教へ導く宝満山     外つ国望む玄海の
・佐賀県  祈り修めし背振山    虹の松原唐津湾
・鹿児島県 気炎の狼煙や桜島    夜明けを告げし錦江湾
・長崎県  鎮めの美山雲仙の    世界交はる和ぎし海
・大分県  空に広がる九重山    昇りの潮や速吸の

・宮崎県  雲に聳ゆる高千穂の  空を涵すや日向灘
・熊本県  火の国継ぎし阿蘇の山  宝の海や天草の

 

今回は福岡県が当番ということで、もちろん福岡県の歌詞を!(歌はこちら

 

総会終了後に記念撮影!

それにしても”紺のスーツ”多すぎ・・・

 

見事に揃えたかのようなスーツの色と同じく、思いを同じくして共に手を取り合って

諸活動に邁進していきたいと思います。

本年度も宜しくお願い致します<(_ _)> 

文子の育児奮闘記~初宮詣編~

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文子の育児奮闘記
執筆 : 
office 2014-5-18 11:19

女子神職の育児奮闘記です。
 

ちなみに命名編はこちら

それでは初宮詣編のはじまりはじまり・・・

産後の入院中、友人が感激の涙をいっぱいに浮かべ部屋に来てくれた。
が、私を見てふいに真顔になる。
「ふーちゃん・・・昨日・・・う、産んだよね?」
10ヶ月かけて膨らんだおなかはまだぽっこりしている。
赤ちゃん、胎盤、羊水、子宮や発達する乳腺、
増加する循環血液量合わせて6.5kg+必要な皮下脂肪。
必要・・・
17kg太ったしね!

お母さんの仕事は赤ちゃんのお世話と休養。
はじめおっぱいがあまりでなかったのでミルクと混合。
お母、妹、主人、挙句の果ては父まで動員して搾乳機で乳搾り。
いつでもどこでも何度でも出ているおっぱいに慣れた父は「ちゃんと飲めよ~」と
孫がかわいいあまり私のおっぱいをつまむ(出そうとしている) 。

おっぱいを飲ませると眠くなるのは、体を休める為とおっぱいをつくる為。
布おむつを使っていたが、そこは母にお願い・・・


普段眠れないことが多い私でさえ、しばらくの間は死んだように眠るzzz
気づいたらおっぱい丸出しで寝ていたり、夜間母に顎とおっぱいを支えられて授乳したと
後から聞き、夢でなかったのかとハッとする。


特に産後一ヶ月はしっかり休んでないと「産後の肥立ち」が悪く体調不良、ひどい場合は入院。
さらに更年期までも影響を及ぼすと言われているので、しっかり休むように助産師さんから

指導された。
海外の一部の働く女性は産後一週間ほどで職場復帰するらしいが、

日本人は体のつくりが違うので難しいらしい。
 

一ヶ月ほどで「床上げ」といって、無理しない程度に徐々に普段の生活にもどしていく。
授乳が不安で産後一ヶ月半ほど実家で過ごし、自宅へ戻るとサプラーイズ!
妊婦検診について行っても
「へー」とか
「ふーん」とか
「わからん」とか
言っていた主人が掃除をして迎えてくれた。
父親の第一歩!ちょっと感動。

数日後に初宮参り。
お母さんの体調も少し戻り、おっぱいも飲め、体重も増えて体力が少しついた頃に
わが子と氏神様に参るのが日本の慣わし。
 

神社にて御初穂料をお納めする。
熨斗には名前を筆と墨で上手い下手ではなく自分で書く(なければ筆ペンでも可)。

御神前へ進み、我が子を褥(しとね)に寝かせる。
朝から晩まで泣いている我が子が大人しく寝ている。
お宮参りで赤ちゃんがよく寝るのは、お腹の中にはない強い外の刺激をシャットダウンする為で、
太鼓の音で泣きやんだり落ち着くのは、お腹の中で聞いていたお母さんの心臓の鼓動の音と

似ているから。

祝詞奏上の間よく耳を澄ませてください。
神主さんが神様と願主の「仲執り持ち」となって奏上される祝詞は各神社、各神主共通では

ないのですべてに当てはまらないのですが
「若竹の如くすくすくと」「緑子のように」・・・と文言から分かるように
”親心”が込められています。
神様も国、子をお生みになられた親でありますので、子を慈しむ心は同じです。

母子共に健康で家族が無事であることを感謝し
事があれば大を中に、中を小に
神の御加護を賜り
育て 育ち 小さくておおきな幸せを。

すがすがしくてうれしくて・・・
こんな幸せほかにあっただろうか・・・

体重増加によりやっと留められたパンツのボタンが、今にも飛んでいきそうな不安の中、
大きな喜びに包まれた一日となりました。

 

次回へ続く・・・かな???

意義なし!

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活動報告
執筆 : 
office 2014-4-26 15:09

去る4月24日当会第65回定例総会を宮崎県神社庁にて開催致しました。

 

総会に先立ち、午後2時より宮崎神宮、宮崎県護国神社を正式参拝。

お~!なんかカッコイイ!! 於宮崎県護国神社

 

参拝後、午後3時半より総会

会長挨拶。

続いて議事に移りました。

 

速川神社権禰宜の黒木康行議長さま

 

32名の会員参加のもと、活発な意見が交わされました。

お陰をもちまして予定されていた議案を、無事にご承認いただきました。

 

引き続き新入会員へ会員証を授与。

6名が新たに会員となられ、一人づつ抱負を述べていただきました。

他県の神社から宮崎へ帰ってきた方など、新入会員の顔ぶれも様々です。

会長ちゃんと聞いてます???

 

続いて場所を移し、恒例の懇親会。

春は出会いと別れの季節・・・

頑張れ日本代表!!!

ではなく、卒会される先輩方。

本年は7名が卒業となりました。大変お疲れ様でした。

 

益々のご活躍をお祈り申し上げるとともに、今後ともご指導、ご協力いただきますよう

宜しくお願い致します<(_ _)>

 

懇親会にて改めて辺りを見渡すと、かつては先輩だらけでしたが、今や後輩だらけ・・・

最近徐々に増えつつあるウエスト、体重。

朝起きる度に感じる腰や肩の痛み。

飲みに出かけても、以前より早くなった帰宅時間。

体の衰えと共に、歳を取ったものだと強く感じます・・・

 

青年会の行事はもちろん仕事ではありません。

ほぼ強制的に入会させられますが、行事等への参加は各神社、各人の都合もあるので、

基本的に全員が揃うということは皆無に等しいのが現状です。

しかしながら、ご縁をいただき揃ったメンバーです。

今しかできないことを、同志と共に精一杯やっていきたいと思います!

 

「宮崎県神道青年会は一(いつ)なるや!?」

 

「おー!!!」

 

本年度もよろしくお願い致します<(_ _)>

 

と、ここまでで4月26日付で掲載したこのブログ。

 

4月28日に先輩より

 

「異議あり!」

 

とのお言葉・・・

 

総会に因んでの今回のブログのタイトル。

 

○異議なし!

×意義なし!

 

皆様は気づかれましたか???

1600kmの家族旅行

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会員近況
執筆 : 
office 2014-4-20 20:50

3月下旬の話。

仕事柄、土日の休みが皆無に等しい。

そのため家族サービスというものも同じく皆無に等しい・・・

今までは家族に申し訳ないと思いつつも、さほど気にはしていませんでしたが、

最近はFaceBookなるものがあります。

これを見ると、多くの方があちこちに家族旅行に出かけているのが分かり、

これに触発され春休みを利用していつ以来かも忘れてしまった家族旅行を

決行しました。

 

行き先は、私の独断で「そうだ!出雲大社へ行こう!」

式年遷宮というものが、伊勢の神宮の第61回式年遷宮によりが注目された昨今で

ありますが、出雲大社でも60年に一度行われているんですよ。

伊勢の神宮式年遷宮は全てを建て替えますが、出雲の場合は修繕が主だそうです。

平成20年4月20日の仮殿遷座祭から約5年間の歳月をかけ、平成25年5月に本殿遷座祭

が斎行されたこともあり、是非ともこの機にお参りさせていただきたいと常々思っていました。

(写真は本殿遷座祭日の様子)

出雲大社が鎮座されるのは島根県。

宮崎から車で約10時間かかるとの噂は耳にしていましたが、2泊3日の予定だったので、

10時間かかろうが大丈夫だろうと考えていました。

 

1日目。

子供達は久しぶりの旅行に大はしゃぎ!

私自身も子供のハイテンションに便乗し、ウキウキしながらの出発となりました。

この日はとりあえず福岡県北九州泊。

 

2日目。

午前9時北九州発。まぁ昼過ぎには出雲に到着するだろう・・・

本州と九州を結ぶ関門海峡。天気が良くて気持ちいいね!となるはずが、

当日は、雨・・・

この写真は帰りに撮影したものなんです(T_T)

雨の上に霧と視界も悪く思うように進めず。

 

途中、雪も残ってたりして・・・

結局、出雲到着は午後4時となりました。

 

天気が悪いと上記の晴れの時と、こうも違うものかと・・・

昨年より健康面に不安のあった家族だったので、家内安全の祈願をしていただきました。

ご祈願を受けつつも、やはり同業者。

祈願を奉仕する人数、作法等々、その神社の特色など細かな点に目がいってしまいます。

ちなみに多くの神社の参拝作法は、二礼二拍手一礼であるが、出雲大社は四拍手です。

 

参道から見えるご社殿。

 

ご祭神大國主大神(おおくにぬしのおおかみ=だいこくさま)様にまつわる話の

『いなばのしろうさぎ』の銅像。

 

このような形の参道は珍しいですね!

出雲大社にはかつて当会にも在籍していた宮崎県出身の神主さんがおられ、

境内を隈無く案内していただきました。

 

家族での夕食を済ませ、夜は二人で懇親会!

元気に奮闘されているそうです。

激痩せしたという噂でしたが、噂は噂でした・・・

久しぶりに熱く語りあえたことは、今後の大きな活力となりました。

お互い頑張ろう!

非常に名残惜しかったのですが、翌日の帰路を考え若干早めに切り上げました。

お付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>

 

3日目。

夕刻より用事があったので、午前8時にホテル出発!

帰る前に、もう一度出雲大社をお参り。

有名な大注連縄へダッシュ!

 

写真では分かりづらいでしょうが、この国旗の大きさはなんと70畳!

 

この日の天気も微妙でした・・・

 

御遷宮事業は、今後も摂末社などの御修造、奉祝事業や記念事業など平成28年まで

行われるそうです。

今更ですが、皆様「いずもたいしゃ」って読んでませんか???

正しくは「いずもおおやしろ」って読むのですよ!

お間違いなく。(出雲大社についてはこちら

 

さぁ帰ろうか!

高速道路の標識をみると宮崎までの距離より、大阪までの距離の方がだいぶ近い。

改めて遙か遠くまで来たものだと感じつつも、夕方6時からは宮崎で用事があった為、

猛ダッシュで帰らなければ。

しかし、やはり子供連れの旅行。

おしっこ~、ジュース飲みたい~、ジュースこぼした~etc・・・

結局、とても間に合いそうになかったので夕方からの用事はキャンセル。

 

開き直って福岡にて寄り道。

余裕を持ちすぎてモタモタしていたら、福岡県太宰府の段階で午後10時。

深夜の帰宅となったのは言うまでもありません・・・

子供達にとっては、ほぼ車中で過ごす退屈な旅行になったと思いますが、

大きくなったら笑いながらこの旅行の話をしたいものです。

 

次回はどこに行こうか???

 

子供達が楽しめる『アンパンマンミュージアム!』

 

このあたりが無難かな・・・

馬上の神主さん!

カテゴリ : 
会員近況
執筆 : 
office 2014-4-7 10:42

去る4月3日に宮崎神宮にて「神事流鏑馬」が斎行されました。

(宮崎神宮神事流鏑馬についてはこちら

 

昨年のブログにも掲載致しましたが、流鏑馬射手には当会会員がいらっしゃいます。

鵜戸神宮に奉職されている安藤くんです。

そのご奉仕の様子をご紹介致します。

 

流鏑馬本儀の前日には川原祓の儀が斎行されます。

奉仕する射手、馬、諸道具を清めます。

斎場は大淀川河畔(小戸神社付近)。

宮崎神宮より一同装束をつけ行列を整え往復致します。

 

続いて4月3日。

御神前にて儀式を終え、流鏑馬馬場へ向かいます。

 

いよいよ流鏑馬本儀です。安藤君は平騎射として奉仕致しました。

 

勇ましい掛け声と共に馬を走らせます!

見事的中したのが、お分かりでしょうか???

毎年写真撮影には苦労していましたが、スマートフォンの性能ってスゴイ!

連写でなかなかの写真が撮れたと思っています(^-^)

 

常々思いますが、よくやるよぁ~と感心。

私は恐ろしすぎて、とてもできそうにはありません・・・

 

広瀬神社宮司のお父様とパシャリ。

さらに精進していただき、来年もお揃いでのご奉仕をお願い致します<(_ _)> 

去る3月19日、宮崎市ブロック会を宮崎八幡宮にて開催致しました。

当会では県内を県北、児湯、宮崎市、都城、南那珂の5ブロックにわけ、各ブロック担当の

もと研修会等を開催しています。

 

今回の研修趣旨は、

平成24年に古事記が編纂されてより1300年の節目を迎え、日向神話の舞台である宮崎

では神話・神社が注目されています。県内では神話に着目した様々なイベント等が実施され、

神社にとってもより多くの人にお参りいただく契機となっています。
その一方で神社の観光地化と祭のイベント化により本来の神社の在り方が損なわれることも

懸念され、本来の神社の在り方を思い返す必要があると考えます。 
宮崎県内には653の神社が鎮座しており、古より人々が真の心を捧げて守り継がれて

きました。奉職神社はもとより県内各地の氏神さまの歴史や祭を学び探究することで、

今後の教化活動の一助となるよう本研修会を開催します。

とのことでした。

 

先ずは研修会に先立ち宮崎八幡宮を正式参拝。

県内各地より27名の参加。

 

引き続き開講式となりました。

大変不慣れで拙い司会・・・

そそそそれでは、たたたただいまより、けけけ研修会を・・・

 

散髪したばかりの会長挨拶。流行の七三、ツーブロック!

 

 

当日の資料。

 

今回の研修は新たな試みで、講師は会員。

8名の会員が、自身の奉職神社の由緒、特殊神事等を発表しました。 

皆さん、氏子さんや参拝者に説明するのは、慣れているそうですが、

同業者への説明は、やはり緊張したようです。

発表は約15分。

話を聞くと、これがまた期待通り面白い。

質疑応答も活発に行われ、大変有意義な研修となりました。

(発表内容については、順次掲載していきたいと思います。)

 

この様な形式となったきっかけ。

それは各神社の話は普段の何気ない会話や、酒を酌み交わしながらでの場所では

よく耳にするのですが、じっくりと聞いたことがなかったことです。

自身にとっては当たり前の奉職神社のことも、別の神社では当たり前でない。

また地元の人なら当然のように知られていることも、別地区となると意外と知られていない

のが現状であり、それぞれのお社にて守り伝えられていることを知りたいと思ったから

なのです。

 

私は、とある神社の次男坊。

極端な話をすれば、将来は自分のお宮に帰るという選択肢はありません。

帰る場所がないからこそ、現在の奉職神社で出来ることを精一杯やろうと思っています。

しかしながら、”一生をかけて”地域の方と共に力を合わせて神社、祭、伝統、地域を守る

という光景を非常にうらやましく感じることがあります。

もちろんそこには想像以上の覚悟と苦労があることと思いますが・・・

 

本研修を通じて、同志が日々邁進している姿を垣間見ることができたのは何よりで、

今後の神明奉仕の大きな励みとなったことは言うまでもありません。

 

会員各位にとっては如何な研修でしたか???

(サラリーマン慶太郎)

男のロマン~南那珂宮巡2日目~

カテゴリ : 
宮巡隊
執筆 : 
office 2014-3-10 21:12

南那珂宮巡後編(前編はこちら

 

2月25日、午前7時起床!

カーテンオープン。

今日もいい天気だ!といきたいところでしたが、雨...

天気予報通りなので、そんなに驚くこともなかったが、やはりテンション下がり気味↓↓↓

それでも勿論宮巡隊は出発。

 

さっそく1社目の若宮神社着。

続いて2社目津屋野神社

おお!朝からこの階段はキビシイ・・・

 

つづいて3社目松尾神社

だ・か・ら!朝から階段はキビシイって・・・

というか、この神社珍しいと思いませんか?

よく見ると鳥居、線路、階段なのです。日本一危ない参道に認定(笑)

 

続いて4社目の南郷町榎原鎮座の稲荷神社へ。

う~ん、どこだぁ???

「すみませ~ん」と、前日と同じ会話作戦をとろうにも、町人が見当たらず・・・

1時間程うろうろしたが、これからの予定を考慮し、やむなく宮巡隊初の断念。

 

まだまだ探したい、後ろ髪を引かれる思いで続いて日南市大窪へ。

この地区には大窪神社と鈴嶽神社が鎮座する。

 

「目的地に到着致しました。」

・・・・・ 

しかし神社はない。

 

近くの郵便局へ場所を聞きに隊員出動。

 

数分後・・・

 

「隊長!大窪神社はこの付近とのことですが、鈴嶽神社は・・・」

 

「ん?どした???」

 

「男鈴山の山頂にあるらしいです!」

 

「ぎゃははははは」

 

笑うしかない・・・

 

”嶽”とは高くて大きい山の意。

なんとなく予想はしていたが、そのまさかであった。

 

しかしながら郵便局員さんの話によると、地元の方が参道を整備したとのことで、

現在は車で山頂まで登ることができるらしい。

 

大窪神社のお参りを終え、男鈴山へ向かうも道に迷う。

一度引き返し、道を尋ねると有り難いことに地図まで書いていただきました。

 

地図を片手に進むこと数分

鳥居発見。しかし、ここから神社まで8km。

 

道幅は狭く、車1台通るのがやっとである。本当に登れるのか?

 

「すみません、鈴嶽神社ってこのまま車で行けるんですよね?」

「あ・・・あぁ、行けますよ・・・」

途中で作業をされている方に聞くと、まるでオススメできないかのような返答をいただいた。

 

経験とは大切である。

よく登られるであろう地元の方は何てことはない道なのかもしれないが、

初めてで、雨、さらに霧は非常にキツイものがあった。

道はぬかるんでおり、すぐ隣は崖の箇所もあり、少しでもハンドル操作を誤れば・・・

 

郵便局員さんの言葉を思い出す。

「雨の日は止めといたほうがいいですよ」

 

恐怖のあまり車内は会話も途絶え、登りにも関わらず前傾姿勢のまま固まり、

ギアはローからチェンジすることなく時速5kmで黙々と宮巡号は進む。

 

ナビの矢印は徐々に頂上に向かっており、道は間違ってない。

進め!進め!!

 

そして・・・

感動!

 

現在のご社殿は、平成11年4月10日竣工とのこと。

 

造営記念碑

 

晴れた日は屋久島、種子島が見えるというこの場所も残念ながら・・・

 

下山も登山の時と車内は同じ雰囲気。

兎にも角にもどうにかお参りすることができた、非常に心に残るお社となりました。

 

この後、宮巡隊は加速!

さ・ら・に階段・・・(愛宕神社)

 

2日目は大藤神社を最後として24社、2日間で48社にお参りすることができました。

 

南那珂地区それぞれの場所でも、地元住民の産土さまに対する思いを強く感じることができ、

今後も続くであろう神主人生に大きな影響を与えられました。

今回巡った神社の由緒等は神社紹介ページで徐々にアップしていきたいと思います。

 

なお次回は6月に高千穂方面宮巡予定。

「すみません。○○神社ってどこですか~?」

と、ハイゼットに乗った2、3人の若者に聞かれることがありましたら、それは宮巡隊かも。

その時はよろしくお願い致しますね<(_ _)>

 

ちなみに帰宅後、嫁さんに鈴嶽神社のことを話した。

やはり女性には男のロマンが分かってもらえず、多少怒り気味に、

「万が一のことがあったら、どうするの!?」

 

「ちょっとは考えてよね!!!」

 

「はい。以後気を付けます。」

 

それでも宮巡隊は行く・・・