宮崎神青ブログ - 20130617のエントリ

6月も半ば。

雨雨雨も気が滅入りますが、蒸し暑~い晴れの日もいかがなものかと思う

今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

気温もぐんぐん上がり、いよいよ”夏っ”といった感じですね。

 

日本の夏といえば、夏祭り!

今回は、六月灯(ろくがつとう)をご紹介致したいと思います。

 

六月灯は旧薩摩藩領内の夏祭行事のことです。

 

7月に入ると都城市・北諸地区の各所で行われており、神社へ灯ろうを奉献する光景が

一般的であります。

 

灯ろうには保育園・小学校の児童等が武者絵と思い思いの絵を描き、願い事を書いて

奉納されます。

 

六月灯の由来は一説には、島津光久(二十一代)の時代、

鹿児島の城山の裏にあった上山寺の観音堂を修造し、この竣工した6月18日に

光久公が灯籠を寄進し、また家臣もこれに習って灯籠を寄進したということ。
 

また、一説には島津忠久(初代)が

鎌倉で逝去したのが旧6月18日で、「御忌日」と称して島津家及びその家臣達が、

供養した事から起こったとも言われるそうです。
 

盆、正月しか休む事の出来なかった百姓達も、六月灯だけは公然と休む事が出来た。

年間農作業の中で、最も重要な「田植え」後の暑気きびしい時期に、朝から休む一手段

として日を設定したことで、一部の階級や格式ある社寺だけでなく、小祠でも六月灯を

行うこととなったそうです。

 

 

お祭りは、氏子地域住民の健康・安全、そして田植えを終えたばかりの稲の豊作・

病害虫の駆除を願って行われ、各神社にて奉納行事が予定されています。

 

お誘い合わせの上、ぜひお参りされてください!

 

※各神社六月灯のご案内

御年神社(三股町)

平成25年7月7日(日) 午後5時30分 ~ 午後9時

 

狭野神社(都城市) 

平成25年7月15日(月・祝日)

午後5時~祭典

午後6時30分から9時 六月灯(演芸)

 

豊幡神社(都城市)

平成25年7月20日(土) 午後5時~午後8時

 

諏訪神社(都城市)

平成25年7月28日(日) 午後6時~午後9時