宮崎神青ブログ - 20130306のエントリ
皆さんは、神主さんのことを何と呼ばれますか???
かんぬしさん、しんかんさん等々様々ですが、宮司(ぐうじ)さんと呼ばれる方がいらっしゃいます。
人によっては間違いではないのですが、宮司とは神職の職階の1つで、その神社の長のことをいいます。
つまりは1社に1人。簡単に言えば、宮司さんとは一般の会社でいう社長さんのことなんです。
一般的に宮司の他には
権宮司(ごんぐうじ)
禰宜(ねぎ)
権禰宜(ごんねぎ)
出仕(しゅっし)などがあります。
「権」には仮という意味があり、仮の宮司、仮の禰宜といった意味合いです。
「禰宜」とは、神の心を安んじ和め、その加護を願う「ねぐ」に由来するそうです。
「出仕」とは、「出仕は神職にあらず」という言葉もありますように、神職の見習いとでも考えていただければ結構かと思います。
ちなみに伊勢の神宮では、大宮司(だいぐうじ)、少宮司(しょうぐうじ)という職階もございます。
宮崎県には約650の神社があり、神職は約450名。
そのうちの約200名は宮司さんになります。
ほとんどの神主さんは権禰宜以上になり、また出仕は白い袴をはいていることが多いようです。
しかしただ単に白い袴をはいているから出仕と言うわけではありません。
お祭りの種類によって、白い袴をはく場合もありますのでご注意下さい!
つまりは何と呼ぶかという話ですが、どうなんでしょうね???
結局はその人の名前で呼ぶのが一番!
当たり前すぎてすみません<(_ _)>
名前が分からない場合は、神主さんと呼ぶのが無難と思われます。
宮司ではないのに、宮司と呼ばれることに関しては違和感がありますので、その点だけはお気を付け下さい!
(ごんねぎ)
お祭りの様子。皆が出仕というわけではありませんよ!
お祭りの種類によって袴が変わるというものです。
上の人から順番にと、並ぶ順番も決まっております。