宮崎神青ブログ - 201403のエントリ
去る3月19日、宮崎市ブロック会を宮崎八幡宮にて開催致しました。
当会では県内を県北、児湯、宮崎市、都城、南那珂の5ブロックにわけ、各ブロック担当の
もと研修会等を開催しています。
今回の研修趣旨は、
平成24年に古事記が編纂されてより1300年の節目を迎え、日向神話の舞台である宮崎
では神話・神社が注目されています。県内では神話に着目した様々なイベント等が実施され、
神社にとってもより多くの人にお参りいただく契機となっています。
その一方で神社の観光地化と祭のイベント化により本来の神社の在り方が損なわれることも
懸念され、本来の神社の在り方を思い返す必要があると考えます。
宮崎県内には653の神社が鎮座しており、古より人々が真の心を捧げて守り継がれて
きました。奉職神社はもとより県内各地の氏神さまの歴史や祭を学び探究することで、
今後の教化活動の一助となるよう本研修会を開催します。
とのことでした。
先ずは研修会に先立ち宮崎八幡宮を正式参拝。
県内各地より27名の参加。
引き続き開講式となりました。
大変不慣れで拙い司会・・・
そそそそれでは、たたたただいまより、けけけ研修会を・・・
散髪したばかりの会長挨拶。流行の七三、ツーブロック!
当日の資料。
今回の研修は新たな試みで、講師は会員。
8名の会員が、自身の奉職神社の由緒、特殊神事等を発表しました。
皆さん、氏子さんや参拝者に説明するのは、慣れているそうですが、
同業者への説明は、やはり緊張したようです。
発表は約15分。
話を聞くと、これがまた期待通り面白い。
質疑応答も活発に行われ、大変有意義な研修となりました。
(発表内容については、順次掲載していきたいと思います。)
この様な形式となったきっかけ。
それは各神社の話は普段の何気ない会話や、酒を酌み交わしながらでの場所では
よく耳にするのですが、じっくりと聞いたことがなかったことです。
自身にとっては当たり前の奉職神社のことも、別の神社では当たり前でない。
また地元の人なら当然のように知られていることも、別地区となると意外と知られていない
のが現状であり、それぞれのお社にて守り伝えられていることを知りたいと思ったから
なのです。
私は、とある神社の次男坊。
極端な話をすれば、将来は自分のお宮に帰るという選択肢はありません。
帰る場所がないからこそ、現在の奉職神社で出来ることを精一杯やろうと思っています。
しかしながら、”一生をかけて”地域の方と共に力を合わせて神社、祭、伝統、地域を守る
という光景を非常にうらやましく感じることがあります。
もちろんそこには想像以上の覚悟と苦労があることと思いますが・・・
本研修を通じて、同志が日々邁進している姿を垣間見ることができたのは何よりで、
今後の神明奉仕の大きな励みとなったことは言うまでもありません。
会員各位にとっては如何な研修でしたか???
(サラリーマン慶太郎)
南那珂宮巡後編(前編はこちら)
2月25日、午前7時起床!
カーテンオープン。
今日もいい天気だ!といきたいところでしたが、雨...
天気予報通りなので、そんなに驚くこともなかったが、やはりテンション下がり気味↓↓↓
それでも勿論宮巡隊は出発。
さっそく1社目の若宮神社着。
続いて2社目津屋野神社。
おお!朝からこの階段はキビシイ・・・
つづいて3社目松尾神社。
だ・か・ら!朝から階段はキビシイって・・・
というか、この神社珍しいと思いませんか?
よく見ると鳥居、線路、階段なのです。日本一危ない参道に認定(笑)
続いて4社目の南郷町榎原鎮座の稲荷神社へ。
う~ん、どこだぁ???
「すみませ~ん」と、前日と同じ会話作戦をとろうにも、町人が見当たらず・・・
1時間程うろうろしたが、これからの予定を考慮し、やむなく宮巡隊初の断念。
まだまだ探したい、後ろ髪を引かれる思いで続いて日南市大窪へ。
この地区には大窪神社と鈴嶽神社が鎮座する。
「目的地に到着致しました。」
・・・・・
しかし神社はない。
近くの郵便局へ場所を聞きに隊員出動。
数分後・・・
「隊長!大窪神社はこの付近とのことですが、鈴嶽神社は・・・」
「ん?どした???」
「男鈴山の山頂にあるらしいです!」
「ぎゃははははは」
笑うしかない・・・
”嶽”とは高くて大きい山の意。
なんとなく予想はしていたが、そのまさかであった。
しかしながら郵便局員さんの話によると、地元の方が参道を整備したとのことで、
現在は車で山頂まで登ることができるらしい。
大窪神社のお参りを終え、男鈴山へ向かうも道に迷う。
一度引き返し、道を尋ねると有り難いことに地図まで書いていただきました。
地図を片手に進むこと数分
鳥居発見。しかし、ここから神社まで8km。
道幅は狭く、車1台通るのがやっとである。本当に登れるのか?
「すみません、鈴嶽神社ってこのまま車で行けるんですよね?」
「あ・・・あぁ、行けますよ・・・」
途中で作業をされている方に聞くと、まるでオススメできないかのような返答をいただいた。
経験とは大切である。
よく登られるであろう地元の方は何てことはない道なのかもしれないが、
初めてで、雨、さらに霧は非常にキツイものがあった。
道はぬかるんでおり、すぐ隣は崖の箇所もあり、少しでもハンドル操作を誤れば・・・
郵便局員さんの言葉を思い出す。
「雨の日は止めといたほうがいいですよ」
恐怖のあまり車内は会話も途絶え、登りにも関わらず前傾姿勢のまま固まり、
ギアはローからチェンジすることなく時速5kmで黙々と宮巡号は進む。
ナビの矢印は徐々に頂上に向かっており、道は間違ってない。
進め!進め!!
そして・・・
感動!
現在のご社殿は、平成11年4月10日竣工とのこと。
造営記念碑
晴れた日は屋久島、種子島が見えるというこの場所も残念ながら・・・
下山も登山の時と車内は同じ雰囲気。
兎にも角にもどうにかお参りすることができた、非常に心に残るお社となりました。
この後、宮巡隊は加速!
さ・ら・に階段・・・(愛宕神社)
2日目は大藤神社を最後として24社、2日間で48社にお参りすることができました。
南那珂地区それぞれの場所でも、地元住民の産土さまに対する思いを強く感じることができ、
今後も続くであろう神主人生に大きな影響を与えられました。
今回巡った神社の由緒等は神社紹介ページで徐々にアップしていきたいと思います。
なお次回は6月に高千穂方面宮巡予定。
「すみません。○○神社ってどこですか~?」
と、ハイゼットに乗った2、3人の若者に聞かれることがありましたら、それは宮巡隊かも。
その時はよろしくお願い致しますね<(_ _)>
ちなみに帰宅後、嫁さんに鈴嶽神社のことを話した。
やはり女性には男のロマンが分かってもらえず、多少怒り気味に、
「万が一のことがあったら、どうするの!?」
「ちょっとは考えてよね!!!」
「はい。以後気を付けます。」
それでも宮巡隊は行く・・・
「すみませ~ん!」
「○○神社ってこの辺にありますかぁ???」
「あ~こうこうこう行ったら着くわ。」
「何しにいくとな???」
所ジョージさんの番組の「ダーツの旅」を思わせるような光景ですが・・・
去る2月25日、1泊2日の日程で南那珂地区を宮巡。
南那珂に鎮座する神社は68社。
宮崎県の日南市方面といえば海。
朝日を浴びながら清々しく出発!
車を走らすこと十数分、
今回1社目の伊比井神社へ到着。(伊比井神社についてはこちら)
続いて2社目の富土神社へ。
宮巡の旅にはナビが欠かせないが、田舎に行けば行くほど神社の正確な位置が
表示されることはなく、ウロウロウロウロする始末。
さっそく冒頭の会話が近所の方と始まります。
これは分かりづらい・・・
2社目の参拝を終えて乗車。
「へっくしょん、へぇっくしょん、へぇぇぇっくしょん」
日南方面と言えば海のイメージだが、改めて見ると山山山。
今年も花粉症の始まりです(T_T)
その後も神社の近くに着いては、先ほどの会話を繰り返しながらこの日は
南郷町、串間市を中心に24社宮巡。
いやぁそれにしても、色んなところに鎮座されるものですね。
こんな道も
こんな道も宮巡隊は走ります。
調子にのるとこうゆうハメに・・・
この日最後の神社であった八幡神社では、道が狭すぎてUターンが難しく、車が石に
乗り上げ一時立ち往生、さらに車ごと落ちそうになるなど冷や汗モノ。
この日は日南市内泊。
夜には地元の会員と楽しく酒を酌み交わし、グッスリzzz
翌日には更なる恐怖を味わうことになろうとは露知らず・・・
どうなる宮巡隊!?
続く・・・