宮崎神青ブログ - 20160311のエントリ
神社界には様々な組織が存在しますが、その中において女性のみにて構成される団体が
あることはご存知でしょうか?
その名も、と言いますかそのままですが、その名は「女子神職会」
神社の宮司に嫁いだ方、宮司の娘さんなど立場はそれぞれであります。
そんな女子神職会の祭式研修会が、去る3月9日~10日にかけて開催されました。
宮崎県が当番県となり、九州各地より約20名が受講されたようです。
祭式(さいしき)とは、つまり神社の祭典における作法のことです。
基本的な作法は男子とほぼ同じなのですが、場合によっては異なる点もあります。
当会会長宛に3月8日の開講式、懇親会にもご案内をいただいておりましたが、
あいにく出張中でしたので、3月9日の閉講式のみ参加をさせていただきました。
閉講式の雰囲気は、男だらけの会とは違って、非常に和やかな感じを受けました。
その中で当番県に対する感謝の言葉があり、その言葉を受けて、宮崎県の事務局さんが
涙ぐむ場面を目にしました。
比較的自由に動ける男子とは違い、神社はもとより家庭のことなど限られた時間の中での
準備であったことと思われます。
女子ならではの口調での温かい言葉に、ふと緊張の糸が解け、滞りなくやり終えたことへの
充実感があふれでてのことと思いました。
神職のほとんどは男子ですが、男子にはない細やかな気遣いなどは、どの世界においても
そうでしょうが、神社界にも欠かせない存在であることは言うまでのありません。
女子神職会の益々の発展と、皆様の氏神さまにおいてのご活躍を心からご祈念申し上げます。
二日間、誠にお疲れ様でした。
女子神職の歌
作詞 出雲井 晶
作曲 松田 敏江
一、悠久の 天地の理を いしずえに
据えて生れたる 日の本の
神に仕うる われは日女なり
二、天照 みおやの神の み光に
つつまれ生きる おほけなき
わが身の幸を 皆よろこばむ
三、古え由 いかなる闇の 世なりとも
光かかげて 祈りたり
まことの心 母ごころもて
四、澄み透る ゆたかな心 目見あげて
み親の教え ひとすじに
伝えてゆかむ 神います国
五、国と国 すべてを結び 和らげむ
さやけきつとめ 果たさばや
われら神つかさ 日女いざいざ