宮崎神青ブログ - 201402のエントリ

「けんぺいし」と読みます。

 

本日2月17日は多くの神社にて祈年祭が斎行されたことと思います。

(祈年祭についてはこちら

 

神社には例祭、祈年祭、新嘗祭と特に重要なお祭りが3つあったのを覚えてるでしょうか?

献幣使は例祭の時に登場します。

「なんでウチの神社の祭によその神主さんが来て、祝詞を読んじょっとか~?」

と、思ったことありませんか???

その神主さんこそが「献幣使」なのです。

 

献幣使とは、神社本庁から所属の各神社に幣帛(へいはく)を捧げる使いのこと。

例祭には神社本庁幣(幣帛料)を供えます。

これを献幣と呼ぶので、その使いが献幣使ということになります。

ちなみに幣帛とは神に奉献するものの総称のことです。

 

じゃあ何をするの???

去る2月1日に鵜戸神宮(日南市鎮座)の例祭に、献幣使随員(ずいいん)として奉仕させて

いただきましたので書き記したいと思います。

 

多くの場合は、献幣使と献幣使随員(献幣使の付き人と思っていただいて結構です)の

2人で奉仕する神社に向かいます。

先ずは参籠(さんろう)の為、前日の夕刻に鵜戸神宮入り。

参籠とは神社に籠もり心身を清めることで、その神社の神主さんももちろん参籠されます。

 

先ずはお参り。

鳥居の後ろの空洞に、

ご社殿があります。

神主さん達が習礼(しゅらい=祭典のリハーサル)をされていました。

普段奉仕する神社とは勝手が違いますので、献幣使も入念に打ち合わせを致します。

 

有名な運玉!お参りの際は是非やってみて下さい。

 

打ち合わせを終えると夕食。

斎食(さいしょく)と言いまして、四つ足の動物は食しません。

 

斎食後は入浴、翌日に備えて早めに就寝ですzzz

 

翌朝は6時30分起床!

この光景は鵜戸さんならではですね~

 

朝食をすませ、祭典の準備準備。

時刻がせまってくると、献幣使の装束を準備し、着装(着付け)を行います。

その後、自分もあたふたしながら着装となります。

 

午前10時30分、祭典開始。

自分の神社より緊張するのは言うまでもありません・・・

ちなみに幣帛料は、唐櫃(からひつ)と言われる箱に入れて社殿まで運びます。

 

宮司祝詞奏上後、いよいよ献幣使の出番。

幣帛料を献幣使随員が、鵜戸神宮の神主さんにお渡しし、神前にお供えしていただきます。

その後に献幣使祭詞奏上(さいしそうじょう)、玉串を奉りて拝礼。

神社の神徳を顕揚し、斯道の興隆を祈願し、奉賛の誠を捧げます。

 

祭典終了後は直会(なおらい)。

直会とはお祭りにおける酒宴行事のことで、祭典を構成する一つの行事。

運転手の私はもちろんノンアルコール・・・

地元の神主さん、総代さんのお話を聞かせていただいたり、とても貴重な時間です。

 

以上になります。

 

文章にすると思いのほか、自分でも「ふ~ん」という感じになってしまいましたが、

なんとなくでもお分かりいただけたでしょうか??? 

 

まぁまぁ・・・

頭の片隅にでも留めていただければ有り難いです<(_ _)>