宮崎神青ブログ - 20161003のエントリ
去る9月13日、「知ろう学ぼう災害の歴史と氏神さま」と題して研修会を
日南市鵜戸神宮にて開催致しました。
趣旨
古より我が国は、自然と共存共栄し独自の文化を形成してきた。この自然との営み方は自然環境、生活様式が如何に変化しようとも決して忘れてはならないものである。
しかしながら、災害大国とも言われる我が国は、昨今の東日本大震災・熊本地震をはじめとした想像を超える自然の猛威により、幾度となく被害を受け多くの命が失われてきた歴史がある。
もとより、人の力では為す術のない自然に対して我々にできることは日々の祈りであり、地域の人々が祈りを捧げる場が氏神さまである。氏神さまと共にある地域の歴史を顧み、先人達より受け継がれてきた教訓を再認識し、防災や災害に対する意識向上への一助となるべく本研修会を開催する。
開会に先立ち正式参拝
研修内容
①各地区「災害の歴史調査報告会」
・宮 崎 外所地震被害について
・県 北 平成十七年台風十四号による高千穂鉄道廃線、水害について
・児 湯 平成十七年台風十四号による水害について
・都 城 新燃岳噴火(享保噴火、平成噴火)について
・南那珂 外所地震による飫肥城の被害について 鵜戸神宮台風被害について
本研修は、各地区の過去の災害の歴史を調査していただき、発表していただくことに重点を
置きました。講義で得る知識とは違い、自らが調査して得る知識では一味違ったものがあると
思いこのような形式を取りました。
②熊本地震について 内村泰彰氏(熊本県神道青年会会長)
小林雄彦氏(熊本県神道青年会事務局長)
本来であれば私たちが熊本へ足を運び、話を伺うところですが、ご無理をお願いして、
宮崎へお越し頂き貴重なお話を聞くことができました。
復興へはまだまだ時間を要するようですが、少しでも力になれればと感じました。
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③災害時の保険の対応について JA共済保険担当者
④災害後の事務手続きについて 伊東健治氏(鵜戸神宮禰宜・当会第十八代会長)
研修会を終えて感じたことは、やはり人間忘れるものだと・・・
数年前の台風の被害ですら、そんな事あったっけ?と思った自分がいました。
いつまでも忘れないこと。
簡単そうで非常に難しいことでありますが、先ずはそこからです。
その上で、会員の皆様には災害への備え、災害後の対応はもとより、神社人として如何に
あるべきかを十分に考えていただき、その答えを見出していただければと思います。
最後になりますが、研修会開催にあたり、ご協力を賜りました鵜戸神宮様、準備等々
お世話いただきました南那珂地区会員の皆様に心から感謝を申し上げます。
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