宮崎神青ブログ - 201610のエントリ
本年も七五三詣の季節が近づいてまいりました。
七五三詣は3歳の男女児、5歳の男児、7歳の女児のお祓いです。
各神社では、お子様のこれまでの無事なご成長を神様に感謝し、これからの健やかなるご成長を祈念する七五三詣祈願を受け付けております。
皆様お揃いで、どうぞお住まいの地域の守護神である氏神さまへお参り下さい。
※事前にお参りになる神社へお問い合わせ下さい。(お近くの神社はこちら)
七五三詣の由来
昔は乳幼児も生存率が低く、子供が大人に成長するまでの幼児期は特に病気などの不慮の病に よって亡くなることが多くありました。「七歳までの神のうち」という先人の言葉も残されているように、七歳までは神様からの授かり者であるとの意識が強く ありました。故に成長の過程において、氏神さまに祈願し子供の無事成長することを祈念したのです。
・3歳男女 「髪置き(かみおき)」のお祝い
昔は三歳までは頭髪から病気が入ると信じられていたので、髪を伸ばさず剃り続けていました。よってこのお祝い以降に髪を伸ばす区切りとしました。
・5歳男児 「袴着(はかまぎ)」のお祝い
男の子が初めて袴を着るお祝いです。
・「帯解き(おびとき)」のお祝い 7歳女児
それまで紐で着ていた着物を、これ以降帯を締めるように替えました。
平成28年七五三詣早見表
7歳女児 | 5歳男児 | 3歳男女児 | |
満 |
平成21年生まれ |
平成23年生まれ | 平成25年生まれ |
数え | 平成22年生まれ | 平成24年生まれ | 平成26年生まれ |
※数え年で祈願するのが一般的ですが、満年齢で受けられても結構です。
あれから4ヶ月・・・
去る10月14日、午前10時より第36回献穀御神田行事抜穂祭を斎行致しました。
昨年に引き続き、またもや雨・・・
米良の地名は、米良神社のご祭神磐長姫命(いわながひめのみこと)が、
この地区でお米を作られた際に、よねよし、よねよし(米良し)と言われたことに
由来するそうであります。
今回収穫したお米は、先ずは10月15日~17日に伊勢の神宮にて斎行されます神嘗祭に
お供え致しました。
とは言っても、抜穂祭翌日の事でしたので、事前に抜き取った稲穂をお送り致しました。
この神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝する
お祭りで、年間千五百回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りであります。
田長の上米良文吉様。
田長の「刈りませ~」の掛け声のもと、稲刈り開始!
全て手刈り、かけ干しまで予定をしていましたが、雨の影響により今回は一部を
苅り取るのみとなりました。
もしかして雨男???
直会!
おにぎりは田長様の田んぼで穫れたお米、通称「文ちゃん米」を使用とのこと!
11月23日には、各神社において新穀を神様にお供えし、感謝申し上げる
新嘗祭(にいなめさい)が斎行されます。
この祭は天皇陛下御自らも斎行されるもので、その日までは陛下は新米を口になさるのを
控えていらっしゃるとのことでございます。
物が溢れ、季節を問わずに色々なものを食することができる時代ではありますが、
陛下のお姿を見習い、神職として祭を通して、我が国の基である米作りや日本人の精神を
受け継いでいく覚悟を尚一層強くしたところでございます。
最後になりますが、本事業に対しまして、ご理解ご協力を賜りました田長の上米良文吉さまをはじめ地域住民の方々、準備等々お世話いただきました児湯地区会員の皆様に心から感謝を申し上げ、さらにはこの小川地区が氏神さまである米良神社を中心として弥益々にお栄えになりますことをご祈念申し上げます。
(当日の写真はこちら)
6月4日御田植祭
8月11日 出穂(しゅっすい)
夏休み~♪
10月10日 抜穂祭
宮崎神宮御神田稲穂の生長と、息子の成長の記録でした・・・
双方ともスクスクと育ち、何よりでございます!
当会の第36回献穀御神田行事も、本年は児湯郡西米良村小川地区に御神田を選び定め、
去る6月14日に御田植祭を斎行してより、はや4ヶ月・・・
来る10月14日(金)、午前10時から抜穂祭を斎行致します。
今のところは天気の心配も無く、清々しい秋晴れの中での抜穂となりそうです。
御神田は小川作小屋のすぐ近くです。
お時間がございましたら、是非足をお運びください<(_ _)>
去る9月13日、「知ろう学ぼう災害の歴史と氏神さま」と題して研修会を
日南市鵜戸神宮にて開催致しました。
趣旨
古より我が国は、自然と共存共栄し独自の文化を形成してきた。この自然との営み方は自然環境、生活様式が如何に変化しようとも決して忘れてはならないものである。
しかしながら、災害大国とも言われる我が国は、昨今の東日本大震災・熊本地震をはじめとした想像を超える自然の猛威により、幾度となく被害を受け多くの命が失われてきた歴史がある。
もとより、人の力では為す術のない自然に対して我々にできることは日々の祈りであり、地域の人々が祈りを捧げる場が氏神さまである。氏神さまと共にある地域の歴史を顧み、先人達より受け継がれてきた教訓を再認識し、防災や災害に対する意識向上への一助となるべく本研修会を開催する。
開会に先立ち正式参拝
研修内容
①各地区「災害の歴史調査報告会」
・宮 崎 外所地震被害について
・県 北 平成十七年台風十四号による高千穂鉄道廃線、水害について
・児 湯 平成十七年台風十四号による水害について
・都 城 新燃岳噴火(享保噴火、平成噴火)について
・南那珂 外所地震による飫肥城の被害について 鵜戸神宮台風被害について
本研修は、各地区の過去の災害の歴史を調査していただき、発表していただくことに重点を
置きました。講義で得る知識とは違い、自らが調査して得る知識では一味違ったものがあると
思いこのような形式を取りました。
②熊本地震について 内村泰彰氏(熊本県神道青年会会長)
小林雄彦氏(熊本県神道青年会事務局長)
本来であれば私たちが熊本へ足を運び、話を伺うところですが、ご無理をお願いして、
宮崎へお越し頂き貴重なお話を聞くことができました。
復興へはまだまだ時間を要するようですが、少しでも力になれればと感じました。
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③災害時の保険の対応について JA共済保険担当者
④災害後の事務手続きについて 伊東健治氏(鵜戸神宮禰宜・当会第十八代会長)
研修会を終えて感じたことは、やはり人間忘れるものだと・・・
数年前の台風の被害ですら、そんな事あったっけ?と思った自分がいました。
いつまでも忘れないこと。
簡単そうで非常に難しいことでありますが、先ずはそこからです。
その上で、会員の皆様には災害への備え、災害後の対応はもとより、神社人として如何に
あるべきかを十分に考えていただき、その答えを見出していただければと思います。
最後になりますが、研修会開催にあたり、ご協力を賜りました鵜戸神宮様、準備等々
お世話いただきました南那珂地区会員の皆様に心から感謝を申し上げます。
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