宮崎神青ブログ - 201405のエントリ
去る5月13日福岡県ホテルニューオータニ博多に於いて、
神道青年九州地区協議会総会が開催されました。
福岡県と言えば現在の大河ドラマでおなじみの黒田勘兵衛ゆかりの地であります。
総会開始まで、ちょいと時間がありましたので福岡市博多区住吉鎮座の住吉神社へ。
さて問題!
住吉大神をお祀りする神社は何社あるでしょう???
なんと2,129社。
ちなみこちらの住吉神社が住吉の最初の神社なんですよ!
いわば総本山。
ご存知でしたか???
と、お参りを終えて午後2時より総会開会。
九州各県より約100名、うち宮崎県からは11名の参加でした。
開会式ではご来賓を代表して
福岡県神社庁庁長 西高辻信良様、
神道青年全国協議会会長 南坊城光興様に
ご祝辞を賜りました。
続いて当番県の福岡県神道青年会花田会長が議長となり会議へ。
第一号議案
此の時代、此の時局に鑑み、我が神国なる事の由を国民に深く認識せしめんとして、
我等青年神職の使命を確知し、今一度原点に立ち返り、祈りを通じて若い世代を
中心に伝えてゐく活動を展開するの件
【提案理由】
平成二十五年、国家的慶事である第六十二回神宮式年遷宮が恙なく執り納められた。
平成二十二年に、明治二十九年の統計開始以来最高とされる八八三万人を記録し、
平成二十五年には一三〇〇万人を超える国民が神宮を参拝した。この参拝者の急速な
増加には、神宮式年遷宮御盛儀への率直な奉祝と合はせ、国民の世直し願望となるも
のや、目に見えぬ大ひなる力を再認識した感情が集合意識として働いてゐるのではな
いだらうか。振り返れば平成二十二年と云う年は国政に対する国民の欲求不満が異常
に高まった年でもあり、平成二十三年は東日本大震災により自然への畏敬の念、本来
の日本人の姿を思い起こさせるきっかけとなった。しかし平成二十五年に政権交代が
起こり新政権への期待が希望・願望を喚起し、祝意と複合して過去最高の神宮参拝へ
と繋がったゐるのではないだらうか。
また、昭和四年の遷御の儀に於ける浜口雄幸首相以来、実に八十四年ぶりに現職の
総理大臣として安部晋三氏が内宮遷御の儀に参列された。皇室の祖先神に向けての此
の度の首相の敬虔なる尊崇の姿勢は「日本を取り戻す」との無言の決意表明でもあり、
この立派な姿勢に今や国民には公私の弁別を問う姑息な感覚は消えてゐるのではない
だらおうか。
二十年後に斎行される第六十三回神宮式年遷宮を見据え、次世代を担う若人に、建
国以来我が国が祈ることを重んじてきた神国なる所以、正に我々の負担する事業を伝
へる絶好の機会である。
然れば、敬神崇祖こそ国民道徳の基調を成すものと広く日本全国に知らしめる良ひ
時期と捉へ、今一度「祈り」の原点に立ち返り、九州各県青年神職一岩となり、柔軟
な発想や手段を駆使して現代社会に適合した神社の存在意義を広く認識せしめんと、
不断の努力を期すものである。
第二号議案
事態、懇祷泰然以て大八島々を明徴し、実践躬行以て輿論を喚起す活動を展開するの件
【提案理由】
近年、東アジアの国際関係は大きく変はりつつあり、特に日本周辺の安全保障環境
は格段に厳しさを増してゐる。平成二十四年には、ロシア、支那、日本など主要国で
指導者が交代する中で、北朝鮮によるミサイル発射、中国による多方面かつ急速な軍
事力近代化や、東シナ海や南シナ海での活発な海洋活動が行はれるなど、東アジア情
勢の緊迫度がこれまでになく高まっていくなかで、安全保障問題に関する幅広い国民
的議論は不可欠である。
対馬をめぐって韓国は、漁船による日常的領海侵犯、市議会の「対馬島の日」条例
制定、歴史教科書に対馬領有権を記述、海軍作戦司令官による政府への軍事侵攻計画
作成進言など、対馬の韓国領土主張の内外認知、領有権確立目的は歴然としてゐる。
又、習近平体制が動き出した支那は着々と沖縄の実効支配に向けて動いて居り、尖閣
諸島の領土問題昇華へのプロパダンダ、現行憲法の間隙を嘲笑う領空領土領海周辺で
の対日米デモンストレイションを始め、有りと有らゆる戦略的工作が始まってゐる。
言ふまでもなく、外国人参政権付与による自爆への懸念も拭へてゐない。
そもそも日本の国益、領土は我々日本人自身の手で護るのが当たり前である。その
”当たり前”が異形視されてゐたのが戦後六十九年間の現実と言へやう。その間愛国
心は文字通り蔑ろ、学校教育に於いても〈日本=悪〉〈公より私の幸福〉の教育が罷
り通って来た。その結果自国の領土が他国に踏み散らかされてゐても、日本の国益が
失はれても、国防を経済などと歪小化して語る所謂知識人や無関心な大衆が大量生産
されてゐる。
今茲、吾等は担ひ持つ職責を自覚し、主体的に将来の日本や日本人の在り方、果た
すべきミコトについて真剣に考へ、その為に必要な理論や行動計画を構築し、同時に
又、歴史としての現在をしっかり観察し、実践を以て明徴の端緒とする。
以上の2つの議案は原案通り承認されました。
続いて活動報告、計画等の承認、各県の活動報告も行われました。
その後宣言文の承認へ。
宣言
天皇を国の中心に戴く我が国は、今年皇紀二六七四年を迎え、遠く古より脈々と長
きに渡り、万世一系にて受け継がれて平成の御世、早くも四半世紀が経った。天皇
皇后両陛下御長寿で在らされます御事は慶賀に堪えない。
然しながら国體を支えてきた「敬神崇祖」の精神は、戦後の核家族化、新興宗教、
唯物論の跋扈により、日本精神は歪められ、錯綜した我が国は、文化・風習・国史等
を失い、伝統的な家庭祭祀が次第に失われ、皇室を中心とした我が国の国柄が崩壊さ
れつつある。もはや、煌煌たる我が神国の未来を想像することが困難な時代である。
そのような中、安部内閣発足から一年半、混沌とした世相は本来の我が国の姿を取
り戻しつつある。まさに光明の到来であり帰属意識の昂揚と、日本国民族としての誇
りを恢復する機会である。
我々九州神道青年は確乎たる使命を全うし、篤実を以て宣揚せん事を茲に誓う。
右、宣言する。
平成二十六年五月十三日
神道青年九州地区協議会
こちらに関しても承認されました。
全ての議事が終り、最後に「神道青年九州地区協議会会歌」斉唱。
朝日直刺すこの郷に 我らは幸く人と成り 受くる恵みの幾春秋
夕日の日照る禊祓の濱に 波は太古の響きを傳へ 風は神代の調べに通ふ
※( )崇きは重暉我らが姿
※( ) 浩きは宥和我らが心
赤誠熱く享け継ぎし 我ら九州若人神職
中今担ひ諸共に 神州道義の先駆なれ
※( )内は各県の歌詞を挿入
・沖縄県 御嶽守りし天降り蒲葵 ニライカナイや久高島
・福岡県 教へ導く宝満山 外つ国望む玄海の
・佐賀県 祈り修めし背振山 虹の松原唐津湾
・鹿児島県 気炎の狼煙や桜島 夜明けを告げし錦江湾
・長崎県 鎮めの美山雲仙の 世界交はる和ぎし海
・大分県 空に広がる九重山 昇りの潮や速吸の
・宮崎県 雲に聳ゆる高千穂の 空を涵すや日向灘
・熊本県 火の国継ぎし阿蘇の山 宝の海や天草の
今回は福岡県が当番ということで、もちろん福岡県の歌詞を!(歌はこちら)
総会終了後に記念撮影!
それにしても”紺のスーツ”多すぎ・・・
見事に揃えたかのようなスーツの色と同じく、思いを同じくして共に手を取り合って
諸活動に邁進していきたいと思います。
本年度も宜しくお願い致します<(_ _)>
女子神職の育児奮闘記です。
ちなみに命名編はこちら
それでは初宮詣編のはじまりはじまり・・・
産後の入院中、友人が感激の涙をいっぱいに浮かべ部屋に来てくれた。
が、私を見てふいに真顔になる。
「ふーちゃん・・・昨日・・・う、産んだよね?」
10ヶ月かけて膨らんだおなかはまだぽっこりしている。
赤ちゃん、胎盤、羊水、子宮や発達する乳腺、
増加する循環血液量合わせて6.5kg+必要な皮下脂肪。
必要・・・
17kg太ったしね!
お母さんの仕事は赤ちゃんのお世話と休養。
はじめおっぱいがあまりでなかったのでミルクと混合。
お母、妹、主人、挙句の果ては父まで動員して搾乳機で乳搾り。
いつでもどこでも何度でも出ているおっぱいに慣れた父は「ちゃんと飲めよ~」と
孫がかわいいあまり私のおっぱいをつまむ(出そうとしている) 。
おっぱいを飲ませると眠くなるのは、体を休める為とおっぱいをつくる為。
布おむつを使っていたが、そこは母にお願い・・・
普段眠れないことが多い私でさえ、しばらくの間は死んだように眠るzzz
気づいたらおっぱい丸出しで寝ていたり、夜間母に顎とおっぱいを支えられて授乳したと
後から聞き、夢でなかったのかとハッとする。
特に産後一ヶ月はしっかり休んでないと「産後の肥立ち」が悪く体調不良、ひどい場合は入院。
さらに更年期までも影響を及ぼすと言われているので、しっかり休むように助産師さんから
指導された。
海外の一部の働く女性は産後一週間ほどで職場復帰するらしいが、
日本人は体のつくりが違うので難しいらしい。
一ヶ月ほどで「床上げ」といって、無理しない程度に徐々に普段の生活にもどしていく。
授乳が不安で産後一ヶ月半ほど実家で過ごし、自宅へ戻るとサプラーイズ!
妊婦検診について行っても
「へー」とか
「ふーん」とか
「わからん」とか
言っていた主人が掃除をして迎えてくれた。
父親の第一歩!ちょっと感動。
数日後に初宮参り。
お母さんの体調も少し戻り、おっぱいも飲め、体重も増えて体力が少しついた頃に
わが子と氏神様に参るのが日本の慣わし。
神社にて御初穂料をお納めする。
熨斗には名前を筆と墨で上手い下手ではなく自分で書く(なければ筆ペンでも可)。
御神前へ進み、我が子を褥(しとね)に寝かせる。
朝から晩まで泣いている我が子が大人しく寝ている。
お宮参りで赤ちゃんがよく寝るのは、お腹の中にはない強い外の刺激をシャットダウンする為で、
太鼓の音で泣きやんだり落ち着くのは、お腹の中で聞いていたお母さんの心臓の鼓動の音と
似ているから。
祝詞奏上の間よく耳を澄ませてください。
神主さんが神様と願主の「仲執り持ち」となって奏上される祝詞は各神社、各神主共通では
ないのですべてに当てはまらないのですが
「若竹の如くすくすくと」「緑子のように」・・・と文言から分かるように
”親心”が込められています。
神様も国、子をお生みになられた親でありますので、子を慈しむ心は同じです。
母子共に健康で家族が無事であることを感謝し
事があれば大を中に、中を小に
神の御加護を賜り
育て 育ち 小さくておおきな幸せを。
すがすがしくてうれしくて・・・
こんな幸せほかにあっただろうか・・・
体重増加によりやっと留められたパンツのボタンが、今にも飛んでいきそうな不安の中、
大きな喜びに包まれた一日となりました。
次回へ続く・・・かな???