宮崎神青ブログ - 御蔭さまで
4月21日、日南市楠原に鎮座します五百禩神社(いおしじんじゃ)の改修工事竣工奉告祭が
盛大に執り行われました。
この五百禩神社は大山津見神、飫肥藩主伊東家祖先累代之神霊を御祀りする神社で、
明治5年、伊東家代々の菩提寺であった報恩寺が廃仏稀釈により廃寺となり、その後、
旧管下の土民、旧君累世の遺徳が永く絶えてしまうことを哀れみ、報恩寺跡に創建されました。
社名は伊東祐持が日向に下り、治所を都於郡に建ててから、最後の藩主であった祐相まで、
535年経ていたので「五百禩」と祐相自らが名付けられました。(※詳細はこちら)
平成22年9月に本殿他4件が国の登録有形文化財に指定されたことにより古くなった
屋根瓦の改修工事の機運が高まり、飫肥自治会を中心に奉賛活動を行い平成23年
4月より改修工事を行いました。また、平成24年3月、神社本庁より神社振興対策教科
モデル神社に指定され、より一層のご奉賛を頂き、同年9月に竣工することが出来ました。
晴天の中、伊東家子孫、県神社庁副庁長、日南商工会議所会頭ら参列のもと、厳粛に
祭典が執行され、引き続き落成式が行われました。
祝賀会では神楽奉納
飫肥城下に伝わる泰平踊り、飫肥中学生吹奏楽部による演奏などもあり竣工を祝いました。
私は大学を卒業後、8年間神奈川県の神社にてご奉仕させていただき、
平成24年6月に満を持して( ̄Λ ̄)?????
故郷に戻ってまいりました。
帰ってすぐのことで訳も分からず竣工といった感じになってしまいましたが・・・
地元の人々との触れあいを通じて、改めて故郷の温かさを実感し、またこの地で神明奉仕に
励み生きていく決意を新たにしました!
各自治会をはじめ地元住民また多くの皆様方からのお力のもと再建出来たことに篤く御礼
申し上げ、御祭神の更なる御加護をお納め戴きますよう御祈り申し上げます。
(長男坊)