宮崎神青ブログ - 20161215のエントリ
女子神職の育児奮闘記です。
約1年ぶりの投稿になります。(前回はこちら)
ではクリスマス問題編のはじまりはじまり・・・
早いもので、今年も残りわずかとなりました。
この時期にちょっと話題になることがある。
それは、『神主さんのクリスマス』
お坊さんのおうちでも同様だとか・・・
神社の子供の宿命とも言える、小さい頃からよく聞かれる質問がある。
「ふーちゃんちってクリスマスあると???」
「ツリーは、・・・あるよ(✧≖‿ゝ≖)ドヤァ」 (もらいもの・・・)
「ケーキも、・・・あるよ(✧≖‿ゝ≖)ドヤァ」 (毎年、親戚の関係で買っている・・・)
「え━━━(゚o゚〃)━━━!!!ふーちゃんち神社やろ!」
そして、この手の質問は母となった今も続く。
「おかあさ~ん、うちはクリスマスプレゼントなんでないと?」
「うちは神道だから(✧≖‿ゝ≖)ドヤァ」
と言うか、旦那さんの家も私の家もそういう習慣なかったし・・・
しかしながら、八百万の神々が坐します日本は海の外から来られた神様も尊び敬ってきた。
これは日本の文化だと思う。
お葬式でも、亡くなった方の信仰していた宗教にあわせ拝み故人を偲ぶ。
宗教はそれぞれだが偲ぶ心は同じ。
明治以前は「生きているうちは神社、おくりは仏」との言葉があり、
私の御先祖様も、明治以前は仏様のおちからによって黄泉の国へと旅立っただろう。
私が子供を宗教園に入園させたのも、どの宗教かというより、どの宗教でも敬い尊べるかが
人や物、目に見えぬもの全てに対する思いに繋がっていくのではないかなとの思いからである。
そしてさらに子供から、
「おかあさん、知ってる?サンタさんはお父さんとお母さんなんだよ!」
え!?
どうもお友達情報らしいが、もはや宗教がどうのこうのではない・・・
「へぇ~・・・そうなの?」
他の家庭に影響を及ぼしかねないので下手なことは言えない。
そんなこんなで、行き着いたクリスマスプレゼントの問いへの答えは、
「クリスマスは、イエスキリスト様のご聖誕を祝うものでプレゼントをもらうイベントではない、
教会にいってお祈りしてきなさい!」
どうやら納得してくれた様子(;≧∇≦) =3 ホッ
ついこの間、妹から相談がきた。
「お姉ちゃん、子供からなぜうちにクリスマスプレゼントが来ないか聞かれたけどなんて答えてる?」
逆に何と答えたのか聞いたところ、
「○○くんちはお金持ちだからクリスマスプレゼントあるけど、うちは貧乏だからないよ。」
と、答えてしまったらしい。
いっそのこと、
「よそはよそ、うちはうち」の方がマシだったね・・・
何はともあれ、メリークリスマス!
そして、良いお年を<(_ _)>
続く・・・