宮崎神青ブログ - 御神木

御神木

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その他
執筆 : 
office 2012-12-27 17:11

本日、朝テレビを見ていたらこんな話がありました。

愛媛県のとある神社の樹齢500年程の御神木が、枯れてしまったそうです。

突然枯れてしまったそうなので、宮司さんも不思議に思っていたところ、

なんとそれは人間の仕業でした。

調べると根元にドリルで穴を開け、除草剤を注入した痕跡が発見されたそうです。

地域の住民の方もインタビューをうけていましたが、とても残念そうでした。

被害は愛媛県の他にも高知県、徳島県、和歌山県、愛知県等々5県14本を数えます。

 

そもそも御神木とは、神霊が宿る木、その地域を守る存在であり、多くの神社で

見られます。

神社には御神木はもとより、多くの木々によって鎮守の森が形成されています。

各地を旅行すると、大きな木々があるところには必ず神社や寺があり、木々そのものも

昔から人々の崇拝の対象となってきたことが伺えます。

今回の件により、木が生きてきた歴史そのものが一瞬で消え去り、住民との関わりも

記憶の中にしか存在することができなくなってしまいました。

本当に残念なことです。

 

私たち神職は、鎮守の森を次世代へ継承する大事な使命を担っております。

皆様方も地域の神社の木々を思い起こしていただき、改めて見つめ直していただければ

と思います。

 

散歩をすると、とても清々しい気持ちになります。 於 宮崎神宮参道

 

子供達の集う場としても重要な存在です!

 

 

 

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