宮崎神青ブログ - 201407のエントリ

去る7/22~7/24に宮崎県神道青年会神職子弟の集いを開催致しました。

今回は初の試みで、福島県神道青年会の5家族16名を招待しました。

 

『福島県神職子弟招待事業』~筑紫乃日向乃鴨就島、お日さまが呼んじょっじ~
【趣旨】

 東日本大震災から早くも三年の月日が流れた。畏くも天皇陛下におかせられましては、政府主催の東日本大震災三周年追悼式におひて、「この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝へ、防災に対する心がけを育み、安全な国土を築くことを目指して、進んでいくことを期待してゐます。」と述べられた。これからも国民みなが心を一つにして寄り添っていき、被災地に一日でも早く、安らかな日々の戻ることを願はれ、御霊への追悼の言葉とされた。
しかしながら、懸命に再建の槌音が響くも被災地全体の復興には未だ程遠く、様々な問題が指摘されてゐるのが現状である。特に岩手、宮城、福島の三県を中心に、津波と原発事故による被害で、仮設住宅での生活を余儀なくされる人々は、今なほ約二十六万七千人を数へる。子供達も例外ではなく、避難生活の長期化やそれに伴う家庭環境の悪化、安心して外で遊べないことによる運動不足、肥満増加など心身への影響が懸念されてゐる。
地域復興の中心となるべきは神社であらなければならない。その担ひ手である神職子弟を宮崎の地に招き、心ゆくまで外で遊び、日本が四季折々の豊かな自然に恵まれた美しい国であることを肌で感じていただきたい。宮崎県ならではの灼熱の太陽の下で英気を養ひ、また両会会員ならびに子弟の交流を通して、被災地の現状をつぶさに伺ひ知ることが今後の支援活動に繋がり、早期復興への一助となることを願ひ本事業を開催する。
※本事業は青島神社ご社頭において、全国の皆様より寄付された震災義捐金にて開催致しました。

 

1日目宮崎空港到着後は、先ずは宮崎神宮参拝。

長旅の疲れも見せず、子供達は走り回っていました!

 

18時からは、さっそく第1回の親睦会を開催。

宮崎市青島の「網元」にて。

福島県大森幹久会長の挨拶の中で、「何も気にせずに目一杯子供と遊べることは

本当に久しぶり」との言葉が印象的でした。

何気ない一言から、被災地の現状が伺えます。

 

子供達のお席(^^) お行儀よくお願いね!

 

10分後・・・  お~い・・・

 

家族対抗のカラオケ大会が始まりました!

 

みんなで何を熱唱しているのかなぁ~???

 

答えは・・・

ほとんどの方が知っているであろう、この曲でした!

 

親睦会は終始賑やかな雰囲気に包まれ、あっという間にお開きとなりました。

 

明日は青島の海で、当会からも9家族42名が参加し、総勢58名で灼熱の太陽の下

元気いっぱい遊んでいただきます。

福島県参加者の中には原発事故の影響もあり、初めての海水浴となる子供も

いらっしゃるようですので、かけがえのない一日にしていただきたいと思います。

 

福島神青の方々は長旅で、大変お疲れのことと存じますので、まずはゆっくり

休まれて下さいね!

 

 

おやすみなさいzzz

 

翌日へ続く・・・

史上初!天孫降臨の地にて

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活動報告
執筆 : 
office 2014-7-22 10:54

一ヶ月以上も前の話になりますが・・・

 

去る平成26年6月12日午前10時30分より、御田植祭を高千穂町天岩戸にて

斎行致しました。(御神田行事についてはこちら

 

昭和56年に始められたこの行事も、本年で34回を数えます。

県北の地では、

第 6回 北浦町

第 8回 椎葉村

第13回 日向市

第18回 諸塚村

第23回 椎葉村

第29回 延岡市

に斎行されており、今回で7回目となりました。

意外でしたが、高千穂の地で斎行されるのは史上初だったのですね。

梅雨の時期ということで天気が心配されましたが、見事に快晴!

 

地元の天岩戸神社佐藤永周会員が斎主をつとめました。

 

田主・田長として佐藤重昭様にご奉仕いただきます。

お手数をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。

 

早乙女は五ヶ村公民館婦人会の方々にご協力いただき、全て手植え!

 

直会は「神楽の館」にて(^^)

今回の直会は、大変贅沢だー!

 

個人的に、この料理にハマってしまいました!いや~おいしかった!

 

お忙しい中にもかかわりませず、宮崎県神社庁副庁長木村健男様(春日神社宮司)を

はじめ、関係各位にはご参列を賜り、誠に有り難うございました。

 

7月10日には早速台風が宮崎県を直撃・・・

幸いにも御神田には大きな被害はなかったようです。

 

秋の抜穂祭には多くの方々が再び高千穂の地に集い、共に収穫を祝う目出度い日に

なりますことを、心よりご祈念申し上げます。

(カメラマン・・・)

さて3日目。(2日目はこちら

当日は早朝から、W杯開幕戦を観戦し興奮冷めやらぬままの出発となりました。

 

本日は椎葉村、諸塚村を宮巡予定。

 

椎葉村と言えば、毎年11月から12月にかけて行われる夜神楽が有名です。

村内26地区で伝承されており、各地区毎に村人が総出で神楽を舞っています。

神楽を舞うのは椎葉村の村人にとっては冬祭りであり、トシ祭りとも呼ばれます。

 

神楽を舞う場所は本来民家で、神楽宿と称されています。また、宿のなかのデイと呼ばれる

座敷に注連を張って設けた舞所のことを御神屋(みこうや)、舞手のことを祝子(ほうり)と

呼んでいます。

 

演目は33番とよく言われますが、必ずしも一定したものではなく、40番近くから

20数番までと様々です。

 

特色としては、この村で今も続けている狩猟や焼畑耕作の要素を色濃く伝えている

ことが掲げられます。猪や鹿の奉納があったり、粟や大豆などの雑穀を用いる神楽が

非常に多く見られます。

 

また、唱教(しょうきょう)と呼ばれる唱え言も貴重なもので、神楽や採物(とりもの-御幣や

弓矢など舞のとき手にする用具)謂われを語ります。この唱教のなかには、平安後期に

歌われた歌謡も含まれています。

 

村人が病気を治す願をかけ、その願が成就したときには、庭先に大宝(だいほう)の注連と

いう飾りを宿の庭先に立てます。これを「注連の大祭」と称し、大掛かりな飾り物やこの時に

特別に舞われる神楽が見られます。現在は願をかけることも少なくなったので、保存上、

栂尾(つがお)と大河内(おおかわち)では4年に一度、竹之枝尾と十根川では毎年大祭を

催しています。

 

演目は各地区によって多種多様で、太鼓のリズムも祝子の衣装も、同じ村内でも

全く異なるものが伝えられています。

(椎葉民俗芸能博物館資料より)

 

さて宮巡隊の話に戻ります。

まずは、椎葉厳島神社をお参り。

 

境内には大変立派な土俵がございます。

土俵作りにご尽力された貴乃花(花田光司)氏の植樹もございます。

 

さて大変だったのはここから・・・

先ずは10数km先の尾前神社を目指すも、残り約3kmの所で通行止の為、断念・・・

続いて不土野神社も、神社のすぐ近くまで行ったものの、地元住民に聞くと

「神社へ行く道が崩れちょっから行けんど!」とのことで断念・・・

午前中で1社しかお参りできないという、椎葉村の洗礼を受けました。

結局、予想以上の距離に椎葉村では、嶽枝尾神社小崎神社岩屋戸神社のみの

お参りとなりました。

 

続いては、

私自身生まれて初めての諸塚村へ!

 

記念すべき1社目は松ノ平神社

 

その後は、山を登っては下っての繰り返し・・・

 

この日最後にお参りさせていただいた荒立神社

 

山に沈み行く太陽・・・

この日も日没まで、みっちりとお参りさせていただきました。

 

2泊3日で52社宮巡。

今回も地域と共にある神社を目にすることができ、地方独特の祭り、風習等を

垣間見ることができました。

また神楽に縁のなかった私には、その事を学ぶ機会となったことは誠に有難いことでした。

 

今回の宮巡隊には、若い会員2人が初参加。

彼等なりに何かを感じ取り、この旅が今後の奉仕の一助となってくれればと思います。

 

さっそく1人の後輩に聞いてみました。

 

「この旅で明日からの奉仕に対して、何か心構えが変わったやろ!?」

 

「僕、明日休みです!」

 

・・・この野郎(-_-)

 

それでも宮巡隊は行く・・・

昨夜は3人部屋。

気の利かない後輩のおかげで、朝までクーラーの直風を体いっぱいに浴びて

6月というのに寒さで目が覚め、宮巡隊2日目の始まりとなりました。(1日目の様子はこちら

 

隊長が若干の二日酔いということもありましたが、どうにかこうにか出発!

本日1社目の秋元神社へ。

御田植祭までに5社程はお参りする予定でしたが、結構な遠さに2社のみの宮巡でした。

 

この日は当会の御田植祭の為、宮巡隊は一時中断。

滞りなく神事が斎行され、直会を終えてから午後2時頃より再開となりました。

御田植祭の様子は後日掲載致したいと思います。

 

本日は椎葉村宿泊の予定。

再開後は日没までに、とにかく高千穂町、五ヶ瀬町を宮巡。

ここであることに気付きました!

上野神社

 

祖母嶽神社

そうなんです!

理由は勉強不足のため定かではありませんが、ご社殿のこの部分に彫刻が大変多いのです。

私の住んでいる宮崎市内では、あまり目にすることがありません。

 

さらに、

古戸野神社スギ(町指定天然記念物)

 

祇園神社ケヤキ(町指定天然記念物)

 

 

八幡大神社ケヤキ(国指定天然記念物)

 

八幡大神社イチョウ(国指定天然記念物)

 

十根川神社八村杉(国指定天然記念物)

 

 

口をあんぐりと開き、見上げてしまう巨樹が多くあります。

いくつもの時代を越えて社殿を守り、年々の様子と朝夕にお参りにされる人々を

静かに見守り続けているのでしょう・・・

お参りになられる機会がございましたら、生命力溢れる巨樹も是非ご覧になられて下さい。

 

日没ぎりぎりまで14社宮巡。

午後8時頃に無事に椎葉村へ辿りつくことができました。

 

到着後は、地元の椎葉先輩、尾前会員と懇親会。

椎葉さんと言えば野球少年のイメージ!

 

チームの中心となって、当会の九州地区親善野球大会3連覇にも貢献されております!

尾前さんは会員ですので、ちょくちょくお会いすることができますが、久しぶりに会う椎葉さんと

ゆっくり酒を酌み交わせたことは何よりでした。

また遊びに行きますねぇ~(^_^)/~

たぶん・・・

 

以上をもって2日目終了。

本日は2人部屋。

 

明日はFIFAワールドカップ開幕戦につき、午前5時起床!

ブラジルVSクロアチアを堪能してからの、出発となりそうです・・・