宮崎神青ブログ - 活動報告カテゴリのエントリ
去る12月3日えびの市にて神宮大麻頒布を行いました。
(神宮大麻についてはこちら)
神宮大麻は、明治以前においては「御祓大麻」(おはらいたいま)と呼ばれ、伊勢の神職
(実際は師職、代官)によって全国頒布されていましたが、明治4年7月の神宮制度改正後、
同年12月22日の神祇省告論にある通り、頒布制度が一新せられ、翌5年4月1日、大宮司は
聖旨を奉じて頒布始め奉告祭を斎行しました。
これによって新制の神宮大麻頒布が「明治天皇の御聖慮による」ものであり、これを拝戴せしめ
る趣旨は「国民が朝夕天照皇大神を敬拝するための大御璽(ぎょじ)」たらしめるにある旨を
宣示せられました。
本年も伊勢の神宮では「神宮大麻頒布始祭」が9月17日に斎行されました。
祭典を斎行後に伊勢から全国各地に送られ、
続いて各県において「神宮大麻頒布始祭」。
そこから各支部へ送られ、
続いて各支部において「神宮大麻頒布始祭」
これらを終えて全国の神職はもちろんのこと、各地区の区長等を通して頒布が行われます。
と、いうことで
今回は白鳥神社の氏子区域への頒布のお手伝いをさせていただきました。
(白鳥神社についてはこちら)
宮崎市、日南市、小林市と地元会員併せて約10名の参加。
頒布開始前に、地元会員より頒布の現状説明を受けて、神宮大麻と白鳥神社の御札を
各々15体ずつ持参し出発となりました。
全国的に冷え込んだこの日は宮崎もこれに漏れず、少し雪がちらつくなど大変冷え込みました。
さらになかなかの強風・・・。
これも経験です。
私自身全くと言っていいほど知らない地域での頒布は初めての経験でした。
一人約50世帯を約3時間かけて廻らせていただきました。
もちろん全家庭に受けていただけるということは無く、反応は様々です。
「ウチは要らんわぁ~」
「お金が要るっちゃろ?」
「意味が分かりません。」
今回は回覧板で事前に頒布を告知していただいていたものの、玄関を開けたら
白衣白袴の人が立っていたら、「え?何?」と思われるのも当然のことかもしれません。
さらに色んな詐欺事件等が多発している現状にあっては中々難しいものです。
しかしながら、
「毎年のことなので受けます。」
「足が悪くてお参りに行けないので助かります。」
「受けます!こういうのしたかったんですねよね~。」
とのご家庭もあり、幸いにも私は9体頒布することができましたが、中には0体の会員も・・・
返答の中で
「初詣に神社へお参り行くのでその際に受けます。」
という方もおられます。
神宮大麻の頒布はもちろんのこと、氏神さまのことを知っていただき、氏神さまへのご参拝を
促すきっかけになったことは何よりの喜びでした。
先ずは氏神さまへお参りされ、そこで何かを感じ、神職、地域の交流を通して神社のこと、
伊勢の神宮のことを知っていただければと思います。(宮崎県内の神社はこちら)
はやいもので12月も中旬。
寒波の影響で冷え込む日が続いておりますが、体調管理には十分にご注意いただき、
「終わりよければ全て良し」との言葉もあるように、恙なき一年の締めくくりの月となりま
すようお祈り申し上げます。
去る10月27日当会御神田抜穂祭が斎行されました。
本年は台風、夏の日照不足等々で生育が心配されておりましたが、目出度くこの日を迎える
ことができました。
雲一つ無い晴天!
懸税(かけぢから)は斎主自ら苅り取ります。
この日は全部の稲穂を手で苅り取りました。
稲を干すまでさせていただきました。
神青会でここまですることは中々無く、貴重な経験となりました。
お陰をもちまして第34回の御神田行事を滞りなく終えることができました。
(御神田行事についてはこちら)
関係各位には多大なるご協力をいただきまして、誠に有り難うございました。
会員一同衷心より厚く御礼申し上げます。
(当日の写真はこちら)
さらに昨日は、
初穂米の仕分け作業を行いました。
収穫されたお米は伊勢の神宮、宮中、靖国神社をはじめとして
県内653社のお社へ奉納し、11月23日斎行の新嘗祭(にいなめさい=新穀感謝の祭)に
お供えさせていただきます。
来年は宮崎市支部担当のもと、御神田行事が斎行されます。
現在のところ、史上初となる綾の地で斎行予定です。
清々しい御神田行事となりますよう、皆で取り組んでいきたいと思います。
関係地区の皆様にはご多忙のこととは存じますが、何卒宜しくお願い致します<(_ _)>
去る9月25日、奈良県神道青年会創立50周年記念式典が開催されました。
奈良神青とは姉妹神青締結をしており、当会から5名が参加させていただきました。
出発間近まで台風の影響があり、無事に奈良県へ向かえるのか心配しましたが、
台風は熱帯低気圧へと変わり一安心しました。
初めてのJR奈良駅。
到着直前は土砂降りだったようです・・・
記念式典は午後3時からホテル日航奈良にて。
『大会宣言』
昭和三十九年八月十六日、県内若手神職が一致結束して奈良県神道青年会は結成され、
今年五十年の佳節を迎えた。
結成の頃の我が国は、戦後の混迷期を脱し高度経済成長へと突き進む時宜にあり、
当時から戦後施策による心の喪失が叫ばれていた。斯界を取り巻く環境はこの五十年で
劇的に変容し、経済成長と共に発展進化しつつも、それまで先賢が大切に培ってきた伝統
文化は荒廃の一途を辿り、明年終戦七十年を迎える今もなお、心は取り戻せずにいる。
今こそ我々は、神武帝創業の地この奈良県から日本古来の民族精神を呼び覚まし、この
美しい国風を未来へと継承するべく努力し、神々と共に在る信仰生活の原点に立ち返り
惟神の大道を宣揚し、拡く人類の福祉を増進すべく邁進することを茲に宣言する。
平成二十六年九月二十五日
奈良県神道青年会 創立五十周年記念大会
「稽古照今」(けいこしょうこん)の文字は、太安萬侶卿と御縁深き多坐彌志理都比古神社
宮司多忠記様にご揮毫賜ったそうです。
奈良県神道青年会様、誠にお目出度うございました<(_ _)>
益々のご活躍をお祈り申し上げます。
続いて第二部では神話紙芝居団かたりべまほろばの発表がございました。
「かたりべまほろば」とは、奈良県神青会創立四十周年記念事業の柱として平成十五年
十一月に立ち上げられ、初演から本年で十年と迎えたそうです。祖先から伝えられて
きた「神話」「民話」を題材に分かり易く語りかけることにより「神話」への正しい知識と、
忘れかけている日本の心を蘇らせ、次世代の子供達に継承させることを目的とされて
います。
脚本から絵画の制作、上演する舞台など全て手作りに拘り、会員神職はもとより奉務
神社の巫女、家族らが精力的に奉仕し、現在では地域への認識を広まり、神社での
祭礼を始め児童施設や各種催しなど年間を通じて公演を重ねているようです。
奈良県内のみの公演となるそうですが、興味がある方は是非お呼びになられて下さい。
続いて第三部は祝宴が催され、楽しいひとときを過ごすことができました。
さらに場所を変えての両県親睦会(*^_^*)
お疲れのところ深夜までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
翌日は交流事業の一環として、奈良県を宮巡予定。
午前8時30分出発とのこと・・・
起きられるかな???
続く・・・
去る平成26年9月7日、日南海岸の富土海水浴場にて南那珂地区ブロック会
「禊錬成会」を執り行いました。
宮崎市内より錬成会場に向かう道中雨がパラパラ・・・
到着後もパラパラ・・・
天気が心配されましたが、暫くすると雨も止み、9月上旬と言うことで気温も温かく、
海水浴?にはもってこいの気候。
しかし波がやや高い。
雨のせいか、はたまた奄美大島の東南東約210キロにある台風第14号の影響か・・・
定刻となり開会式。
道彦は吾田神社禰宜日髙輝久先輩。
今回の禊ぎは神青会員だけでなく一般の方も数名参加ということもあり作法を懇切丁寧に説明。
なにより心身共に清められているという気持ちが1番大切とのことでした。
小学校低学年?幼稚園児?も3名参加。かわいいですね(^_^)
褌鉢巻き姿に着替えた後浜辺に集合。
揃いも揃って、お腹ぽっこりの見事な体つきの男達の集団の中に、異質とも思える
引き締まった体の方が1名!
・・・サーファーの方・・・キレてます。
さて海に浸かる前に、まずは儀式。
円形に広がり
①鳥船行事(とりふねぎょうじ)
②雄健行事(おたけびぎょうじ)
③雄詰行事(おころびぎょうじ)
④気吹行事(いぶきぎょうじ)。
を行います。
そして、いざ波高き大海原へ。
高波に逆らいながら進む。
肩まで浸かり大祓詞奏上。
その間波に戻されないように耐える。
時々押し迫ってくる大きな波はジャンプして回避。
禊に集中できないのは私だけ・・・?
まだまだ修行が足りない証拠ですかね。
兎にも角にも浜に上がり鳥船行事等を繰り返し行う。
終って道彦の先導により、一同相対して両手を拡げ、一拍手「おめでとうございます」と挨拶し、
禊は修了となりました。
私自身、禊は年に1度神社の禊ぎ場にて行っていますが、海という自然の中での禊は格段に
違ったものを感じました。大海原で波に打たれ、それと共に穢れが流れていく気がし、そして
自然の力は人間を遥かに超越し絶大と改めて感じました。
その後は着替えて直会会場へ。
直会会場は廃校となった旧潮小学校のある潮の杜にてバーベキュー。
校庭にBGMが流れ、そんな演出もしているのかとちょっと驚き!と思いきや元の教室には
タイ料理店があり、そこからの音楽でした♪
さらにはスナックも入ってるみたいです。
不思議な空間の中、非常に楽しいひとときとなりました!
去る8月19日、福岡県に於いて第40回九州各県神道青年親善野球大会、
また翌日の20日は、神道青年九州地区協議会研修会が行われました。
(野球大会についてはこちら)
野球大会は宮崎県が現在3連覇中!
残念ながら生憎の雨の為、体育館での3角ベースとなりましたが、競技は何でもいい!
4連覇に向けて、熱戦が繰り広げられました!
王者の余裕(✧≖‿ゝ≖)ドヤァ
宣誓!我々選手一同は、外で思い切り野球したかった!カキーーン (*・ω・)_/彡° ヾ(・ω・;)
1回戦 宮崎6-0鹿児島
2回戦 宮崎3?-1?熊本
そして決勝戦!
ゆず/♪栄光の架橋
誰にも見せない泪(ナミダ)があった (相手は??年振りの優勝を狙う大分県)
人知れず流した泪があった ((ρ≧□≦)ノ…コラーっ!!!)
決して平らな道ではなかった (初回のピンチをファインプレ-により無失点で切り抜ける)
けれど確かに歩んで来た道だ (秘技消える魔球ならぬ消えるバット???)
あの時想い描いた夢の途中に今も (2回を終わって0対0の投手戦)
何度も何度もあきらめかけた夢の途中 (しかし大分の猛攻にあい3点を追う苦しい展開に)
いくつもの日々を越えて (反撃開始!)
辿り着いた今がある (大分県さん、タイムアウトのない試合の面白さを教えてあげますよ!)
だからもう迷わずに進めばいい (あきらめたらそこで試合終了ですよ。そしてついに・・・)
栄光の架橋へと… (・・・・・・)
0-3の完敗。
惜しくも4連覇の夢は絶たれました。
大分県さん優勝おめでとうございます<(_ _)>
今回ご担当いただいた福岡県神青会の皆様には、大変なご苦労だったことと思います。
御陰をもちまして、大変楽しい有意義なひとときとなりました。
衷心より厚く御礼申し上げます。
さて来年は長崎県で開催!
やられたらやり返す!倍返しだ!(しつこい?)
一丸となってV奪還へ向けて頑張りましょう┗(`・ω・´)┛フンヌッ!
お疲れっした~・・・
さて2日目!(1日目の様子はこちら)
たしかなこと - 小田和正
雨上がりの空を見ていた
通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから
小さな幸せに気づかないんだろ
時を越えて君を愛せるか
ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた
君のために今何ができるか
忘れないでどんな時も
きっとそばにいるから
そのために僕らはこの場所で
同じ風に吹かれて
同じ時を生きてるんだ
いちばん大切なことは
特別なことではなく
ありふれた日々の中で君を
今の気持ちのまゝで
見つめていること
忘れないでどんな時も
きっとそばにいるから
そのために僕らはこの場所で
同じ風に吹かれて
同じ時を生きてるんだ
どんな時も
きっとそばにいるから
以上、福島県神道青年会との交流事業2日目の様子でした♪(写真はこちら)
懇親会の冒頭で、福島県神青会田村副会長が福島県の現状を話されました。
その中でこんな話が。
息子さんに将来の夢を聞いたことがあるそうです。
その答えは、
「トッキュージャー!」
「仮面ライダー鎧武!」
そして最後に、
「お父さんの神社の神主さんになること」
普通であれば、息子が跡を継いでくれるという大変嬉しい話です。
しかし現在、田村さんは避難生活をされており、自分のお社に戻ることができないそうです。
この子の夢が叶う日がくることを、心から祈るばかりであります。
(福島県の様子はこちらで伺い知ることができます)
詞心ちゃん、結ちゃん、拓巳くん、天くん、心ちゃん、英梨香ちゃん、
陽菜ちゃん、純樹くん、蒼平くん、直昌くん(笑)
心置きなく、目一杯楽しめたかな???
福島に戻っても、宮崎のみんなのことを忘れずに笑顔で頑張って下さいね!
遠く離れた宮崎から、応援しています。
困ったことがあったら、遠慮なく何でも言って下さいね(^_^)/~
今回の交流を通して生まれた新たな絆。
まだまだ小さなこの絆を絶やすことなく、より大きくして復興支援活動に繋げること。
それが私達に出来る、
たしかなこと・・・
去る7/22~7/24に宮崎県神道青年会神職子弟の集いを開催致しました。
今回は初の試みで、福島県神道青年会の5家族16名を招待しました。
『福島県神職子弟招待事業』~筑紫乃日向乃鴨就島、お日さまが呼んじょっじ~
【趣旨】
東日本大震災から早くも三年の月日が流れた。畏くも天皇陛下におかせられましては、政府主催の東日本大震災三周年追悼式におひて、「この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝へ、防災に対する心がけを育み、安全な国土を築くことを目指して、進んでいくことを期待してゐます。」と述べられた。これからも国民みなが心を一つにして寄り添っていき、被災地に一日でも早く、安らかな日々の戻ることを願はれ、御霊への追悼の言葉とされた。
しかしながら、懸命に再建の槌音が響くも被災地全体の復興には未だ程遠く、様々な問題が指摘されてゐるのが現状である。特に岩手、宮城、福島の三県を中心に、津波と原発事故による被害で、仮設住宅での生活を余儀なくされる人々は、今なほ約二十六万七千人を数へる。子供達も例外ではなく、避難生活の長期化やそれに伴う家庭環境の悪化、安心して外で遊べないことによる運動不足、肥満増加など心身への影響が懸念されてゐる。
地域復興の中心となるべきは神社であらなければならない。その担ひ手である神職子弟を宮崎の地に招き、心ゆくまで外で遊び、日本が四季折々の豊かな自然に恵まれた美しい国であることを肌で感じていただきたい。宮崎県ならではの灼熱の太陽の下で英気を養ひ、また両会会員ならびに子弟の交流を通して、被災地の現状をつぶさに伺ひ知ることが今後の支援活動に繋がり、早期復興への一助となることを願ひ本事業を開催する。
※本事業は青島神社ご社頭において、全国の皆様より寄付された震災義捐金にて開催致しました。
1日目宮崎空港到着後は、先ずは宮崎神宮参拝。
長旅の疲れも見せず、子供達は走り回っていました!
18時からは、さっそく第1回の親睦会を開催。
宮崎市青島の「網元」にて。
福島県大森幹久会長の挨拶の中で、「何も気にせずに目一杯子供と遊べることは
本当に久しぶり」との言葉が印象的でした。
何気ない一言から、被災地の現状が伺えます。
子供達のお席(^^) お行儀よくお願いね!
10分後・・・ お~い・・・
家族対抗のカラオケ大会が始まりました!
みんなで何を熱唱しているのかなぁ~???
答えは・・・
ほとんどの方が知っているであろう、この曲でした!
親睦会は終始賑やかな雰囲気に包まれ、あっという間にお開きとなりました。
明日は青島の海で、当会からも9家族42名が参加し、総勢58名で灼熱の太陽の下
元気いっぱい遊んでいただきます。
福島県参加者の中には原発事故の影響もあり、初めての海水浴となる子供も
いらっしゃるようですので、かけがえのない一日にしていただきたいと思います。
福島神青の方々は長旅で、大変お疲れのことと存じますので、まずはゆっくり
休まれて下さいね!
おやすみなさいzzz
翌日へ続く・・・
一ヶ月以上も前の話になりますが・・・
去る平成26年6月12日午前10時30分より、御田植祭を高千穂町天岩戸にて
斎行致しました。(御神田行事についてはこちら)
昭和56年に始められたこの行事も、本年で34回を数えます。
県北の地では、
第 6回 北浦町
第 8回 椎葉村
第13回 日向市
第18回 諸塚村
第23回 椎葉村
第29回 延岡市
に斎行されており、今回で7回目となりました。
意外でしたが、高千穂の地で斎行されるのは史上初だったのですね。
梅雨の時期ということで天気が心配されましたが、見事に快晴!
地元の天岩戸神社佐藤永周会員が斎主をつとめました。
田主・田長として佐藤重昭様にご奉仕いただきます。
お手数をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。
早乙女は五ヶ村公民館婦人会の方々にご協力いただき、全て手植え!
直会は「神楽の館」にて(^^)
今回の直会は、大変贅沢だー!
個人的に、この料理にハマってしまいました!いや~おいしかった!
お忙しい中にもかかわりませず、宮崎県神社庁副庁長木村健男様(春日神社宮司)を
はじめ、関係各位にはご参列を賜り、誠に有り難うございました。
7月10日には早速台風が宮崎県を直撃・・・
幸いにも御神田には大きな被害はなかったようです。
秋の抜穂祭には多くの方々が再び高千穂の地に集い、共に収穫を祝う目出度い日に
なりますことを、心よりご祈念申し上げます。
(カメラマン・・・)
去る5月13日福岡県ホテルニューオータニ博多に於いて、
神道青年九州地区協議会総会が開催されました。
福岡県と言えば現在の大河ドラマでおなじみの黒田勘兵衛ゆかりの地であります。
総会開始まで、ちょいと時間がありましたので福岡市博多区住吉鎮座の住吉神社へ。
さて問題!
住吉大神をお祀りする神社は何社あるでしょう???
なんと2,129社。
ちなみこちらの住吉神社が住吉の最初の神社なんですよ!
いわば総本山。
ご存知でしたか???
と、お参りを終えて午後2時より総会開会。
九州各県より約100名、うち宮崎県からは11名の参加でした。
開会式ではご来賓を代表して
福岡県神社庁庁長 西高辻信良様、
神道青年全国協議会会長 南坊城光興様に
ご祝辞を賜りました。
続いて当番県の福岡県神道青年会花田会長が議長となり会議へ。
第一号議案
此の時代、此の時局に鑑み、我が神国なる事の由を国民に深く認識せしめんとして、
我等青年神職の使命を確知し、今一度原点に立ち返り、祈りを通じて若い世代を
中心に伝えてゐく活動を展開するの件
【提案理由】
平成二十五年、国家的慶事である第六十二回神宮式年遷宮が恙なく執り納められた。
平成二十二年に、明治二十九年の統計開始以来最高とされる八八三万人を記録し、
平成二十五年には一三〇〇万人を超える国民が神宮を参拝した。この参拝者の急速な
増加には、神宮式年遷宮御盛儀への率直な奉祝と合はせ、国民の世直し願望となるも
のや、目に見えぬ大ひなる力を再認識した感情が集合意識として働いてゐるのではな
いだらうか。振り返れば平成二十二年と云う年は国政に対する国民の欲求不満が異常
に高まった年でもあり、平成二十三年は東日本大震災により自然への畏敬の念、本来
の日本人の姿を思い起こさせるきっかけとなった。しかし平成二十五年に政権交代が
起こり新政権への期待が希望・願望を喚起し、祝意と複合して過去最高の神宮参拝へ
と繋がったゐるのではないだらうか。
また、昭和四年の遷御の儀に於ける浜口雄幸首相以来、実に八十四年ぶりに現職の
総理大臣として安部晋三氏が内宮遷御の儀に参列された。皇室の祖先神に向けての此
の度の首相の敬虔なる尊崇の姿勢は「日本を取り戻す」との無言の決意表明でもあり、
この立派な姿勢に今や国民には公私の弁別を問う姑息な感覚は消えてゐるのではない
だらおうか。
二十年後に斎行される第六十三回神宮式年遷宮を見据え、次世代を担う若人に、建
国以来我が国が祈ることを重んじてきた神国なる所以、正に我々の負担する事業を伝
へる絶好の機会である。
然れば、敬神崇祖こそ国民道徳の基調を成すものと広く日本全国に知らしめる良ひ
時期と捉へ、今一度「祈り」の原点に立ち返り、九州各県青年神職一岩となり、柔軟
な発想や手段を駆使して現代社会に適合した神社の存在意義を広く認識せしめんと、
不断の努力を期すものである。
第二号議案
事態、懇祷泰然以て大八島々を明徴し、実践躬行以て輿論を喚起す活動を展開するの件
【提案理由】
近年、東アジアの国際関係は大きく変はりつつあり、特に日本周辺の安全保障環境
は格段に厳しさを増してゐる。平成二十四年には、ロシア、支那、日本など主要国で
指導者が交代する中で、北朝鮮によるミサイル発射、中国による多方面かつ急速な軍
事力近代化や、東シナ海や南シナ海での活発な海洋活動が行はれるなど、東アジア情
勢の緊迫度がこれまでになく高まっていくなかで、安全保障問題に関する幅広い国民
的議論は不可欠である。
対馬をめぐって韓国は、漁船による日常的領海侵犯、市議会の「対馬島の日」条例
制定、歴史教科書に対馬領有権を記述、海軍作戦司令官による政府への軍事侵攻計画
作成進言など、対馬の韓国領土主張の内外認知、領有権確立目的は歴然としてゐる。
又、習近平体制が動き出した支那は着々と沖縄の実効支配に向けて動いて居り、尖閣
諸島の領土問題昇華へのプロパダンダ、現行憲法の間隙を嘲笑う領空領土領海周辺で
の対日米デモンストレイションを始め、有りと有らゆる戦略的工作が始まってゐる。
言ふまでもなく、外国人参政権付与による自爆への懸念も拭へてゐない。
そもそも日本の国益、領土は我々日本人自身の手で護るのが当たり前である。その
”当たり前”が異形視されてゐたのが戦後六十九年間の現実と言へやう。その間愛国
心は文字通り蔑ろ、学校教育に於いても〈日本=悪〉〈公より私の幸福〉の教育が罷
り通って来た。その結果自国の領土が他国に踏み散らかされてゐても、日本の国益が
失はれても、国防を経済などと歪小化して語る所謂知識人や無関心な大衆が大量生産
されてゐる。
今茲、吾等は担ひ持つ職責を自覚し、主体的に将来の日本や日本人の在り方、果た
すべきミコトについて真剣に考へ、その為に必要な理論や行動計画を構築し、同時に
又、歴史としての現在をしっかり観察し、実践を以て明徴の端緒とする。
以上の2つの議案は原案通り承認されました。
続いて活動報告、計画等の承認、各県の活動報告も行われました。
その後宣言文の承認へ。
宣言
天皇を国の中心に戴く我が国は、今年皇紀二六七四年を迎え、遠く古より脈々と長
きに渡り、万世一系にて受け継がれて平成の御世、早くも四半世紀が経った。天皇
皇后両陛下御長寿で在らされます御事は慶賀に堪えない。
然しながら国體を支えてきた「敬神崇祖」の精神は、戦後の核家族化、新興宗教、
唯物論の跋扈により、日本精神は歪められ、錯綜した我が国は、文化・風習・国史等
を失い、伝統的な家庭祭祀が次第に失われ、皇室を中心とした我が国の国柄が崩壊さ
れつつある。もはや、煌煌たる我が神国の未来を想像することが困難な時代である。
そのような中、安部内閣発足から一年半、混沌とした世相は本来の我が国の姿を取
り戻しつつある。まさに光明の到来であり帰属意識の昂揚と、日本国民族としての誇
りを恢復する機会である。
我々九州神道青年は確乎たる使命を全うし、篤実を以て宣揚せん事を茲に誓う。
右、宣言する。
平成二十六年五月十三日
神道青年九州地区協議会
こちらに関しても承認されました。
全ての議事が終り、最後に「神道青年九州地区協議会会歌」斉唱。
朝日直刺すこの郷に 我らは幸く人と成り 受くる恵みの幾春秋
夕日の日照る禊祓の濱に 波は太古の響きを傳へ 風は神代の調べに通ふ
※( )崇きは重暉我らが姿
※( ) 浩きは宥和我らが心
赤誠熱く享け継ぎし 我ら九州若人神職
中今担ひ諸共に 神州道義の先駆なれ
※( )内は各県の歌詞を挿入
・沖縄県 御嶽守りし天降り蒲葵 ニライカナイや久高島
・福岡県 教へ導く宝満山 外つ国望む玄海の
・佐賀県 祈り修めし背振山 虹の松原唐津湾
・鹿児島県 気炎の狼煙や桜島 夜明けを告げし錦江湾
・長崎県 鎮めの美山雲仙の 世界交はる和ぎし海
・大分県 空に広がる九重山 昇りの潮や速吸の
・宮崎県 雲に聳ゆる高千穂の 空を涵すや日向灘
・熊本県 火の国継ぎし阿蘇の山 宝の海や天草の
今回は福岡県が当番ということで、もちろん福岡県の歌詞を!(歌はこちら)
総会終了後に記念撮影!
それにしても”紺のスーツ”多すぎ・・・
見事に揃えたかのようなスーツの色と同じく、思いを同じくして共に手を取り合って
諸活動に邁進していきたいと思います。
本年度も宜しくお願い致します<(_ _)>