宮崎神青ブログ - 怪しい者ではありません・・・
去る12月3日えびの市にて神宮大麻頒布を行いました。
(神宮大麻についてはこちら)
神宮大麻は、明治以前においては「御祓大麻」(おはらいたいま)と呼ばれ、伊勢の神職
(実際は師職、代官)によって全国頒布されていましたが、明治4年7月の神宮制度改正後、
同年12月22日の神祇省告論にある通り、頒布制度が一新せられ、翌5年4月1日、大宮司は
聖旨を奉じて頒布始め奉告祭を斎行しました。
これによって新制の神宮大麻頒布が「明治天皇の御聖慮による」ものであり、これを拝戴せしめ
る趣旨は「国民が朝夕天照皇大神を敬拝するための大御璽(ぎょじ)」たらしめるにある旨を
宣示せられました。
本年も伊勢の神宮では「神宮大麻頒布始祭」が9月17日に斎行されました。
祭典を斎行後に伊勢から全国各地に送られ、
続いて各県において「神宮大麻頒布始祭」。
そこから各支部へ送られ、
続いて各支部において「神宮大麻頒布始祭」
これらを終えて全国の神職はもちろんのこと、各地区の区長等を通して頒布が行われます。
と、いうことで
今回は白鳥神社の氏子区域への頒布のお手伝いをさせていただきました。
(白鳥神社についてはこちら)
宮崎市、日南市、小林市と地元会員併せて約10名の参加。
頒布開始前に、地元会員より頒布の現状説明を受けて、神宮大麻と白鳥神社の御札を
各々15体ずつ持参し出発となりました。
全国的に冷え込んだこの日は宮崎もこれに漏れず、少し雪がちらつくなど大変冷え込みました。
さらになかなかの強風・・・。
これも経験です。
私自身全くと言っていいほど知らない地域での頒布は初めての経験でした。
一人約50世帯を約3時間かけて廻らせていただきました。
もちろん全家庭に受けていただけるということは無く、反応は様々です。
「ウチは要らんわぁ~」
「お金が要るっちゃろ?」
「意味が分かりません。」
今回は回覧板で事前に頒布を告知していただいていたものの、玄関を開けたら
白衣白袴の人が立っていたら、「え?何?」と思われるのも当然のことかもしれません。
さらに色んな詐欺事件等が多発している現状にあっては中々難しいものです。
しかしながら、
「毎年のことなので受けます。」
「足が悪くてお参りに行けないので助かります。」
「受けます!こういうのしたかったんですねよね~。」
とのご家庭もあり、幸いにも私は9体頒布することができましたが、中には0体の会員も・・・
返答の中で
「初詣に神社へお参り行くのでその際に受けます。」
という方もおられます。
神宮大麻の頒布はもちろんのこと、氏神さまのことを知っていただき、氏神さまへのご参拝を
促すきっかけになったことは何よりの喜びでした。
先ずは氏神さまへお参りされ、そこで何かを感じ、神職、地域の交流を通して神社のこと、
伊勢の神宮のことを知っていただければと思います。(宮崎県内の神社はこちら)
はやいもので12月も中旬。
寒波の影響で冷え込む日が続いておりますが、体調管理には十分にご注意いただき、
「終わりよければ全て良し」との言葉もあるように、恙なき一年の締めくくりの月となりま
すようお祈り申し上げます。