宮崎神青ブログ - 20120608のエントリ
寛下親王殿下薨去の報に接し、統理謹話が発表されました。
統理謹話
寛仁親王殿下には、平成二十四年六月六日午後三時三十五分、佐々木研究所附属杏雲堂病院に於いて、薨去遊ばされました。
長い期間に亙る病との闘ひの間に度重なる手術が施され、懸命な治療を続けながらもご公務に勤しまれ、障害者福祉やスポーツ振興にも熱心にお取り組みのことと承ってをりました。しかしながら、ここに薨去の報に接し、天皇皇后両陛下をはじめ三笠宮同妃両殿下、また、終始御側で御看病に盡してこられました信子妃殿下やお二方の女王殿下の御悲嘆は、如何ばかりかと拝察申上げます。
寛仁親王殿下には、全国氏子青年協議会の記念大会へは三度、全国神社保育団体連合会の記念大会にも台臨を仰ぎ、鎮守の森を育む重要性など親しく御言葉を賜はりました。また、折に触れてご参拝戴きました神社も数多いことと存じます。常に斯界に対しまして御心をお寄せ戴いてをりましたことに、謹んで神社関係者斉しく感謝申し上げるところであります。
この上は、故寛仁親王殿下が神宮の御事をはじめ、各地の神社の祭りについてもお心をお寄せになられてゐたお姿を偲びつつ、私どもは愈々目前に迫った第六十二回神宮式年遷宮の完遂に向けて一層の力を尽くして参りたいと存じます。
茲に故寛仁親王殿下の御霊の御平安を謹んでお祈り申上げる次第であります。
平成二十四年六月七日
神社庁統理 北白川 道 久