宮崎神青ブログ - 教えて神主さん!カテゴリのエントリ
お正月のしめ飾りや古神符(古い御守や御札)等はどうするの?
そういったものを焼納する神事が「どんと祭」です。
感謝の気持ちを込めて、お返し下さい。
ほぼ全国的に見られる神事で、左義長(さぎちょう)とも呼ばれます。
神社によっては、火鑚具(ひきりぐ)にて忌火を熾しその火を用いて焼納致します。
昔ながらの方法ですので、なかなか火がつかないのもこのお祭りの醍醐味です!?
また竹に餅をはさみ、この火で炙って食べると、無病息災であると云われています。
うっかり炙りすぎると竹が焼けてしまい、火の中から取り出した時には、
「お餅がない(T_T)」なんて光景も目にしますのでご注意下さい。
お誘い合わせの上、ご参拝されてはいかがでしょうか!
お知らせ
宮崎八幡宮「どんど祭」 (宮崎市宮田町鎮座)
日時 平成26年1月12日(日)午後5時~午後9時
一時途絶えていましたが、先々代宮司のころ再興されたそうです。
※約5000個の餅を用意しております。
小戸神社「どんと祭」 (宮崎鶴島鎮座)
日時 平成26年1月13日(月)午後3時~午後7時
日程 午後3時より、餅つき大会
午後5時より、どんと祭(朝日舞奉納)
※福餅・ぜんざい・樽酒の振る舞いがあります。
「てんちょうさい」と読みます。
天皇陛下の誕生日を祝うお祭りで、現在は12月23日に斎行されます。
第125代天皇である今上陛下(きんじょうへいか=現在の天皇陛下のこと)は、
昭和天皇(第124代天皇)の第一皇子。母は香淳皇后。
昭和8年12月23日のお生まれです。
ちなみに昭和天皇誕生日の4月29日は「みどりの日」として平成2年より
国民の祝日とされています。
この日皇居では一般参賀が行われ、天皇陛下が,皇后陛下,皇太子同妃両殿下及び
秋篠宮同妃両殿下とご一緒におおむね3回長和殿ベランダにお出ましになる予定
だそうです。
昨今、将来予想される皇族の減少から「天皇皇后両陛下の御負担軽減」と「皇室活動の
安定性」のために、いわゆる「女性宮家」創設を柱とする皇室典範改正に向けた検討が
行われています。
しかしながら、天皇陛下を戴く万世一系の我が国柄は世界に比類無き宝であって、
第一代神武天皇から今日まで例外なく、男系男子によって護持されて来た国体を
安易に変更することなどあってはならないと考えます。
一般の方は、皇室の話をしてもピンとこないかもしれませんが、
自分の生まれ育った国のことです!
一度じっくり考えられてはいかがでしょうか・・・
謹んで聖寿の万歳と御皇室の弥栄をご祈念申し上げます。
「今年は厄年じゃあ!お祓いした方がいいとか~?」
と、聞かれることがよくあります。
厄年とは、最近では厄難を受けることが多い年であるとか、忌み嫌うことのみ強調されていますが、本来は「厄=役」でもあり、世の中のお役に立つこと、その様な年まわりとなったことをお祝いする年でもありました。
前厄、大厄、後厄の3年間は厄祓等を受けられ、人生の大きな節目を大過なくお過ごしいただきたいと思います。
※平成29年厄年表はこちら
※年齢は数え年になります。(その年になる年齢に1歳足した年齢です)
※誕生日に関わらず、その年1年間が厄年にあたります。
※前厄の前年に「入厄」の祈願をされている場合もあります。
※厄年の3年間を無事に過ごされたことを、神様に奉告し感謝する厄明奉斎(御礼参り) もあります。
お願いするばかりでなく、必ず御礼することもお忘れなく・・・
新嘗祭は、「にいなめさい」と呼びます。
例祭、祈年祭(きねんさい)とともに、神社における重要なお祭りの1つです。
11月23日は、宮中では天皇陛下が天照大御神をはじめ神々にその年の新穀をお供えし、
御自身もお召し上がりになる「新嘗祭」が斎行されます。
天皇が即位後、初めて行う新嘗祭のことは、大嘗祭(だいじょうさい)といいます。
つまり大嘗祭は天皇一代に一度の大祭ということになります。
新嘗祭の起源については「天孫降臨」に際し、天照大御神が孫にあたる瓊々杵尊
(ににぎのみこと)に斎庭(ゆにわ)の稲穂をお授けになったことに遡ることができます。
天照大御神から授けられた稲穂が栽培され、これが我が国における農業の始めとなったのです。
この神話にならい全国の神社では新穀の収穫を感謝するおまつりが斎行されます。
ちなみに伊勢の神宮は新嘗祭ではなく、10月17日に神嘗祭(かんなめさい)が斎行されます。
伊勢の神宮における年中最大の収穫祭であり、天照大御神に新穀を供えまつり、宮中ならびに
全国の神社の新嘗祭に先だって斎行されます。
祝詞では現世の人間のことを「青人草」(あおひとくさ)といいます。
古事記に初見され、日本書紀では「蒼生」と書かれています。
本居宣長は「古事記伝」で、人の増えていくのを青草の生い繁る様にたとえた語と説いています。
皆様ご承知のように、人の繁栄に”食”は欠かせないものであります。
改めてお米をはじめ、食物に感謝する日としていただきたいと思います。
食前感謝の言葉
たなつもの百の木草も天照らす日の大神のめぐみえてこそ いただきます。
食後感謝の言葉
朝よひに物くふごとに豊受の神のめぐみを思へ世の人 ごちそうさま。
宮崎神宮新嘗祭お供えの様子(平成23年)
神宮大麻(じんぐうたいま)と伊勢の神宮の御札のことです!
全国の神社では新年を迎えるにあたり、日本民族の総氏神さまと仰ぎます伊勢神宮の御札を全国の各家庭におまつりいただき、朝夕に御神徳を拝され国の繁栄と平和、家庭の平安を祈るべく、各ご家庭にお頒ちいたしております。
伊勢の神宮は、三重県伊勢市に鎮座する
皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)と
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮)を
中心とするお宮です。
皇大神宮は、皇室の御祖先の神さま、私たちの総氏神さまでもある天照大御神(あまてらすおおみかみ)をおまつりしています。
神宮大麻は、各神社にて授与しております。(1体800円) ※御守等は体(たい)と数えます。
年末や初詣の際にお受けいただいて、是非おまつり下さいますよう宜しくお願い致します。
お神札のまつり方
神棚は、目の高さより少し上におまつりし、お神札が南か東に向くのが一般的ですが、間取りによってはおまつりにふさわしい明るく清らかな場所であれば結構です。
神前には、米、酒、塩、水等の他に季節の初物、お土産等も感謝の気持ちをこめてお供えし、拝礼しましょう。
※氏神神社とは、ご自分がお住まいの地域の神社さんになります。氏神神社は、こちらでお確かめ下さい。
※崇敬神社とは、ご自分が崇敬される神社さんになります。
「神様は喧嘩されないのですか???」と、よく聞かれることがあります。
神様同士は喧嘩致しませんので、多くの神社の御札をおまつりいただいても結構です!