宮崎神青ブログ - 夏の一コマ
去る7月18、19日と小戸神社夏越祭のお手伝いをさせていただきました。
そもそも小戸神社は私の実家。
初めてこの祭に参加したのは小学生低学年だったかな?
子供みこしを担いだ記憶が有るような無いような・・・
小学校4年くらいから6年までは獅子舞。
中学からは、獅子舞の笛、太鼓を奏でる神楽を大学4年まで。
大学を卒業してからは神職を志し上京、帰郷後は神職として。
私は男3兄弟の次男坊。
総代さんからは、
「お前が一番神主になるとは思わんかった~!」
と言われたこともあるような・・・
と、簡単に振り返ると30年は携わってきた、
と言いますか、携わるを得ないお祭りであります。
祭に参加されている人も様々です。
中心となられる総代さんは、白髪頭や少々薄くなられたり、
威勢がよく、少々強面の担ぎ手のお兄さんは落ち着かれたり、
おじさん、おばんさんと思っていた親子会の父兄が同世代になったり、
指導した後輩が、指導者する側になったり。
言い出せばきりがありませんが、
参加者の面々を眺めながら時の流れを感じました。
御神幸の道中も様々。
獅子舞に泣き叫ぶお子さま、
自分の事のように喜ばれる人、
そっと御神輿に手を合わせる人、
街並みは変われど、そこには昔から変わらぬ日本の風景があります。
二日間天候に悩まされましたが、御陰をもちまして滞りなく盛大に斎行できました。
最後の宮入りまで皆で声を揃えて「ワッショイ、ワッショイ!」
宮入り後は、大きな拍手、握手、抱き合う人、涙を流す人、
皆で大きな喜びを分かちあい、境内は清々しい雰囲気に包まれました。
祭を終えて、静寂を取り戻した境内。
参加者のある方がご家族で参拝になられました。
「あれがお父さんが担いだおみこし~?」
「そうだよ~」
「じゃあお参りしようか」
二礼
二拍手
一礼
・・・
お参りを終えた奥さんが一言。
「夏が終わった気がするね~」
「じゃ~ねぇ~」
ご家族にとって小戸神社夏祭が、毎年恒例の夏の大きな一コマであることが伺えました。
ゆくらゆくらに街行く神輿
氏子崇敬者の基心
(小戸神社夏越唄より)
二日間誠にお疲れ様でした。