宮崎神青ブログ - 知っちょる?宮崎の祭⑰
〇更衣祭〇
七月六日の「浜下り神事」と呼ばれる高鍋町堀之内海岸での禊行事による潔斎から始まり、7日の都萬神社本殿での「更衣祭」までの二日間にわたって行われます。「更衣祭」では、本殿より御祭神木花開耶姫命の御神像がご出座され、宮司により、白粉や紅でお化粧が施され、真綿の御被衣を着け、新たな衣を着せ替え、嫁入りのお姿を再現します。着せ替えする衣は毎年氏子崇敬者より奉納され、その衣も枚数でその年の寒暖を占うとされ、前年より多ければ寒く、少なければ暑いと言われております。なお、西都市大字清水の清水神社でも同日に同様の更衣祭が斎行され、御同神祭と称されております。
由来:御祭神木花開耶姫命は、天孫瓊瓊杵尊に逢初川の辺で見初められ、事勝国勝長狭神を仲人に立てて結婚されます。これが日本における「仲人を立てた結婚儀礼の始まり」とも言われております。
その御入内のご様子を神事の中で再現するようになり、起源は不詳ですが、室町時代には行っていたと記録がございます。
時期:七月七日
神社:都萬神社(西都市大字妻鎮座)https://tsumajinja.webnode.jp/
清水神社(西都市大字清水鎮座)