宮崎神青ブログ - 教えて神主さん!⑮~十干十二支~

教えて神主さん!⑮~十干十二支~

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教えて神主さん!
執筆 : 
office 2014-1-7 16:42

じっかんじゅうにしと読みます。

 

平成26年は、
①紀元2674年
②西暦2014年
③甲午歳
④昭和89年
になります。

①については、「日本書紀」の記述を基にしたものです。

宮崎神宮のご祭神・神武天皇は15歳の時に皇太子になられ、宮崎に都を定められました。

しかし、この国の人々が豊かに暮らせるようにするには、四方を青い山にかこまれた大和

(奈良県)に都をおくのがよいと思われ、45歳の時に宮崎をおたちになり、大和へ向けて

すすまれました。そして、宮崎をおたちになって7年目の正月朔日(現在の2月11日)に

畝傍の橿原の地に宮殿を建て第一代の天皇にご即位されました。

この年を”紀元元年”(建国記念日)とし、平成26年は紀元2674年にあたります。

 

②、④については皆様ご存じと思います。


③については、言うまでもなく干支になります。
今年は甲午(きのえうま)歳になります。

※十干

干は幹の略字、十干または「え」「と」とも言います。

「え」は兄で陽性、「と」は弟で陰性を表します。

甲(きのえ) 丙(ひのえ) 戊(つちのえ) 庚(かのえ) 壬(みずのえ)  
乙(きのと) 丁(ひのと) 己(つちのと) 辛(かのと) 癸(みずのと)  

 

※十二支

そもそも干支とは、古代中国で十二宮のおのおのに獣を充てたのに基づくと言われます。

支は枝の略字、十二種類あります。

陽性、陰性を表すと次の通りです。

子(ね) 寅(とら) 辰(たつ) 午(うま) 申(さる) 戌(いぬ)
丑(うし) 卯(う) 巳(み) 未(ひつじ) 酉(とり) 亥(い)

普通十干と十二支とは組み合わせて用いられ干支(かんし)を「えと」と称するに至ったそうです。

日や年を数えるための記号として使われています。
”10”干と”12”支
これが組み合わされるのですから、10と12の最小公倍数は”60”ですので、
前回の甲午年は、昭和29年になります。
つまり生まれた年と同じ干支の巡ってくる還暦とは、”暦が還る”という意味ですから、

満60歳をむかえる昭和29年生まれの方が本年これにあたります。

ちなみに平成27年は乙未歳(きのえひつじ)、平成28年は丙申(ひのえさる)歳となります。

 


さて「午」は季節でいえば六月、水無月の田植えの頃であります。
時間でいえば真昼(午前11字から午後1時)で、暑い日差しがさんさんと降り
そそいでいる頃にあたります。
いうならば、植物がむんむんとして成長する、そんな盛んな有様が午という字の
意味であります。
また午は十二支の第7位でありますが、方向は真南にあたります。
このような行動性と陽気さをあわせもつうま年は、個人にも国家にとっても、
極めて活気に溢れた年であると考えられます。

 

この年が皆様にとりまして幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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