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宮崎神青ブログ - 教えて神主さん!⑰~大祓~

教えて神主さん!⑰~大祓~

カテゴリ : 
教えて神主さん!
執筆 : 
office 2014-6-4 16:05

多くの神社では6月30日と12月31日に行われる神事で、「おおはらい」と読みます。
 

大祓とは日々知らず知らずのうちに犯し、また他より受けた種々の罪穢を半年毎に心身を

清浄化し、生活の安定と発展を祈るものであります。

我が国上代より行われており、これが今日宮中を始め神社で行われてる大祓式に制定

されたのは、大宝元年の頃からで6月、12月の晦日に行うことが定められました。

 

我が国では大昔より浄明正直を生活の基本として、代々受け継いできました。

そこでは「祓」が 最も大事な行事とされており、古くから大祓として夏と冬の年2回それぞれ

行われる習わしとなっています。

 

特に夏越の大祓は「陰湿生ずる時なれば病を恐る」と云うように 今日のような医療の術も

なかった上代においては、、疾病の如きはすべて心身の穢から生ずるものと信じられ、

祓を修し禍を除く為に大祓の行事が民間でも盛んになったと考えられます。

 

 

また夏越大祓でよく目にするのが、茅の輪と云う茅(かや)で奉製した祓具をくぐる

「茅の輪くぐり神事」です。


 

「みな月の夏越の祓いする人は千歳の命のぶと云うなり」

と、唱えながら左右左と3回廻り最後に正面に整列して拝礼し無病息災を祈ります。

茅輪の起源は釈日本紀の備後風土記逸文に、神代の昔、武塔天神が蘇民将来に

「若し天下に悪疫が流行した際には、ちがやを以て輪を作り、これを腰につけておけば

免れるであろう」という故事に基づいたものであります。

参列者はこの茅を持ち帰り家々の門口にさし、魔除とする人も多数おられます。

 

神社の大前に於いて祓い清めて、清々しい生命力を復活させるこの神事は、誠に意義

深いものであります。

是非ご参列いただき、残りの半年も清々しくお過ごしになられますようお祈り致します。

 

夏越の大祓のご案内

期日 6月30日

○宮崎市 ・宮崎神宮 午後5時

○延岡市 ・今山八幡宮 午後5時  ・春日神社  午後6時30分

○日南市 ・鵜戸神宮  午後4時

○都城市 ・神柱宮 午後3時

○高原町 ・狭野神社 午後3時

○都農町 ・都農神社 午後3時

※上記以外の神社でも斎行されているかと思います。

お近くの神社にお問い合わせ下さい。

 

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