宮崎神青ブログ - 知っちょる?宮崎の祭⑧
〇御神幸祭・夏越しの祭り〇
神輿を担ぎ氏子地域を練り歩き御神慮を賜り五穀豊穣、地域の泰平を願う。
由来:恒久神社は、寛治四年(1090年)に西都市都萬神社から勧請(かんじょう)し、恒久の地に遷座し奉った。昔は江南一宮大明神と称えたが明治四年に村社となり恒久神社と改めた。夏越しの祭りは元徳二年(1330年)六月三十日が始まりとされている。
当時は土地の若者が、氏子地域を神輿を引き継ぎながら担ぎ、浜下りと言って赤江浜で海水に浸かって禊祓いをした。神輿の前には獅子が二頭、後ろには神主等三十騎が従い、鉾・旗・弓矢の列が続いたそうだ。現在この夏越しの祭りは、大人神輿と子供神輿を地域の若者子供たちが引継ぎ担いでいる。時代と共に形態は変化してしまったが、恒久神社夏越しの祭りがこれからも受け継ぎ守られて行くことを心より願う。
時期:現在は七月末に行われる
神社:恒久神社(宮崎市恒久鎮座)
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