宮崎神青ブログ - 20201015のエントリ
今回は、御神田行事 抜穂祭を斎行しましたので、
ご報告します。
当日、祭典に出席出来ませんでしたので、本年度より 当会会員になりました、
日南市北郷町に鎮座します潮嶽神社 禰宜 佐師正康会員に原稿を 依頼しました。
ちなみに正康会員は、伊勢の神宮でご奉仕されており当会期待の若手です。
去る10月13日(火)に宮崎県延岡市北方町にて御神田行事「抜穂祭」を斎行しました。
この献穀の御神田行事は、昭和56年当会第7代長友隆二会長(元青島神社名誉宮司)時代に始められ、今年で40回目を向かえる伝統行事です。
第1回目の御神田行事から神道と稲作との関わりを内外に向けて広く後世に伝えようと毎年継続して行われる祭事です。
今年は県北支部が担当し、宮崎県延岡市北方町椎畑の原口留吉さんの約20アールの水田を斎田と定め、6月9日の御田植祭から始まり9月15日に風鎮祭・除蝗祈願祭を経て、この秋に抜穂祭を斎行することが出来ました。
祭名にある抜穂(ぬきほ)とは、大昔まだ鋭利な鎌がない時代に稲穂を一本ずつ抜き取っていたころの名残りと考えられており、古くは伊勢の神宮において祭儀を纏めた『皇太神宮儀式帳』(804)にも「大神の御田の稲を抜穂に抜て」と伺え、今から1200年以上前から現代に伝えられている言葉です。
抜穂祭では一連の祭儀を終え、黒木会長を始め来賓の方々が玉串を捧げて黄金色に輝く稲の実りを大神様に感謝した後、刈女と当会会員によって一株一株ていねいに刈り取りました。
収穫した御初穂は、10月15日~17日に伊勢の神宮にて斎行されます神嘗祭にお供えすると共に、宮中と靖国神社そして宮崎県内約650社に奉納します。
最後になりますが、本事業に際しまして、ご理解ご協力を賜りました田長の原口さんをはじめ地域の方々、また諸準備等いただきました地区会員の皆様に心から感謝を申し上げますと共に、県内の各氏神さまを中心として収穫した黄金に輝く稲穂のように今後、弥益々に栄えます事をご祈念申し上げます。
御神田
祭典
斎主 佐藤副会長
縣税奉納
抜穂
当会会員