宮崎神青ブログ - 教えて神主さん!⑭~お月さま?~
ちょいと時期が遅れましたが、今日はお月さまのお話。
去る9月19日は中秋の名月でしたね。
中秋の名月とは旧暦の8月15日に見られる月。
本年の中秋の名月は、平成23年、24年に続き満月。
しかし毎年必ず満月というわけではなく、次に中秋の名月で満月が見られるのは
8年後になるそうです。
東京オリンピックの翌年。
私もその頃は4?歳です・・・
ところで、月の神様ってご存知ですか???
古来より日本人はありとあらゆるものに神さまが宿ると考えています。
月も例外ではありません。
月の神様は月讀命(つくよみのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は、黄泉(よみ)の国より戻られて、罪と穢れを祓う為に
禊(みそぎ)をされました。
この際に多くの神様がお生まれになられましたが、禊の最後に
左目を洗われた際に、天照大御神(あまてらすおおみかみ)
右目を洗われた際に、月讀命(つくよみのみこと)
鼻を洗われた際に、 須佐之男命(すさのをのみこと)
がお生まれになられ、
天照大御神は、高天の原(たかまのはら)
月讀命は、夜の食国(よるのおすくに)
須佐之男命は、海原(うなばら)
をお治めになるようにと、ご委任にされています。
天照大御神と月讀命。
つまりは太陽と月。
月の灯りは太陽の光があってのもの。
また人が生まれるのは満潮の時、亡くなるのは引き潮の時だと言われます。
月讀命と須佐之男命。
つまりは月と海原。
潮の満ち引きに関係するのは、月の満ち欠け。
もしかしたら、天照大御神の弟2人は、人の生死を司る神様なのかもしれませんね・・・
月と人との神秘的な繋がり。
今宵あなたは月を見上げて何を思われますか???
ワォ----ン!
(オオカミ男)