宮崎神青ブログ - 祭典が始まる前のこと
去る4月10日宮崎県護国神社にて例大祭が斎行されました。
境内には多くの遺族、参列者の方々
「みたま慰めの舞」奉奏
本年より護国神社前にて行われた一般財団法人宮崎県遺族連合会主催による宮崎県
遺族大会までの一切を滞りなく終えられました。
さて、例年通り当日は当会会員も奉仕させていただきました。
他の神社の祭典の手伝いをすることを助勤(じょきん)と言います。
祭典の奉仕だけでなく、裏方と言ってなんですが受付、準備等々も行います。
祭典前には本殿の準備、また習礼(しゅらい)を行います。
習礼って何のことでしょう???
なんとなんとリハーサルのことなんです。
あまりご存知ないと思いますが、祭典にもリハーサルがあるんです!
祭典を滞りなく斎行する上で欠かせないことなんですよ。
準備が終わると、続いて着装を始めます。
装束には1人で着付けしたり、手伝いを必要とするものがあります。
この着装の手伝いを行う人のことを、衣紋者(えもんじゃ)と言います。
※衣紋者は正式には2人です・・・
できあがり!
神前に向かう上で、綺麗に着装するのは当然のことです。
列立(れつりゅう=整列のこと)前には手と口を清める手水を行います。
列立。もちろん並ぶ順番も決まっています。
そして本殿へと向かい祭典の開始となるのです。
以上、簡単ではありますがこのような形となります。
祭典によっては、
毎日のこと、
毎月のこと、
毎年のこと、
何十年に一度のこと、
一度きりのこと、
となりますが、祭典に対する気持ちはどれも同じです。
お祭りを続けていくことは、神職にとって最も重要な使命であります。
もちろん神職だけで成り立つものではなく、氏子崇敬者をはじめ関係各位のご協力は
欠かすことのできないものです。
お近くの神社でお祭り等ございましたら、少し足を運んでいただくだけでも結構ですので、
お力添えいただければ幸甚に存じます。
(助勤者)