宮崎神青ブログ - 知っちょる?宮崎の祭㉓

知っちょる?宮崎の祭㉓

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その他
執筆 : 
sashi 2022-2-21 9:11

 

◯弥五郎どん◯

 

的野正八幡宮で神事が斎行された後、弥五郎の館に向けて浜殿下りが行われます。お旅所となる弥五郎どんの館前では、中学生による浦安の舞や、田の神舞などの神楽が奉納され、続いて郷土芸能が奉納されます。「弥五郎どん」ゆかりのものに触れると病気をせず一年中元気であるという言い伝えがあります。祭りの見どころはなんといっても子どもとともに浜殿下り行列の先祓い(先導役)を威風堂々と務める弥五郎どんです。毎年県内外より沢山の方が見に来られます。
 
由来:弥五郎どんは隼人の首領だったと言われ、現在、南九州の3カ所で、大きな弥五郎どん人形が登場するまつりが続けてられています(都城市山之口町的野正八幡宮、日南市田之上八幡神社、鹿児島県曽於市岩川八幡神社) 養老4年(720年)、この地にいた隼人族が大和朝廷に反乱を起こし、押し寄せる政府軍と闘うも次々に城が落ち、犠牲者も弥五郎どんをはじめ1400名余にのぼりました。大和朝廷はその霊を慰めるために、首領であった弥五郎どんの人形をつくり、全国で放生会(ほうじょうえ)を行ったのが、祭りの始まりといわれています。
 
時期:十一月三日
 
神社:的野正八幡宮(都城市姫城町鎮座) 
 

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