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宮崎神青ブログ - 神楽の村から初めての村へ~西臼杵・東臼杵宮巡3日目~

神楽の村から初めての村へ~西臼杵・東臼杵宮巡3日目~

カテゴリ : 
宮巡隊
執筆 : 
office 2014-7-20 15:20

さて3日目。(2日目はこちら

当日は早朝から、W杯開幕戦を観戦し興奮冷めやらぬままの出発となりました。

 

本日は椎葉村、諸塚村を宮巡予定。

 

椎葉村と言えば、毎年11月から12月にかけて行われる夜神楽が有名です。

村内26地区で伝承されており、各地区毎に村人が総出で神楽を舞っています。

神楽を舞うのは椎葉村の村人にとっては冬祭りであり、トシ祭りとも呼ばれます。

 

神楽を舞う場所は本来民家で、神楽宿と称されています。また、宿のなかのデイと呼ばれる

座敷に注連を張って設けた舞所のことを御神屋(みこうや)、舞手のことを祝子(ほうり)と

呼んでいます。

 

演目は33番とよく言われますが、必ずしも一定したものではなく、40番近くから

20数番までと様々です。

 

特色としては、この村で今も続けている狩猟や焼畑耕作の要素を色濃く伝えている

ことが掲げられます。猪や鹿の奉納があったり、粟や大豆などの雑穀を用いる神楽が

非常に多く見られます。

 

また、唱教(しょうきょう)と呼ばれる唱え言も貴重なもので、神楽や採物(とりもの-御幣や

弓矢など舞のとき手にする用具)謂われを語ります。この唱教のなかには、平安後期に

歌われた歌謡も含まれています。

 

村人が病気を治す願をかけ、その願が成就したときには、庭先に大宝(だいほう)の注連と

いう飾りを宿の庭先に立てます。これを「注連の大祭」と称し、大掛かりな飾り物やこの時に

特別に舞われる神楽が見られます。現在は願をかけることも少なくなったので、保存上、

栂尾(つがお)と大河内(おおかわち)では4年に一度、竹之枝尾と十根川では毎年大祭を

催しています。

 

演目は各地区によって多種多様で、太鼓のリズムも祝子の衣装も、同じ村内でも

全く異なるものが伝えられています。

(椎葉民俗芸能博物館資料より)

 

さて宮巡隊の話に戻ります。

まずは、椎葉厳島神社をお参り。

 

境内には大変立派な土俵がございます。

土俵作りにご尽力された貴乃花(花田光司)氏の植樹もございます。

 

さて大変だったのはここから・・・

先ずは10数km先の尾前神社を目指すも、残り約3kmの所で通行止の為、断念・・・

続いて不土野神社も、神社のすぐ近くまで行ったものの、地元住民に聞くと

「神社へ行く道が崩れちょっから行けんど!」とのことで断念・・・

午前中で1社しかお参りできないという、椎葉村の洗礼を受けました。

結局、予想以上の距離に椎葉村では、嶽枝尾神社小崎神社岩屋戸神社のみの

お参りとなりました。

 

続いては、

私自身生まれて初めての諸塚村へ!

 

記念すべき1社目は松ノ平神社

 

その後は、山を登っては下っての繰り返し・・・

 

この日最後にお参りさせていただいた荒立神社

 

山に沈み行く太陽・・・

この日も日没まで、みっちりとお参りさせていただきました。

 

2泊3日で52社宮巡。

今回も地域と共にある神社を目にすることができ、地方独特の祭り、風習等を

垣間見ることができました。

また神楽に縁のなかった私には、その事を学ぶ機会となったことは誠に有難いことでした。

 

今回の宮巡隊には、若い会員2人が初参加。

彼等なりに何かを感じ取り、この旅が今後の奉仕の一助となってくれればと思います。

 

さっそく1人の後輩に聞いてみました。

 

「この旅で明日からの奉仕に対して、何か心構えが変わったやろ!?」

 

「僕、明日休みです!」

 

・・・この野郎(-_-)

 

それでも宮巡隊は行く・・・

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