宮崎県の神社
都農牧神社(つのまきじんじゃ)
推古二十年(612)正月、宮中の宴で推古天皇が「馬ならば日向の駒」と詠まれたことが「日本書紀」に記されている。昔から日向の駒の名声は朝廷にも響き、日本一と称えられていたことがわかる。延喜五年(905)、醍醐天皇の勅命によって編纂された「延喜式」(927年成立)兵部省に朝廷直営の官牧(馬牧牛牧)として馬牧全国二十七ヵ所のうち、日向には野波野、堤野、都農野の三ヵ所に設置された。都農野馬牧が岩山牧の前身だと言われている。高鍋藩が岩山牧を設置したのは慶長十四年(1609)で、安政四年(1757)年廃止になるまで約二五〇年間多くの名馬を産してきたのである。岩山牧の大行事に、秋に行われた「駒追込み」があり、藩主もたびたび見物に訪れている。「本藩実録」にも岩山牧犬多二付享保十年(1725)六月十二日一社建立とある。これによると、牧場の守護神として藩主が祀ったのが都農牧神社である。
「同十二年五月山犬ノ被害出、牧神へ初穂」の記録もある。牛馬の神、畜産の神として崇敬されてきた。岩山頂上には、享保十六年に奉納された石燈籠がある。
ご社殿
大鳥居
入口鳥居
電話番号
(0983)25-0041
郵便番号
889-1201
住所
児湯郡都農町大字川北14674番地
御祭神
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
牧霊大神(まきみたまのおおかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
牧霊大神(まきみたまのおおかみ)
旧社格
村社
社殿
本殿
創立年月日
不詳
例祭日
春 四月十日 秋 十一月十九日
最寄ICからのアクセス
都農ICより車で約20分
最寄駅からのアクセス
JR都農駅より車で約20分