宮崎県の神社
諏訪神社(すわじんじゃ)国富町
古くは諏訪大明神と称した。天禄二年(九七一)七月二十七日、信濃国諏訪郡より現在の伊佐生森田に勧請された。以来、軍神として領主・領民より篤く信仰された。その後、大永三年(一五二三)癸未初秋吉日、伊東伊祐、祐長によって再興された。
その後、島津氏が日向全土を支配していた天正十三年(一五八五)乙酉七月二十七日に、武将福島佐渡介秀安の申し出により、郷中の約三〇〇名の人らが伊佐生森田から現在地に崇祀し、領主の武運長久、郷中の繁栄を祈願したと伝える。
この遷座を記念し始まったと伝わるこの地は、湧水豊な所であり神鎮まりますにふさわしい所、生活・農耕等に欠かすことのできない水を守り、汚されぬように神を奉ったとも云える。
同年七月二十七日銘の棟札には、「嶋津頭藤原朝臣義久武運長久国土安太諸願円満之故」とあり神社に残っている。
藩政時代、嶋津氏より崇敬され代参や神領の寄進があった。
八代村北俣の氏神社でもあり、北俣神社と称したが明治維新後、郷社に列す。その後、諏訪神社と改められた。
※バラ太鼓踊り(県指定民俗芸能無形文化財、昭和37年指定)は、例祭当日、三軒宿と呼ばれる中別府三家からバラ太鼓踊りの行列が出発し、道鉦を鳴らしながら神社前につき、正午を合図に「お諏訪」と「大将軍」の二庭を納める。二日目は直会の後、「納め」の三庭が踊られる。
・歌詞は「お諏訪に参りて見てやれば四方泉水あらみごと」、「東のおもてを見てやれば杉に芭蕉に川菖蒲」などと祝意の歌詞。
ご社殿
バラ太鼓踊り
参道入口鳥居
電話番号
(0985)78-1668
郵便番号
880-1222
住所
東諸県郡国富町大字八代北俣2230番1
御祭神
事代主神(ことしろぬしのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
磐長姫命(いわながひめのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
磐長姫命(いわながひめのみこと)
旧社格
郷社
社殿
本殿(千鳥破風造)16坪 拝殿(千鳥破風造)48坪
創立年月日
天禄2年(971)7月27日
例祭日
旧暦7月27日、28日 ※現在は8月第四土曜日
主な祭典
4月15日 春祭
文化財
バラ太鼓踊り(県指定民俗芸能無形文化財、昭和37年指定)
駐車場
有り(5台)
最寄ICからのアクセス
宮崎西ICより国富方面へ車で約40分
最寄駅からのアクセス
JR宮崎駅より国富方面へ車で約40分