宮崎県の神社
稲荷神社(いなりじんじゃ)佐土原町上田島
安姫の相手の能楽師を合祀すると伝える。
『日向の伝説』によれば、「昔田島の庄の地頭に田島七郎左衛門祐明という者があった。伊東大和守祐時の四男で、その子に安姫という娘があり、もう十七、八になっていた。或る時猿楽を催されたが、何者かが『安姫は猿楽の役者に恋慕なされた。』と申し上げた。祐明は大いに怒り姫を簀巻にして月宮の池に沈めた。七日の後取り上げて見たればその顔色常の如く笑さえ含んでいた。そこで現王という処で姫の骸を斬ってしまった。かくてその霊が大いに祟りをなしたので安宮大明神と名づけて祀った。祐明は彼の役者をも愛宕山の麓で斬らしめたがこれも祟りをなしたから稲荷大明神と名付けて祀った。」とある。
月宮の池の名は何時の頃からか恋崎の池と変わった。そしてこの池の辺に佐土草というものが多く繁茂したので、この地を佐土原と名付けたという。
ご社殿
正面鳥居
手水舎
電話番号
(0985)74-1528
郵便番号
880-0301
住所
宮崎市佐土原町上田島768番地-ロ
御祭神
宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)
旧社格
無格社
社殿
本殿(流造)1.5坪 拝殿(入母屋造)6坪
創立年月日
不詳
例祭日
旧二月初午日
最寄ICからのアクセス
西都ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR佐土原駅より車で約10分