宮崎県の神社
祖母嶽神社(そぼだけじんじゃ)
神武天皇御東征の時、紀州沖の海戦において台風の危難にあい、兵船覆えらんとするや西南をかえりみて、添利山(そほりやま)を望み彼の山はわが神霊の坐す所なり。願わくば神威顕現して海苔を警め皇孫の危難を救護せよと祈念されたところ、たちまち波はおさまったという。
神武天皇の祖母はこの霊峰の祭神豊玉姫命であり三〇〇〇年来、祖母山の頂上に鎮座せられていたが、戦国末期大友氏系の匪賊の為破却され、今は僅かに石祠を安置するのみである。豊玉姫命の御子鸕鷀草葺不合尊を生み給いて後、八尋の和邇となって海に入り給う時に、干支皆卯指し三国の人卯月初めの卯の日を以て祭日と定めて祀ってきたが、明治以後は各地祭日を異にしている。
祖母嶽下宮八社の一つとして祖母嶽大明神とよばれ、寛文九年に領主有馬左衛門佐康純が再建したと伝える。明治四年領主の通達をうけ、神原神社と社名を改めた。明治十六年(1883)十一月二十日許可を得て、祖母嶽神社と改称した。明治四十年五月十八日郷社祖母嶽神社となる。祖母嶽絶頂に八五畝九歩の社地と一町九畝二十一歩の境内がある。
ご社殿
入口鳥居
ご社殿彫刻
電話番号
(0982)75-1008
郵便番号
882-1415
住所
西臼杵郡高千穂町大字五ヶ所1662番地
御祭神
彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
豊玉比売命(とよたまひめのみこと)
天照大神(あまてらすおおかみ)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)
天事湯彦命(あめのことゆひこのみこと)
豊玉比売命(とよたまひめのみこと)
天照大神(あまてらすおおかみ)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)
天事湯彦命(あめのことゆひこのみこと)
旧社格
郷社
社殿
本殿(流造)1.5坪 拝殿(入母屋造)6坪
創立年月日
不詳
例祭日
七月十八日
最寄ICからのアクセス
北方ICより高千穂方面に車で約1時間10分