宮崎県の神社
田代神社(たしろじんじゃ)
当社は、標高897.7メートル日陰山、またの名を権現山の中腹に鎮座する。今から約950年ほど前、日陰山にむかって犬の遠ぼえが七日七夜も続き、山頂に不思議な光が輝いた。そこで掘ってみると鋤の先が出てきたので、それをご神体として、長元五年壬申の年(1032)に創建され、旧社名を霧島神社と称した。明治四年十一月他社を合祀して田代神社と改称し、翌五年郷社に列せられた。さらに明治四十年二月神饌幣帛料供進社に指定された。
大祭は毎年十一月二十二日で、田代神社の本社が権現山の中腹にあるため、上円野神社まで神霊の御降りを願って、安置された神輿に乗り移られ、大字田代峯の御小屋までお迎えして翌日まで夜通し神事を行う。
また七月七日の御田祭は大祭と同様上円野神社まで神霊の御降りを願って、安置された神輿に乗り移られ、途中上の宮田に神幸、田植え終了後、中の宮田に祀ってある年の神に神幸される。祭りは古来から、世襲制の家柄が中心に祭事役(ミヨド・ウナリ・ノボリモチ)を務め、これに一般の参詣者も加わり、神人、牛馬一体となって神田の整地から田植えを行い、参詣者の無病息災と豊作を祈願する。
祭り当日まで各家々の田植え作業は、「神様の田植えと一緒になってしまうから良くない」と言いつたえ、仕事の遅れた家には村人が加勢して、必ず祭りの日まで終わらせていた。この祭りには、催馬楽の歌詞も伝えられ、古来の田楽神事がしのばれる近郷では珍しい民俗行事である。昭和四十八年六月四日西郷村無形民俗文化財として村指定を受けている。
ご社殿
鳥居
御田祭(おんださい)
電話番号
(0982)66-3011
郵便番号
883-1101
住所
東臼杵郡美郷町西郷区田代161番地イ
御祭神
日子火々出見命(ひこほほでみのみこと)
国常立命(くにのとこたちのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
国常立命(くにのとこたちのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
旧社格
郷社
社殿
本殿2坪 拝殿(入母屋造)6坪
創立年月日
長元五年壬申の年(1022)
例祭日
旧十一月十五日
主な祭典
御田祭(おんださい)にかかる祭典および農耕行事
旧三月三日 ひし餅供え神事(春の節句祭)
五月 床上げ(苗代床上げ)
五月 苗代種子まき、苗代餅供え(田の神祭り)
七月三日 あぜぬり、肥料まき
七月五日 苗代稗引き、注連縄つくり
七月六日 注連縄張り、紙細工、お護符刷り
おこわ蒸し、注連縄掛け(下の宮田)
七月七日 おこわにぎり、降神神事、田植え(上の宮田)
神楽奉納神事、牛馬入れ
田植え(中の宮田) 田植唄(催馬楽(さいばら))
旧九月九日 柿餅供え神事(秋の節句祭)稲株引き
十月 稲刈り
十月 千歯こぎ
十一月 カマド御払い神事(田代神社大祭)
旧三月三日 ひし餅供え神事(春の節句祭)
五月 床上げ(苗代床上げ)
五月 苗代種子まき、苗代餅供え(田の神祭り)
七月三日 あぜぬり、肥料まき
七月五日 苗代稗引き、注連縄つくり
七月六日 注連縄張り、紙細工、お護符刷り
おこわ蒸し、注連縄掛け(下の宮田)
七月七日 おこわにぎり、降神神事、田植え(上の宮田)
神楽奉納神事、牛馬入れ
田植え(中の宮田) 田植唄(催馬楽(さいばら))
旧九月九日 柿餅供え神事(秋の節句祭)稲株引き
十月 稲刈り
十月 千歯こぎ
十一月 カマド御払い神事(田代神社大祭)
文化財
田代神社の御田祭と農耕行事 県指定無形民俗文化財(昭和63年3月8日)
駐車場
有り
最寄ICからのアクセス
日向ICより車で約40分