宮崎県の神社
熊野江神社(くまのえじんじゃ)
当社は市の北東端熊野江川流域に位置する。地内には弥生時代の箱式石棺六基があり、南浦古墳として昭和十七年に県史跡に指定された。いずれも千枚岩の棺に人体と弥生土器などの副葬品を入れ、棺の上を自然石を覆う積み石塚である。
当社の創建は元亀三年(1572)の頃、見崎将監(現社家森氏の祖)が一夜の夢告に「吾は紀州熊野三社の神にして、頃日此の里丸山の地に遷れり、汝疑はば行きて、而して見よ」と託宣があり即ち奇と思い、早旦、地頭職の甲斐織部正と同行して見れば、逆さに立てた神の杖が生々として芽を発していたので、二人は驚いて、社殿を建立し熊野三社権現と称した。
当時は村名を福村と称していたが、熊野三社の神霊を勧請したので、熊野江村と改めたと言われている。
棟札によれば、元禄二癸酉年(1689)延岡城主三浦壱岐守が再興、その後も度々社殿の造営再興が行われている。
明治四年別府の天神宮を合祀して現社名に改め村社に列せられ、明治三十九年四月神饌幣帛料供進指定神社に指定された。
ご社殿
参道入口鳥居
参道
電話番号
(0982)43-0050
郵便番号
889-0322
住所
延岡市熊野江町1741番地
御祭神
速玉男命(はやたまおのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
事解男命(ことさかおのみこと)
国常立命(くにのとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
事解男命(ことさかおのみこと)
国常立命(くにのとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(神明造)1.5坪 拝殿(破風造)11.6坪 ※昭和62年6月御造営
創立年月日
元亀三年(1572)
例祭日
十二月八日
最寄ICからのアクセス
須美江ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR日向長井駅より車で約15分(高速経由)