宮崎県の神社
波瀬神社(はぜじんじゃ)
古伝によると三毛入野命(高千穂神社・十社大明神)が鬼八退治にお出ましの折、この境内に御休息に立ち寄られた。このとき休息に用いた石を三毛入野命の「腰掛石」と称して、今でも里人は注連縄を張って崇めている。また元和年間島原に戦乱起り、当国城主有馬左衛門直純島原に御出陣のみぎり、当社境内にて召馬が俄に病気でたおれたため、村の長老を召して当社はいかなる神かとお尋ねになった。長老が「その昔、三毛入野命が鬼八退治のためにこの社にご休息された際、イザナキ・イザナミ二神を形代として山神と称して祭ってきたことを聞かれて、三毛入野命は改めて当社に名字大明神の神号を賜った」との古伝を説明した。これを聞いて有馬公が召馬の病気平癒と戦捷祈願をされたところ、召馬たちどころに勇み立ち、有馬公は島原の戦いにおいて大いに武勲を立てられた。有馬公はその奉賽のためにと内宮を建立されたという。現在では牛馬守護の神として崇敬されている。
明治四年波瀬神社と改称された。
ご社殿
鳥居(昭和53年建立)
社殿の馬像
電話番号
(0982)87-2751
郵便番号
882-0401
住所
宮崎県西臼杵郡日之影町七折9742番地
御祭神
伊邪那岐命(いざなきのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(流造)4坪 拝殿9坪
創立年月日
不詳
例祭日
十二月十四日
最寄ICからのアクセス
北方ICより車で約35分