宮崎県の神社
明見神社(みょうけんじんじゃ)
伊東尹祐の時代都於郡の伊東には種々の不祥事が続発した。文亀三年(1503)には旱魃と早霜によって大飢饉となり、翌年永正元年(1504)には都於郡の大火があった。領主尹祐はこの頃から国政を省みず、領民の苦しみをよそに女色にふけって、遂に綾城に悲話の原因をつくった。永正七年(1510)九月尹祐は綾城に立てこもる長倉若狭、垂水但馬を討つため、自ら軍勢をつれて宮原に出陣した。城主長倉若狭らは城を枕に自刃して果てた。尹祐は深く思うところがあり、家臣であった若狭らの霊を弔い併せて伊東家の家運隆昌を祈願して、明見神社を勧請したのであった。明治の初めまでは妙見神社と称していたが、後に明見神社と改称した。
その時に植えられたと云われるイチイガシは、天然記念物として町の指定を受けている。
(樹齢400年 樹高18㍍ 目通り幹廻り5.6㍍)
ご社殿
入口鳥居
イチイガシ(町指定天然記念物)
電話番号
(0985)77-1860
郵便番号
880-1301
住所
東諸県郡綾町大字入野4138番地
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
旧社格
無格社
社殿
本殿 5坪 拝殿(切妻造)8坪
創立年月日
永正七年(1510)庚午
例祭日
旧十一月二十三日
文化財
イチイガシ 綾町指定天然記念物(昭和55年指定)
駐車場
有り
最寄ICからのアクセス
宮崎西ICより車で約35分