宮崎県の神社
早水神社(はやみずじんじゃ)
当社は諸県君の娘・髪長媛出生地に、媛と父、牛諸井とを祭祀したものといわれる。応神天皇を正祀したのは、天皇と髪長媛の因縁によるもと伝える。都城市上長飯の地名は、髪長媛の転化、牛諸井は早水神社の境内の湧水(井水)にちなむもの、また早水は古語で泉の「そうず」が転じたものといわれる。祭神髪長媛の誕生の地と言い伝える県指定の史跡沖水古墳もあるが、本社は当地を領した都城島津氏の崇敬が厚く、天文十二年(1543)十一月、島津忠相、忠親父子が社殿を再興した。江戸期には神領三石三斗八合のほか神田もあり、正月中卯、三月三日、九月九日、十一月卯の中の年四度の祭りが行われていた。戦前までは旱魃(かんばつ)の時は郡内各地より雨乞神事に訪れ、雨乞行事が連日行われた。
一日の湧水量が八千立方メートルという早水池を中心に、早水公園として指定され、体育文化センター、市立植物園などがあり、市民の憩いの場となっている。このアヤメは明治初年まで庄内アヤメとして有名であったが、昭和四十五年頃わずかに残っていたのが報道されたため、全部盗まれたとのことである。
現在のアヤメは、正式にはアヤメではなく、「釜山ショウブ」といって韓国から伝わってきた品種であります。
ご社殿
正面鳥居
髪長姫橋
電話番号
(0986)25-2608
郵便番号
885-0016
住所
都城市早水町3866番地
御祭神
応神天皇(おうじんてんのう)
髪長姫(かみながひめ)
諸県君牛諸井(もろかたのきみうしのもろい)
髪長姫(かみながひめ)
諸県君牛諸井(もろかたのきみうしのもろい)
旧社格
村社
御神徳
家内安全
社殿
本殿(流造)6.25坪 拝殿(入母屋造)21坪
※現在の社殿は平成13年改修
※現在の社殿は平成13年改修
創立年月日
不詳
例祭日
十一月三日
文化財
都城市沖水古墳(県指定文化財 昭和11年7月17日指定)
駐車場
有り
最寄ICからのアクセス
都城ICより都城市街地方面へ車で約15分
最寄駅からのアクセス
JR都城駅より車で約7分