宮崎県の神社
日子神社(ひこじんじゃ)
ご祭神彦火火出見命は、天孫瓊瓊杵命の御子で、尾鈴山系上面木山の御茶園という所、東に鵜戸の浜を眺望し、西に瓊瓊杵命の古墳と一一線に並ぶ、標高五百㍍の山腹に祀られてあったが、秋月藩主の信仰甚だ厚く、昭和八年(1771)九月吉日現在地に奉祀され、時の藩主大蔵朝臣種茂公が石造の本殿(四尺四方)を建設、其の下段に寺院を建て、社僧をして祀らせたが、廃藩後寺院は廃寺となる。現在地には寺院跡地および古井戸等くさむらに隠れている。明治二十八年十一月十六日拝殿を建築、その後二回ほど修繕して現在地に至っている。
終戦までは遠近を問わず出漁した船人は、この日子神社の大松の森を目標として、帰港の際は勿論であるが、操漁中でも松の森にたまたま霞でもかかると、急遽帰して難を避けたといわれ、航海安全、武運長久の神として信仰がある。又、神社の下方に岩戸川が流れ、岩窟があり、そばに毘沙門天を祀っている。貞享三年の「高鍋藩寺社帳」によれば、十一面観音を本地とする彦権現となっており、『日向地誌』には岩戸の西北隅に日子神社、瓊瓊杵尊を祀るとある。
入口鳥居
電話番号
(0983)32-3727
郵便番号
884-0101
住所
児湯郡木城町大字高城2729番地
御祭神
彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
旧社格
村社
御神徳
航海安全 武運長久
社殿
本殿 (神明造)1坪 拝殿(切妻造)6坪
創立年月日
不詳
例祭日
十月二十六日
最寄ICからのアクセス
高鍋ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR川南駅より車で約25分