宮崎県の神社
愛宕神社(あたごじんじゃ)
伊弉諾、伊弉冉尊の御子、軻遇突智命は、またの名を火之夜芸速男神(ひのやぎはやおのかみ)ともいい、夜芸は焼、迦遇は光り輝く意味で、この火の神を主祭神とする。「日向地誌」によると、飫肥初代藩主伊東祐兵が天正十七年(1589)己丑十一月十四日に創建したもので、飫肥城址の真向いに当る愛宕山の現在鎮座地より、さらに山上にあったが、天保十四年(1843)癸卯閏九月二十四日、藩主伊東祐相が遷座、社禄十二石を寄付したという。主祭三神のほかは、境内末社を配祀した。神社明細帳によると、境内に祖霊社があったが、明治四十二年七月、廃社となる。
旧飫肥町の楠原の鎮守神として、子供が生まれると初詣するのを常とし、藩政時代から火祈念として講でお参りし、いまでも代表が、一年の火除けを願う講組織もまだ近郊農村に残っている。広渡川支流の酒谷川をへだてて前鶴地区があり、遥拝所があったが、昭和五十九年前鶴橋が完成、参詣に便利になった。
ご社殿
入口鳥居
参道
電話番号
(0987)25-0057
郵便番号
889-2514
住所
日南市大字楠原3700番地
FAX番号
(0987)25-0057
御祭神
軻遇突智命(かぐつちのみこと)
伊弉諾尊(いざなきのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
伊弉諾尊(いざなきのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(神明造)17坪 拝殿(切妻造)18坪
創立年月日
天正十七年(1589)
例祭日
十一月二十四日
最寄ICからのアクセス
田野ICより日南方面へ車で約50分
最寄駅からのアクセス
JR飫肥駅より車で約5分