宮崎県の神社
広瀬神社(ひろせじんじゃ)
当社は明治維新に当たり、藩政庁が佐土原から広瀬に移転するに際し、佐土原にあった諏訪、大安、稲荷の3社を合祀し、明治5年9月16日現在地に移転し、郷社広瀬神社となる。その後、明治40年広瀬にあった広瀬、八坂の両社を合祀、また昭和17年千代稲荷神社を合祀した。
諏訪、大安、稲荷神社の由緒は次のとおりである。
[諏訪神社]
天文19年(1550)6月20日、島津忠将の長子以久が生まれた。此の日未明、何処からか1旒の旗が舞い来って、産所の棟上に懸った。忠将異んで侍従池田備後に見せたところ、忠将の常に崇拝する諏訪神社の神旗であることが判った。忠将はこの吉瑞を悦び、その旗を神体として備後に祀らせ、その弟が祠官となった。
慶長8年(1603)、以久が佐土原に封ぜらるるや―旧佐土原藩の藩祖―諏訪神社を勧請して下馬場に祀り、のち承応2年(1653)諏訪の馬場に遷した。
[大安神社]
ある時以久の夢に父忠将が現れ、「われを崇めて天下大明神と称すべし」と告げた。そこで以久は永禄8年(1565)社を建てて父の霊を祀り、社名を大安神社と称した。
[稲荷神社]
島津氏の祖、忠久以来島津家の尊信したもので、初め社は佐土原城内にあったもので、城頭稲荷とも称していた。
ご社殿
鳥居
改築記念碑
電話番号
(0985)73-0560
郵便番号
880-0211
住所
宮崎市佐土原町下田島20292番地1
御祭神
事代主之神(ことしろぬしのかみ)
大国主命(おおくにぬしのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
健御名方之神(たけみなかたのかみ)
品蛇別命(ほんだわけのみこと)
蛭子大神(ひるこのおおかみ)
火産霊神(ほむすびのかみ)
宇迦之美玉神(うかのみたまのかみ)
素盞嗚命(すさのおのみこと)
島津忠将之神霊(しまづただまさのしんれい)
大国主命(おおくにぬしのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
健御名方之神(たけみなかたのかみ)
品蛇別命(ほんだわけのみこと)
蛭子大神(ひるこのおおかみ)
火産霊神(ほむすびのかみ)
宇迦之美玉神(うかのみたまのかみ)
素盞嗚命(すさのおのみこと)
島津忠将之神霊(しまづただまさのしんれい)
旧社格
郷社
社殿
本殿(流造)2坪 拝殿(入母屋造)10坪
創立年月日
明治5年9月16日
例祭日
11月15日
主な祭典
7月中旬 夏祭