宮崎県の神社
岩爪神社(いわづめじんじゃ)
三財川下流右岸大字岩爪にあり、当地は景行天皇の御代、日本武尊が熊襲征伐のためこの地に来られた際、紀伊の熊野大権現に凶賊退治の祈念をした霊地であるという。のち天長三年(826)十一月空海大師が当地に来て、国家鎮護のため当社を建立したと伝える。
永禄十一年(1568)三月火災により、本殿・拝殿・由緒書・宝物等焼失し、翌十二年(1569)十月再建された。
しかし、当時兵戦激しいため、従前の様な社殿が造れず、ただご神体を納める小祠であった。
その後天文六年(1537)、都於郡領主伊東義祐が本殿・拝殿・鳥居等を寄進し再興する。江戸期には佐土原藩主島津公が社領三十石を寄進した。現社殿は、五代藩主島津惟久の母・松寿院が当地出身のため、神殿の荒廃を嘆いて白金を献じ、別当法印権大僧都慶伝に修築させたものと伝える。
旧称三社大権現と称したが、明治初年岩爪神社と改称、村社に列せられた。明治四十年二月、神饌幣帛料供進社に指定された。
特殊神事としては、毎年一月六日、宝印祭として農作物の豊穣祈願・家庭健康祈願を実施している。
ご社殿
鳥居
参道
電話番号
(0983)44-5653
郵便番号
881-0106
住所
西都市大字岩爪1084-イ
御祭神
伊邪那岐命(いざなきのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(流造)4坪 拝殿(入母屋造)7.25坪
創立年月日
天長三年十一月
例祭日
11月15日
最寄ICからのアクセス
西都ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR佐土原駅より車で約15分