宮崎県の神社
印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)
成務天皇の朝、此地に国府が設置され、その当時(131~190)の創建と伝えられている。
「日向一ノ宮印鑰大明神」と往時より尊崇され、日向一ノ宮の額面を現存している。創建の由緒正確なるも明細帳脱漏のため明治四十一年七月三十一日無格社として編入、ご神体には印および鑰を奉戴すると伝えられているが確定できない。印鑰は国衙の印やその不動倉などの鑰(かぎ)または神社・神主家の印などで、それらの印は国衙領や神領文書に捺され、その鑰は穀倉開閉に重視された。そのため印鑰を印殿に祀る印鑰神社が国府近くに建立されており、本社もその一つであろう。
日向国府は、今の西都市三宅に置かれたと考えられており、国分寺跡(県史跡)や国分尼寺跡とみられる遺蹟が近くにあり「続日本記」天平勝宝八歳(756)の記述から、日向国分寺もこのころすでに建立されていたとみられている。
ご社殿
ご社殿
入口鳥居
電話番号
(0983)43-4767
郵便番号
881-0005
住所
西都市大字三宅2844番地
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
旧社格
無格社
社殿
本殿(流造)7.5坪 拝殿(流造)6坪
創立年月日
不詳
例祭日
十一月二十七日
最寄ICからのアクセス
西都ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR日向新富駅より西都方面へ車で約25分