宮崎県の神社
加江田神社(かえだじんじゃ)
伊弉諾大神が檍原で禊された所として、元加江田村字中原という所に鎮座された。寛文二年(1662)の大地震の時、海辺の一村は沈み、田畑高八五〇〇石が損失し、その他末社斟八神社の社領も海に没した。その時河野某なる者、ご神体を泥海の中から辛うじて奉り、字仮神という所に小社を過構えた。寛文十二年(1672)九月十八日字丈之馬場へ遷し奉った。寛政十一年(1799)九月二十九日ご殿並びに舞殿等を再興する。
此社は往古より加江田伊勢神明宮と称し、日向国旧社の一社である。ことに皇室の大祖たる天照大神ご出生の霊蹟と云い伝えられ維新の際加江田神社と改称、郷社に列せられる。
維新以前は、飫肥藩崇敬社としてご神殿、祭具等伊東家のご紋を彫刻され、毎年二、六、九月の例祭には領主自ら参拝された。祭典時には神事料、玄米弐石弐斗八升を下賜されたと伝えられている。天照大神が上古天の長田狭田に御田作られし古事に準じ、毎年三月の例祭には社人牛を用いて田作りをする。その時松葉を苗として植える。里人は祭典修めを待ち其の苗を申し受け、我が家の守り神として謹んで拝するのである。
ご社殿
正面鳥居
末社 斟鉢神社
郵便番号
889-2154
住所
宮崎市学園木花台桜一丁目29番地4
御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉美命(いざなみのみこと)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉美命(いざなみのみこと)
旧社格
郷社
社殿
本殿(神明造)5.8坪 拝殿(流造)20.4坪
寛政十一年(1799)造営、飫肥藩伊東家寄進
寛政十一年(1799)造営、飫肥藩伊東家寄進
創立年月日
不詳
例祭日
3月3日(お伊勢神楽奉納)
主な祭典
旧6月第2卯の日 夏祭・御神幸祭
11月23日 秋季大祭
11月23日 秋季大祭
神楽
伊勢神楽
毎年3月3日の春の例大祭で五穀豊穣を祈願して舞われています。一時は舞手が一人になってしまい廃絶の危機にありましたが、平成19年から地元の子供たちへの指導にあたるなど継承に努め、平成25年10月15日には伊勢の式年遷宮で奉納されました。
毎年3月3日の春の例大祭で五穀豊穣を祈願して舞われています。一時は舞手が一人になってしまい廃絶の危機にありましたが、平成19年から地元の子供たちへの指導にあたるなど継承に努め、平成25年10月15日には伊勢の式年遷宮で奉納されました。
駐車場
有り
最寄ICからのアクセス
清武南ICより木花方面へ車で約15分
最寄駅からのアクセス
JR木花駅より車で約7分