宮崎県の神社
八幡大神社(はちまんだいじんじゃ)
高千穂町の中央部下野川流域に位置する字八幡に鎮座する。
建久三年(1192)岩戸山裏村(現在の上岩戸)二ツ岳に顕現の正八幡を大神朝臣大太郎惟元が御神託をうけて奉祀したのが創祀とされている。社殿の創建は宝治二年(1248)勅命をうけ比叡山延暦寺鶏足院から使僧普安歓心大師が下向、翌宝治三年(1249)六月十六日別当寺八幡山無量寿院鶏足寺とともに成就、大神高千穂太郎政信公自ら四百余騎を引きつれて祭礼を奉仕したと伝えられている。その後社殿が大友宗麟の兵火で焼失する等の星霜を経て明治維新に別当寺が廃寺となり、明治四年村社に列し、昭和三年郷社となる。
現在の本殿は天明四年(1748)に建立されたもので、拝殿は昭和十三年五月改築されたものである。
また、下の弓道場は昔は大きな池であった。天正六年三月(1578)豊後国(大分県)大友宗麟の兵火により社殿が炎上した時、その池から大蛇が立ち上がり、火を消そうと池の水を浴びては火に立ち向かった。しかしとうとう力尽き、東の方二百㍍程の草原で息絶えた。村人らはとても悲しみ、長々と倒れていた大蛇の頭と尾の所に供養の石を建てた。その地を「長尾野(ながおの)」と呼び、今も集落名となっている。
ご社殿
入口鳥居
ケヤキ(国指定天然記念物)
電話番号
(0982)77-1502
郵便番号
882-1412
住所
西臼杵郡高千穂町大字下野569番地
御祭神
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
品陀和気命(ほんだわけのみこと)
息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
合祀
素盞鳴命(すさのおのみこと)
櫛名田姫命(くしなだひめのみこと)
品陀和気命(ほんだわけのみこと)
息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
合祀
素盞鳴命(すさのおのみこと)
櫛名田姫命(くしなだひめのみこと)
旧社格
郷社
社殿
本殿(流造)9.3坪 拝殿 18坪
創立年月日
建久三年(1192)
例祭日
九月十五日
文化財
ケヤキ(国指定天然記念物) 昭和26年6月9日指定
樹齢八〇〇年の老木。いくつもの時代を越えて社殿を守り、年々の様子と朝夕お参りされる人々を静かに見守り続けている。
イチョウ(国指定天然記念物) 昭和26年6月9日指定
宮崎県内では高岡町「去川のイチョウ」に次ぐ巨樹で樹齢八〇〇年の老木。
伝えでは、八幡宮の別当寺鶏足寺の寛信和尚が比叡山延暦寺鶏足院で修行された後、持ち帰り植樹されたといわれる。
平成五年八月の台風で南側の低い枝が折れ、切り口から細菌が入る恐れがあったため、平成八年に宮崎県費補助を受け、樹木修理をおこなった。
樹齢八〇〇年の老木。いくつもの時代を越えて社殿を守り、年々の様子と朝夕お参りされる人々を静かに見守り続けている。
イチョウ(国指定天然記念物) 昭和26年6月9日指定
宮崎県内では高岡町「去川のイチョウ」に次ぐ巨樹で樹齢八〇〇年の老木。
伝えでは、八幡宮の別当寺鶏足寺の寛信和尚が比叡山延暦寺鶏足院で修行された後、持ち帰り植樹されたといわれる。
平成五年八月の台風で南側の低い枝が折れ、切り口から細菌が入る恐れがあったため、平成八年に宮崎県費補助を受け、樹木修理をおこなった。
最寄ICからのアクセス
北方ICより高千穂方面に車で約45分