宮崎県の神社
二上神社(ふたがみじんじゃ)
高千穂町と五ヶ瀬町の境界に位置する二上山は、南西の男岳、北東の女岳からなり、当社は北東山ふもとに鎮座する。(西山麓鎮座は現三ヶ所神社)
当社の由来は、古来二上山にあった二上大明神を東と西の山麓におろして祀り、醍醐天皇の昌泰六年(898)に創建されたと伝える(郡内神閣簿)。永正八年(1511)十二月十九日三田井右武の再建に預り若干の神領地が与えられた。明治四年に山附神社、更に明治三十四年一月二十九日に二神神社と改称、昭和九年には二上神社に復した。
二上山は『日本書記』に記された天孫降臨の山といわれ、『日向国風土記』逸文に出てくる高千穂の二上峯である。北麓に乳が窟があり天照大神の岩戸隠れに因んだ場所とも、あるいは当地方の伝説に出てくる鬼八のすみかとも伝えられる。永正八年(1511)辛己十二月十九日大神朝臣右武の棟札もあり三田井家の信仰が篤かった古社であることがわかる。神跡明細記に小谷内(神社鎮座地)を子種落ともいうと書かれていることから、「イザナギ、イザナミ二神の神子種生み給う所」とも伝えられている。二上山の右に神塚山があり、高屋山陵のことでもあるといわれている。
ご社殿
入口鳥居
参道
電話番号
(0982)73-5621
郵便番号
882-1102
住所
西臼杵郡高千穂町大字押方2375番地ノ1
御祭神
伊邪那岐尊(いざなきのみこと)
伊邪那美尊(いざなみのみこと)
伊邪那美尊(いざなみのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(流造)8.75坪 拝殿(入母屋造)5坪
創立年月日
不詳
例祭日
5月3日
最寄ICからのアクセス
北方ICより高千穂方面へ車で約1時間