宮崎県の神社
三須神社(みすじんじゃ)
当社は旧称若宮八幡宮と称し、治承三年六月二十五日土持相模守栄綱の勧請と伝え、土持氏の井上城築城の際その鬼門除けに創建したといわれる。
山林境内は東西南北に亘り、約三町四方を寄付されたもので、六月二十五日を小祭、十二月二十五日を大祭と定められ、両度の祭礼は年々欠かすことなく、また領主よりの代参も欠かすことなく行われ、神領高三石一才、神領米三十石の寄付も行われた。
その後、慶長十九年(1614)有馬左衛門尉直純、同康純が御神殿を再建し、天和三年(1683)にも有馬周防守永純が再興し、神領五石を寄進した。
元禄五年(1692)には三浦壱岐守明敬が神領米三石一才を寄付し、寛永八年(1631)に神殿の再興を行っている。その後牧野氏領主となり、牧野備後守貞通は先例に倣い、相次いで社殿の再建や献上米の寄進を行い、次いで明和元年(1764)には内藤能登守政陽がご神殿の修復をするなど歴代領主氏子の篤い崇敬を受けていた。
『日向地誌』によると、誉田別命を祀っていたが、明治四年付近の大将軍社、天神社を遷座合祀して三須神社と改めた。社中に縣領主土持氏の鎧冑一領を納めるとある。
ご社殿
ご社殿
正面鳥居
電話番号
(0982)32-2520
郵便番号
882-0881
住所
延岡市三須町648・649番地
FAX番号
(0982)32-2538
御祭神
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
品陀和気命(ほんだわけのみこと)
息長帯毘売命(おきながたらしひめのみこと)
品陀和気命(ほんだわけのみこと)
息長帯毘売命(おきながたらしひめのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(流破風造)5坪 拝殿(流破風造)13.2坪
創立年月日
治承三己亥年(1179)六月二十五日
例祭日
十二月六日
最寄ICからのアクセス
延岡ICより車で10分
最寄駅からのアクセス
JR南延岡駅より車で10分