宮崎県の神社
三輪神社(みわじんじゃ)
本社は上古、大己貴命、豊葦原を巡狩して国家を経営される時、この地に来られ住まわれた、その処を青谷城山(あおぎやま)と言う。
此処に後人が命の幸魂、奇魂を祀って青谷城神社と尊称し、後に三輪大明神と号した。
吉野、天下等にも神領があり、霊験赫灼として守護されたが、余りにも村里にも離れていたため、高角折原という処に社殿を遷し、神戸神地を寄進して人々が広く厚く崇敬した。
元正天皇の御宇、大神大納言惟資卿が当国の守護となったが、三輪明神は大神氏の祖先であるので、深く本社を崇敬し、養老二年六月二十五日知門瀬前川原と言う所に宮地を卜し、神殿、拝殿、舞殿、楼門、鳥居等を修繕して大明神を遷座し、社運隆盛を極めた。依ってこの時を神社勧請の人定めたと言う。
その後、兵乱打続き、社殿も兵火に遭って焼失し、神宝、旧記等悉く烏有に帰して、久しき年月の間に野原と化してしまっていた。
三輪の里人等はこれを歎き、古の遙宮所(らんびどころ)に社殿を設けた。これが現在の三輪神社であって、明治四年大年神、宇食持命、罔象女命、市杵島姫命を合祀して三輪神社と改称し、村社に列せられた。明治三十九年四月神饌幣帛料を供進すべき神社として指定された。
本社は一郷の大社として、国司郡司の祈願所となり、天文年間の間は松尾城主、土持日向守親佐、同弾正少弴親成、寛永寛文の頃は有馬左衛門佐直純、同左衛門佐康純、それより下って延享の頃には延岡城主牧野備後守貞通、宝暦以降にいたっては内藤能登守政陽、同備後守政脩、同備後守政順等の各城主が社殿の再興、修築を行い、極めて崇敬深い御社であった。
ご社殿
正面鳥居
ご社殿
電話番号
(0982)32-2520
郵便番号
882-0883
住所
延岡市三輪町1065・1066番地
FAX番号
(0982)32-2538
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
大年神(おおとしのかみ)
宇食持命(うけもちのみこと)
罔象女命(みずはのめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
大年神(おおとしのかみ)
宇食持命(うけもちのみこと)
罔象女命(みずはのめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
旧社格
村社
社殿
本殿(流破風造)4坪 拝殿 2.4坪
創立年月日
養老二戊午年(718)六月二十五日
例祭日
十二月十五日
最寄ICからのアクセス
延岡ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR延岡駅より車で約10分