宮崎県の神社
三島神社(みしまじんじゃ)
古記録によると、寿永元年壬寅の創立で、享保五年(1720)十一月十五日、飫肥藩主伊東家の産土神三島神社(伊豆国田方郡三島町鎮座)の祭神大山祇神の分霊を奉持して、隣村外浦港に上陸、古来大堂津に三島の森といわれていた鎮守の杜に、勧請されたという。寛永年間奉納の石燈籠と寛文二年ご造営の棟札が残っており、享保以前にもご造営があったことが明らかである。享保の勧請後は開運勝利の神として藩主の尊崇篤く、参勤交代の往路、帰路には必ず立ち寄り、毎年例祭には三石六斗の寄進があり、藩主の代拝を待って祭りが行われていた。
その後造営は宝暦三年(1753)九月、文化十二年(1815)九月と重ねられた棟札が残っており、改築修理は全部伊東藩主においてなされていた。明治の始め内門町の大火により社殿が焼失したが、藩主・氏子の協力により再興された。明治四十年二月、神饌幣帛料を供進すべき神社に指定され、大正九年二月村社に列せられた。
末社には恵比須神社、稲荷神社があり、御旅所の住吉神社は昭和五十五年に復元新築した。現在では、大堂津漁港を守る海の守護神として、氏子七百余戸により崇敬されている。秋の例祭のほか、夏の御神幸祭には獅子二頭舞が出て賑わう。
ご社殿
参道入口鳥居
境内社
電話番号
(0987)64-0509
郵便番号
889-3143
住所
日南市大字下方4586番地イ号
FAX番号
(0987)64-0509
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
合殿 八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
大禍津日神(おおまがつひのかみ)
神直日神(かむなおびのかみ)
底津海童神(そこつわたつみのかみ)
中津海童神(なかつわたつみのかみ)
表津海童神(うはつわたつみのかみ)
底筒男神(そこつつおのかみ)
中筒男神(なかつつおのかみ)
上筒男神(うはつつおのかみ)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
合殿 八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
大禍津日神(おおまがつひのかみ)
神直日神(かむなおびのかみ)
底津海童神(そこつわたつみのかみ)
中津海童神(なかつわたつみのかみ)
表津海童神(うはつわたつみのかみ)
底筒男神(そこつつおのかみ)
中筒男神(なかつつおのかみ)
上筒男神(うはつつおのかみ)
旧社格
村社
社殿
本殿(流造)10.5坪 拝殿(入母屋造)29坪
創立年月日
寿永元年(1182)
例祭日
十一月十五日
主な祭典
夏 神幸祭
最寄ICからのアクセス
田野ICより日南方面へ車で約1時間
最寄駅からのアクセス
JR大堂津駅より車で約5分