活動の歴史
神職子弟の集い
神職後継者養成の趣旨に則り少年期より神社に親しみ、神職子弟相互の仲間づくりを目的として、昭和四十八年八月第一回の「神職子弟の集い」が開催された。
斯界では核家族化による家庭祭祀の衰退、占領下での神道色の著しき払拭と戦後の個人主義に偏った教育の在り方等により、敬神の念の希薄化が叫ばれている。そうしたことで、神職後継者の養成が如何に肝要であることか。そのことに思いを致し本事業を実施したことは、特筆すべきことである。
第一回(宮崎市・昭和四十八年八月七・八日)
記念すべき第一回は、宮崎神宮にて十四人の子弟を集めて開催された。宮崎神宮社務所において開会式の後、参拝、同宮巫女による豊栄舞や社殿を見学した。夜は天皇皇后両陛下御参拝記念の映写会を行った後、西神苑に営火を囲みつつ、花火、西瓜割りなどに興じた。二日目は、青島神社を参拝。海水浴の安全を祈願し、半日を青島海水浴場で過ごす。神宮会館でお別れ昼食会と反省会を行った。
第三十四回(宮崎市青島・平成二十六年七月二十二日~二十四日)
福島県・宮崎県神道青年会合同神職子弟の集い(当日パンフレット(PDF)はこちら
~筑紫乃日向乃鴨就島、お日さまが呼んじょっじ~

東日本大震災から早くも三年の月日が流れた。畏くも天皇陛下におかせられましては、政府主催の東日本大震災三周年追悼式におひて、「この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝へ、防災に対する心がけを育み、安全な国土を築くことを目指して、進んでいくことを期待してゐます。」と述べられた。これからも国民みなが心を一つにして寄り添っていき、被災地に一日でも早く、安らかな日々の戻ることを願はれ、御霊への追悼の言葉とされた。
しかしながら、懸命に再建の槌音が響くも被災地全体の復興には未だ程遠く、様々な問題が指摘されてゐるのが現状である。特に岩手、宮城、福島の三県を中心に、津波と原発事故による被害で、仮設住宅での生活を余儀なくされる人々は、今なほ約二十六万七千人を数へる。子供達も例外ではなく、避難生活の長期化やそれに伴う家庭環境の悪化、安心して外で遊べないことによる運動不足、肥満増加など心身への影響が懸念されてゐる。
もとより地域復興の中心となるべきは神社であらなければならない。その担ひ手である神職子弟を宮崎の地に招き、心ゆくまで外で遊び、日本が四季折々の豊かな自然に恵まれた美しい国であることを肌で感じていただきたい。宮崎県ならではの灼熱の太陽の下で英気を養ひ、また両会会員ならびに子弟の交流を通して、被災地の現状をつぶさに伺ひ知ることが今後の支援活動に繋がり、早期復興への一助となることを願ひ本事業を開催した。
○事業は青島神社(宮崎市青島鎮座)ご社頭において、全国の皆様より寄付された震災義捐金にて開催させて頂きました。
活動年表
回数 | 月日 | 場所 | 会長 | 備考 |
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1 | 昭和48年8月7日~8日 | 宮崎市 宮崎神宮・青島神社 | 中原捷博 | |
2 | 昭和49年8月9日~10日 | 宮崎市 宮崎神宮 | 岩切重信 | |
3 | 昭和50年7月 | 西都市 都萬神社 | 岩切重信 | |
4 | 昭和51年8月 | 宮崎市 住吉神社・フェニックス自然動物園 | 岩切重信 | |
5 | 昭和52年8月9日~10日 | 都農町 都農神社・東洋タイヤテストコース見学 | 岩切重信 | |
6 | 昭和54年8月8日~9日 | 南郷町 霧島神社・後浜海水浴場 | 岩切重信 | |
7 | 昭和55年7月30日~31日 | 西米良 児原稲荷神社・米良神社・一ツ瀬ダム見学 | 長友隆二 | |
8 | 昭和56年7月29日 | 日向市 五十猛神社・はまぐり碁石工場・小倉ヶ浜海水浴場 | 長友隆二 | |
9 | 昭和57年7月28日 | 高崎町 東霧島神社・関之尾滝・御池 | 長友隆二 | |
10 | 昭和58年8月4日 | 宮崎市 青島神社・青島海水浴場 | 串間正捷 | |
11 | 昭和59年8月30日~31日 | 南郷町 霧島神社・後浜海水浴場・キャンプ | 串間正捷 | |
12 | 昭和60年8月5日 | 新富町 春日神社・新田原基地 | 日高久光 | |
13 | 昭和61年8月8日 | 三股町 御年神社・南日本酪農工場 | 日高久光 | |
14 | 昭和62年7月29日 | 日向市 大御神社・細島ウラン濃縮プラント・伊勢ヶ浜 | 本部雅裕 | |
15 | 昭和63年8月5日 | 宮崎市 住吉神社・フェニックス自然動物園 | 本部雅裕 | |
16 | 平成元年8月22日~23日 | 南郷町 霧島神社・後浜海水浴場・目井津港 | 宮田義和 | |
17 | 平成2年8月10日 | 宮崎市 住吉神社・フェニックス自然動物園 | 宮田義和 | 御神田風鎮祭、除蝗祭参列 |
18 | 平成3年8月19日 | 都城市 関之尾滝・南日本酪農工場 | 永友宗範 | |
平成4年8月12日 | 台風の為中止 | 永友宗範 | ||
平成5年8月13日 | 台風の為中止 | 原賢一郎 | ||
19 | 平成6年8月6日 | 宮崎市 青島神社・青島海水浴場 | 原賢一郎 | |
20 | 平成8年8月26日 | 木城町 比木神社・絵本の郷・川原キャンプ場 | 戸高俊一 | |
21 | 平成9年8月11日 | 日向市 黒田の家臣・馬ヶ背・御鉾ヶ浦海水浴場 | 戸高俊一 | 日向会員空手演舞 |
22 | 平成10年8月6日 | 日南市 鵜戸神宮・富土海水浴場 | 戸高俊一 | 鵜戸神宮本殿清掃 |
23 | 平成11年8月25日 | 新富町 新田原基地・富田浜海水浴場 | 壱岐和史 | |
24 | 平成12年8月21日 | 宮崎市 住吉神社・フェニックス自然動物園 | 壱岐和史 | |
25 | 平成13年8月25日 | 宮崎市 北方領土問題地域青少年育成・オーシャンドーム | 伊藤俊郁 | |
26 | 平成14年8月23日 | 高原町 狭野神社・皇子原公園 | 伊藤俊郁 | |
27 | 平成16年8月7日 | 宮崎市 宮崎神宮・護国神社・県総合博物館 | 前田瑞国 | 雅楽の夕べ 於平和台 |
28 | 平成17年8月8日 | 日南市 飫肥城周辺・北郷蜂之巣公園 | 伊東健治 | |
29 | 平成18年 8月9日 | 高千穂町 高千穂神社・高千穂峡 | 伊東健治 | |
平成19年 | 台風の為中止 | 長友安隆 | ||
30 | 平成20年8月6日 | 南郷町 日之御崎神社・南郷プリンスホテル | 長友安隆 | |
31 | 平成21年7月29日 | 三股町 御年神社・高城観音池公園・からくり花火 | 長友安隆 | 古事記読み聞かせ |
平成22年 | 口蹄疫の為中止 | 長友安隆 | ||
32 | 平成23年8月19日 | 川南町 口蹄疫鎮魂祭 | 串間祥亮 | |
33 | 平成24年8月20日~21日 | 鹿児島県 大河原峡キャンプ場・大淀川源流 | 串間祥亮 | 鹿児島県神青会合同 ブログはこちら |
34 | 平成26年7月22日~24日 | 宮崎市 青島神社・青島海水浴場 ※東日本大震災復興支援事業 | 野迫武士 | 福島県神青会合同 ブログはこちら 1 2 |
35 | 平成27年7月30日 | 野尻町 霞神社・のじりこぴあ | 串間慶士 | |
36 | 平成28年7月28日 | 日向市 立磐神社・石並川キャンプ場 | 串間慶士 | ブログはこちら |
37 | 平成30年8月8日 | 宮崎市 青島神社・青島海水浴場 | 佐師正教 | 福島県と合同開催(復興支援事業) |
38 | 令和元年7月29日 | 宮崎市 米作りについての紙芝居 | 黒木興輔 | 大嘗祭奉祝御神田行事除蝗祭併風鎮祭に併せて開催 |
39 | 令和4年5月6日 | 綾町 綾川荘・火起こし体験 | 佐師慶保 | 次世代事業部会 |

平成20年

平成21年

平成24年(鹿児島県神道青年会合同)

平成26年(福島県神道青年会合同 東日本大震災復興支援事業)

平成27年(都城地区担当 霞神社正式参拝)

平成28年度(県北地区担当 立磐神社正式参拝)
