宮崎神青ブログ - 201908のエントリ

後継者北方領土四島交流訪問事業➂

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その他
執筆 : 
sashi 2019-8-27 18:36

早くも➂話ですね・・・

 

ちなみに⓾話ぐらいあるそうです。

 

それではどうぞ

 

 

~第三話~

 

根室の朝は早い。日本一早い日の出が見られる場所。六月初旬の日の出時刻が午前三時四十分頃とは想像を絶する。どうせなら朝日を見ようと五時に起床、すかさずホテル内屋上展望台へ直行。まさかの雨・・・。しかも寒い。寒すぎる。

 

朝食会場は七時オープンなので、時間を持て余す。とりあえず小雨なので外を散策してみようとホテル玄関を出ると、Sさんジョギングから帰還。花咲港まで走ってきたとのこと。(先輩、何時に起きて走ったんすか?) ホテル近辺の散策をしていると北方領土返還に関する看板やモニュメントが多い。返還要求運動の先頭に立つ根室の熱き思いに触れる瞬間であった。

併せて標識や看板は日本語、英語、ロシア語で表記されているものも多く、ロシアとの交流も盛んに行われているのだなと実感をした。

 

 

 

六月七日朝八時半、千島会館に集いし六十三名の精鋭はいよいよ出発のときをまつ。二台のバスに乗り込み根室港琴平岸壁へと向かう。狙ったわけではないのだが前席は副隊長である。調査兵団がドラえもんを抱きしめ、声真似で何事かをつぶやいている。気になる。気になる。いや、気にならないわけがない。 「大丈夫ですか?」何度もこの言葉が漏れそうになる。しかし十分ほどの車中ではその問いを口にすることは叶わなかった。

 

根室港琴平岸壁に到着し、隊長による出陣挨拶ののち隊員番号順に乗船となる。鍛えられた隊員はI教官の点呼に大きく短くはっきりと返事し、乗り込んでいく。

 

港には見送りに来てくれた多くの人々。沢山の「いってらっしゃーい」に、隊長の音頭に合わせ「行ってきまーす」と答える。だが、ただ一人だけ「行ってきまーす」がドラえもんの声真似である。しかもスマホにて自撮りしているではないか。意を決し尋ねようとした瞬間、勇気ある青年隊員が「何やってんすか?」我より先に聞いたのである。副隊長すぐさま返答する。「旅するドラえもんという設定で自分のSNSにアップするの!!」。 なるほど。今回は色々な設定がありそうなので、深く考えてはいけないと悟ったわけである。 空港で初めて声真似を聞いた時よりおよそ二十時。そのクオリティは向上している。「練習や努力は嘘をつかない」まさにこのことだと確信した。

 

船は入域検査を行う国後島に向かい進む。それぞれ荷物を手に部屋へ分かれる。四人部屋の船室は広すぎず狭すぎず快適である。部屋を同じくする四人が揃い手身近に挨拶を済ませ、各々荷物を整理し全体集合の船内放送を待つ。メンバーは鹿児島のKさん。三重のH君、福岡のA君。みな人当たりが良く上手くやっていけそうである。 十一時より昼食との船内放送を受け部屋に戻る。食堂兼集会場にてカレーを頂くのだが、これが美味すぎる。おかわりまでしっかりと頂き入域検査に備える。

 

いよい眼前には雄大な自然を誇る国後島が見えてくる。港近辺にはカラフルな建造物が立ち並び、山の麓からは温泉の蒸気らしきものが立ち昇る。

ここで、ロシア側から入域検査担当者が「はしけ」にて近づいてくるので、全隊員に部屋での待機命令が下る。一切部屋から出ることは出来ない。書類審査に費やされた時間およそ一時間半。次に、書類の写真と本人が間違い無いかの確認が始まる。隊員番号順に整列し、確認後そのまま部屋へ戻りまた待機。ロシア側の実効支配を強く感じる瞬間である。

 

入域検査後、食堂兼集会場において事後活動の説明及びロシア語講座が行われる。 今回の通訳同行者は十名。約二時間、言語は勿論、マナーなども学び上陸へ備える。 ロシア語講座の後は、甲板や食堂兼集会場にて隊員との交流を図り夕食を待つ。

 

昼飯喰いすぎで腹へってね~(*_*)

 

 

 

 

四話へつづく

南那珂支部活動

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活動報告
執筆 : 
sashi 2019-8-11 18:40

8月9日

宮崎県神道青年会 第21代 野迫会長のお墓に6名でお参りさせていただきました。

 

野迫会長は、平成28年に志半ばでお亡くなりになりました。

 

お参りの後、野迫会長の実家に伺い、また70周年記念式典において 

 

記念表彰を受けられましたので、

 

その感謝状を佐師前会長より野迫会長の お父様にお渡ししました。

 

 

野迫会長のご両親にご挨拶を済ませた後は、

 

日南市南郷町に建立された忠霊塔の清掃を行いました。

 

 

南那珂支部は、宮崎県神道青年会が大東亜戦争終結70年の際に、

 

宮崎県の慰霊碑を1冊の本に纏め発刊しましたが、

 

その年より年に数回各地区の清掃活動を行っています。

 

南郷町忠霊塔碑文

戦火の度に悲しみや苦しみに耐え浸食を忘れ銃後を守り続けた英霊の母、 妻子の像を南郷町遺族会員等の浄財をもって没者を合祀する忠霊塔の一角に 建立しここに改めて不戦の誓いをこめ、英霊の悲願とした世界平和をき求し、 これを伝え永久に不滅の魂魄を鎮め奉らむ。

 

 

 

台風が接近していますが、ご祖先のお墓参りはもちろんのこと

 

地元の慰霊碑、忠霊塔また宮崎県護国神社にもご参拝していただけると

 

現在の日本の礎を築かれたご英霊も喜ばれるのではないでしょうか。

 

 

後継者北方領土四島交流訪問事業

カテゴリ : 
その他
執筆 : 
sashi 2019-8-1 20:49

続きが気になって早く投稿してとのお声がありました

 

たぶん・・・

 

それではどうぞ!!

 

~第二話~ オイオイ!マジかよっ!!隊長・副隊長揃ってファンキー過ぎっだろっ!

只ならぬ雰囲気の中始まる作戦会議。司会も目立つ。司会を務めるのは北対協(北方領土問題対策協会)からお越しのI教官。出で立ちハンパない。黒系ストライプスーツに黒いシャツ、角度のエグイ眼鏡(サングラスのときはもっと凄い)。足元に目を向けると、脱走者は絶対に逃がさないと主張する黒いスニーカー(エアー入り)。 俺、来るとこ間違ったのか・・・?(I教官、ほんとは優しくて良い人です)

いやいや、ご来賓席には北対協から鈴木茂雄様、根室市より副市長竹本勝哉様がお越しくださり、出陣へ向けて激励の言葉を頂いた。続いていよいよ隊長による結団宣言の挨拶である。

会場内の緊張は極限に近づく。どのような第一声なのか。胸の鼓動は激しさを増す。 「皆さんこんにちは。今回団長を務める、神戸学院大学教授のOです。」淀みなく遥か遠くまで届きそうな爽やかな声。さすが隊長!声通るな~。

隊長はこの作戦計画を練るにあたり、三つの「継ぐ」を意識したとの事である。

①元島民の想いを次世代に②北対協の紡いできた輪を③友情・友好を この三点の「継ぐ」を心に刻み作戦実行に励めよ、との訓示に心を掴まれる。

そして、この色丹島上陸作戦における最大のミッションが明かされることとなる。 その作戦名は、「第4回アニメ・オタク文化青年サミットin色丹」である。

作戦内容としては、副隊長の本業である漫画イラストによる、ちびキャラ・ゆるキャラを駆使し、お互いの心を近づけ、コスプレショーを行うことにより、更に交流を図るというものであった。

この作戦決行の為、隊長・副隊長は自宅から調査兵団の恰好にて出陣したとの事。 そうか、調査兵団の恰好はコスプレだったのか。胸に溜まっていた澱はきれいに流れ落ちる。(但し、ドラえもんの件については未だ謎に包まれたままである)

訓示は続き、領土の返還ももちろん大事であるが先ずは「心の返還」を成し遂げ、その先にある領土の返還、返還後のビジョンを明確にしていかなければならないと仰せになられた。

最後に声高らかに誓いを立てられる。「ここに令和元年度第三回北方四島交流後継者事業訪問団の結団を宣言する」。この瞬間、任務遂行の日を迎えるまで隊長についていく事を心に誓った。

時刻も六時を過ぎ疲れが見え隠れする。朝八時からずっと移動していることに加え、飛行機の乗り継ぎの都合上昼飯も喰えない状況であったため猛烈に腹が鳴る。事務局席まで腹の音が聞こえたのか咄嗟に五分間の休憩が与えられることとなる。(ホントにタイトなスケジュール。でも早く終わらせ晩飯喰いたい。) 五分の休憩の後、いよいよ元島民である得能さんの講演である。

 

 

色丹島出身の得能氏は、十一歳にして占領という悲劇を味わった。四島への帰還を只管に願い返還運動に力を尽くしてこられた。元島民の平均年齢は八十を超え、更には六割の方が他界してしまったのが現状である。元島民の想いは返還の実現するその日まで必ずや繋いでいかなければならないと決意を新たにした。

得能さんは二年連続語り部として宮崎県へ来県しており、今回の再会はおよそ七ヶ月振りである。会うたびに違う話を考えてこられ、夜は一緒に酒を酌み交わす。宮崎県民会議にとって得能さんは返還へのシンボルと言っても過言ではない。北方領土マスコットであるエリカちゃんに勝るとも劣らない人気である。

得能さんには、今回も特別なネタ(話)を頂けるよう宮崎特産のマンゴーという名の賄賂を渡すことにも成功した。ネタの提供は船中で期待できそうである。

諸手続きを終え、時刻は八時を廻り宿舎前で解散。決起集会の隣席であった鹿児島のKさんと杯を交わしていると、電話番号を聞きそびれ別行動となっていたSさんが同じ店に。日本の最北の地・北海道、その東端の根室にてなぜか南九州三人組は集まったのである。

「北の勝」なる日本酒を酌み交わしつつ、根室の夜は更けていく。

 

 


 

三話へ続く